『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』最強ハゲ2人無双(4DX吹き替え版ネタバレなし+ネタバレ感想)

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』最強ハゲ2人無双(4DX吹き替え版ネタバレなし+ネタバレ感想)

今日の映画感想はワイルド・スピード/スーパーコンボ(原題:(原題:Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)です。

個人的お気に入り度:6/10

一言感想:頑張れ!イドリス・エルバ!(でも勝てるわけない)

あらすじ

人類最強のハゲ2人が共闘します。

人気アクションシリーズ『ワイルド・スピード』のスピンオフ作品です。
このシリーズは作られるたびに偏差値が下がっていく印象がありましたが、今回はもうバカですか何か?な感じになってて実にいいですね。
爽やかな夏にぴったり、予告の印象そのままの娯楽映画を期待すればそれでOKという単純明快な内容となっております。

その魅力は単純明快です

本作の目玉と断言できるのは、人類最強のハゲ2人であるロック様(ドウェイン・ジョンソン)とジェイソン・ステイサムがコンビを組んでアクションをしまくるということ。
言い換えれば「人類最強のハゲ2人をどうやってイチャイチャさせながらド派手に戦わせるか」だけに注力している、とってもわかりやすい、脳みそを全くはたらかせなくてもいいよな内容なわけです。

さらに、本作は「凸凹コンビが初めはお互いを邪険にしていたけど次第に仲良くなっていき抜群のコンビネーションを見せる」という典型的な“バディもの”でもあるんですよね。
この手の映画は『ミッドナイト・ラン』『48時間』『メン・イン・ブラック』『トイ・ストーリー』など古今東西たくさん作られていたのですが、それをロック様とステイサムでやってみようというコンセプト。それだけで素晴らしいではないですか。

このロック様とジェイソン・ステイサムそれぞれのキャラとしての個性を相対的に見せるシーンが多いというのも嬉しいところ。
例えば、初登場シーンから2人のファイトスタイルを象徴したセリフを言ってくれるんですよね。


※これは予告編の字幕であり、実際の本編とは異なります。

さらには『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でキーとなるキャラを演じていたヴァネッサ・カービーが華を添えているのがいいですよね。
2人のイチャイチャを邪魔せず、かつ彼女自身がしっかり魅力的で類まれな身体能力でしっかりアクションもこなすという、絶妙なバランスになっていました。

さらに、今回は『アトミック・ブロンド』『デッドプール』とただ派手なだけじゃない、技巧的なアクションで魅せてくれたデヴィッド・リーチ監督が登板。
「よくわからない」「チャカチャカして見にくい」ということが全くない、「空間」を感じさせる見せ場が実に上手いんですよね。

あと個人的にアガったのは、敵がバイクが変形するギミックを使って追いかけてくること。
うおおおおー!スッゲー!カッケー!と小学2年生の心で心で楽しめました。

あとは小さいほうの最強のハゲと大きいほうの最強のハゲが大暴れ。以上。ああ、もう、幸せ。これ以上言うことはない内容となっております。

あと、「スーパーコンボ」っていう邦題が最高じゃね?
いい感じのバカ感と、人類最強のハゲ2人が戦うお得感に溢れ切ってます。

全編気の毒なイドリス・エルバ(野暮な不満点)

そんなわけで楽しい!YEAH!で終わっていい内容なんですが、気になってしまったこともあります。
それは悪役のイドリス・エルバごとき(超失礼)1人じゃ到底ロック様とステイサムのタッグに敵うわけないだろと思ってしまうこと。
いくら強化スーツで武装しようが、かなり負け戦を強いられているように見えてしまって可哀想に思えてくるレベル、「もうやめて!とっくにエルバのライフはゼロよ!」にならざるを得ないではないですか。

イドリス・エルバは『マイティ・ソー』や『ダークタワー』などでしっかりアクションもこなしている実力派なのですが、いくら何でも相手が悪すぎる
じゃあ誰だったらロック様とステイサムと対等になれるんだと思うんだけど、特に地球上にはいないというのも心苦しいものがありますね。

うーん、せめてイドリス・エルバのほうにも誰かとタッグを組まされば良かったんじゃないかなー。
劣勢の悪役のほうを応援したくなるというのは微妙な気持ちにならざるを得ないんですよね。

他にも中盤の飛行機である第三者に話しかけられるシーンが本気でおもしろくもなんともなかったのは残念かな…。

さらに、大人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終回のネタバレが待ち受けているという大きな罠が。うーん、そういうのは10年後とかにしてくれた方が…自分も超話題の作品なのでいつか観ようと(思いつつズルズルと引き伸ばしていたのだけど)ちょっと観る気無くしたなあ…。

あとはリアリティがさらにガバガバになっている気がしますが、これはそういう映画なので全然オッケーです。

4DX×吹き替えが最高の選択肢です!

今回は4DX×吹き替えで観たのですがめっちゃ良かったですね!
4DXにおけるメインの演出は“座席が動く”ということ、当然ライド感のある本作には演出がマッチしまくっているわけですね。

今回はスピンオフなので『ワイルド・スピード』メインシリーズよりは車に乗っているシーンは少なめとなっておりますが、それでもクライマックスの頭おかしい(褒め言葉)のアクションで演出が大盤振る舞いとなりますからね。そりゃ楽しいに決まってます。

そして吹き替え。
ロック様役の小山力也とステイサム役の山路和弘が最高なのは言うに及ばずですが、ヴァネッサ・カービー役が沢城みゆきであることをなぜ誰も教えてくれなかったんですか。峰不二子や実写映画版『アラジン』と同じく大人な女性にベストマッチですよ!
そして、前述したイドリス・エルバ演じる可哀想な悪役は山寺宏一担当。どんだけ豪華なんだ。
また、宮川大輔がゲスト声優ですがチョイ役ですし上手いので全く問題ありませんよ。

あ、そうそう。あちらでは「F○CK」を2回以上言うと問答無用でR指定になるけど1回までならセーフという謎ルールがあるんですよね。
で、PG-13指定の映画ではここぞいう時に「F○CK」をぶちかますことに密かな楽しみを見出しているんだけど今回も最高でした(吹き替えでもわかった)。
その「F○CK」のシーンも含め楽しみにしましょう!エンドロール後にもおまけがある(2種)のでお見逃しなく!オススメです!

以下はほんのちょっとだけネタバレで頭おかしい(褒め言葉)アクションシーンを振り返り↓まあネタバレも何もないようないな内容だから、未見で読んでもそんなに問題ないと思います



2人は戦い方が違います

2人の戦い方の違いを象徴しているのが、中盤で別々の部屋でセキュリティを突破するシーンですね。

ロック様側の突破方法

・敵は1人だけ

・アクセスは1回で解除

ステイサム側の突破方法

・敵は大人数

・アクセスは拒否されまくり

ここで「拒否!」「拒否!」と言われまくっている横で時間を持て余したロック様が腕立て伏せをやっているのは本作最大級の爆笑ポイントでしたね。

ふん縛っても勝てません

そのセキュリティを突破した後でロック様とステイサムはふん縛られて電流ビリビリの拷問を受けます。
客観的にみれば明らかにイドリス・エルバが優勢のはずなのに、この画なのに、それでもイドリス・エルバのほうが劣勢に思えるのは自分の気のせいでしょうか。

その後、火炎放射のどさくさに紛れて、明らかにロック様とステイサムは自力で鎖を引きちぎってましたからね。
やっぱり、こんなのに勝てるわけないよ!

あと、このイドリス・エルバ、姿を見せなかった上司(多分次作に以降にも登場)に命令されているという立場でもあるんですよね。
その顛末も可哀想だったし……彼の幸せを心から願ってしまうのは自分だけでしょうか。

筋肉版サマーウォーズ

ロック様は地元に帰って家族と再会、総出で脅威と迎え撃つことになります。サマーウォーズですかこれは?

これまでの『ワイルド・スピード』では血縁者ではない者たちが“ファミリー”となっていたけど、このスピンオフでは血縁のファミリーたちによる戦いになるというのもいいですね。
しかもその後は祭囃子で戦闘意欲をあげさせ大バトル!

こんなの…勝てるわけないじゃん…。
地味に「銃器を捨てているからヤバい」というハンデがあったんだけど、「衛星通信から武器の使用を数分だけシャットダウンできる」手段で対等な勝負に持ち込んでいたのも上手かったですね。全てはテクノロジーなんかよりも筋肉が一番強いというロジックを成り立たせるためにあります


※こちらの『サマーウォーズ』の主題歌「僕らの夏の夢」に合わせた予告も最高です。

それからは繋がれた車両いっぱいVSヘリを繋いだ大バトルですよ……

で……ラストバトルは『七人の侍』的に雨が降りしきる中でのロック様&ステイサムVSイドリス・エルバ…なんだけど、ここまで人類を超越した何かっぷりを見せていた2人と戦わざるを得ないエルバ側をずっと応援しながら観ていました。君は頑張ったよ!エルバ!


※劇中でジェイソン・ステイサムが出演した「ミニミニ大作戦」を思わせるセリフがあったのも嬉しかったですね。

(C)Universal Pictures

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  1. いいこま より:

    公開二日目で観てきました。
    4DX吹替版で観るつもりが時間の都合もあり2D吹替版で観たのが悔やまれるところですが、2Dでも自分は十分楽しめました(となると4DXならなおさらでしょうから時間見つけてまた観ようかと)。

    >言い換えれば「人類最強のハゲ2人をどうやってイチャイチャさせながらド派手に戦わせるか」だけに注力している、とってもわかりやすい、脳みそを全くはたらかせなくてもいいよな内容なわけです。
    >>ほんとその感覚で楽しんでしまうのが最善でしょうねえw(うん、そういう感覚で観に行ってよかった!)
    しかも「体格然りキャラ然り対照的どころか凸凹だけどどこか合ってる」のが個人的には想定できることだとしてもツボです。
    >あと個人的にアガったのは、敵がバイクが変形するギミックを使って追いかけてくること。
    うおおおおー!スッゲー!カッケー!と小学2年生の心で心で楽しめました。
    >>四輪と凸凹コンビのやり取りを目当てに観に行った自分ですらあの二輪はめっちゃアガっただけにもろ同意です。
    >それは悪役のイドリス・エルバごとき(超失礼)1人じゃ到底ロック様とステイサムのタッグに敵うわけないだろと思ってしまうこと。
    >>確かにそうですよねえ…。本編じゃ一人だけだと先読みされるから二人がかりでみたいな感じで、しかも最後はホブスとショウではなく組織に粛清された感じとはいえ、観てても「でも多分この二人の方が勝つんじゃね?」感はありましたし(ましてや二人がかりでやりだしてからは「これ、ブリクソン勝ち目ねえな」感が確定してしまいましたし)。
    とはいえ、二人がかりで協力してブリクソンをやっつけるさまは観ていて「こういうのが観たかった」と思ってたので俺得でしたが。
    >他にも中盤の飛行機である第三者に話しかけられるシーンが本気でおもしろくもなんともなかったのは残念かな…。
    >>自分はそこそこ楽しんでましたが、なくても問題ない感じですからねえ。
    >『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終回のネタバレ
    >>自分もまさかそこでされるとは思ってなかったです(観るつもりだったんですけどねえ)が、デップーの『127時間』ネタバレの件みたいな感じでとられてたので「まあ、ええか」と思うところもあったりします(ましてや言った人物が人物だけに)。
    >今回はスピンオフなので『ワイルド・スピード』メインシリーズよりは車に乗っているシーンは少なめとなっておりますが、それでもクライマックスの頭おかしい(褒め言葉)のアクションで演出が大盤振る舞いとなりますからね。そりゃ楽しいに決まってます。
    >>「4・5作目までと比べてやはりクルマ要素薄くなってるなあ」と思いつつも一方で「まあ、分かり切ってたしスピンオフだから本編より薄くても割り切る理由にはなるだろうな」と思ってたので少なくとも自分は「予告にもあったロンドン市内をマクラーレン720Sで疾走、基地内のバギー失踪、そしてサモアのピックアップトラック数珠つなぎ(あれはすげえわマジでwしかもニトロが今回も登場してたのはGJ)が観られたことだしスピンオフならこれぐらいでもいいか」って思ってました(そりゃもっとあったらいいなとも思いますが)。
    >そして吹き替え
    >>配役を公式サイトで初めて知ったときは「山寺氏まで来るとは…。贅沢すぎる」と驚いたのが記憶に新しいところです。
    >2人の戦い方の違いを象徴しているのが、中盤で別々の部屋でセキュリティを突破するシーンですね。
    >>あそこまで対照的すぎると笑うしかないですw(もしかしたらホブス側の一人がでかくて滅茶苦茶強いのかなと思ったら一発KOでしたし、ショウの方は拒否の嵐で「気の毒だなあw」と)
    >ふん縛っても勝てません
    >>「常人なら3回であの世行きだろうがお前らなら4回だろうなあ」みたいな感じの事を言ってましたが、「いやあ、5回でも死なねえだろうw」「まあ、勝つでしょうw」と思いながら観てましたねえ。
    >あと、このイドリス・エルバ、姿を見せなかった上司(多分次作に以降にも登場)に命令されているという立場でもあるんですよね。
    その顛末も可哀想だったし……彼の幸せを心から願ってしまうのは自分だけでしょうか。
    >>ブリクソンからすれば「ショウをぶっ潰したい」って思いはあったことでしょうしエティオンに妄信してるっぽいので自発的だったところはあるにせよ、上司からすれば「組織の信条を布教してくれる体のいい実験台」程度でしかなかったんでしょうやっぱ(何にせよ「廃棄処分」はほんとに気の毒な限りです)。
    ていうかエティオンは多分後の本編シリーズにも登場するんでしょうし観てみたい気もしますが、『ICE BREAK』のサイファーのこともあるだけに風呂敷広げまくってるなあ、と(もしかして、手を組むんじゃ)。
    >ロック様は地元に帰って家族と再会、総出で脅威と迎え撃つことになります。サマーウォーズですかこれは?
    >>本編みている間は考えつかず下に挙がってる動画を観てようやく気付いた感じですが、ほんとに「筋肉式サマーウォーズ」のタグがしっくりきすぎですw
    ショウ家、ホブス家の面々もまたのちに本編に出たりなんてことがあったら観てみたいものです(こっちの風呂敷の広げようは自分は好きです)。
    >劇中でジェイソン・ステイサムが出演した「ミニミニ大作戦」を思わせるセリフがあったのも嬉しかったですね。
    >>当該作品未見の自分もステイサム氏が出演していたこと(と、監督が『ICE BREAK』と同じであること)は知ってただけについ反応してしまいました。

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