
『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』いかにモラルに反しているかを全力で語る(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)
今日の映画感想は『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』です。
※大量にコメントをいただいたためネタバレに追記しています。「よかったよ!」と思う方もぜひお読みください。
個人的お気に入り度:2/10
一言感想:
あらすじ
チャラくてクズい神木隆之介がクズのまんま地獄でなんとなくうまくいく話。
あまりに映画が不愉快すぎたうえ、興行成績1位を取っているこの国に絶望したので、ギャグマンガ日和の西遊記の三蔵法師のような気持ちになってしまいました。
※上の画像出典はこちら
もうね、これは「クドカン(監督と脚本を務めた宮藤官九郎)だからしょうがない」で許せるレベルじゃねえですよ。
ストーリーがメチャクチャとかそういう問題はまだ些細なもんですよ。
以下、恒例の問題点の箇条書きです。
『TOO YOUNG TO DIE!』不愉快な10のポイント
(1)主人公がチャラくてクズい
あのね、神木隆之介は大好きな俳優なんですけどね、この映画の神木くんは合計15回くらいぶん殴りたくなったんですけど。
ことあることに「すいませんっした〜」みたいな態度でイライラするんですが、こいつが反省したり成長したりするシーンはほぼありません。
クズい主人公がクズのまま自己肯定して終わる。ギャラクシー街道かよ。
(2)ギャグの多くが「ベロベロバア」
ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルの『ハンサム★スーツ』の評にて、宇多丸師匠は「ギャグが全部ベロベロバアだよ!」と怒っていました。
このベロベロバアとは、要するにシチュエーションや行動のおかしみではなく、登場人物が変顔をしたり妙な行動をするだけで笑いを取ろうとするという浅い方法です。
赤ちゃんならいいけど、大人の鑑賞にはかなりキツイ。というか自分が観た回では劇場で笑っている人はほぼ皆無だったよ。
フォローしておくと、神木くんが正論なツッコミをするギャグのだいたいはおもしろかったです。
(3)本筋が雑なうえに脇道にそれまくり
本筋は真面目に進める気がないようでした。
たとえば主人公は「ジゴロックなるバンド大会で優勝すれば天国に行ける」ということを告げられるので、そのために努力や仲間との結束が描かれるのかな~と思っていたら、それらが全部なあなあで、しかもつまらないギャグ混じりで展開するので死ぬかと思いました。
自分はこれを「メチャクチャだからこそおもしろい」と肯定する気には到底なりません。
(4)物語が都合よすぎ
設定がガバガバで、すべてが「細かいことは気にすんな」な感じです。
なぜipadみたいなので「生き残ったのが誰かわからないニュース(それが無理やりミステリーになっている)だけ」を観るのか(ほかのニュースも観ればいいじゃん)、
なぜジゴロックは高校生じゃないと参加資格がないのか、
などなど、「なんでそうなるの?」という設定ばかりです。
いかに地獄でハチャメチャやるっていう内容であっても、最低限の説得力が必要でしょう。
※以下の意見をいただきました。
「高校生じゃないと参加資格がない」というのは、学生以外みんな角が生えていることから、地獄では年齢関係なく七回の転生チャンスを失ってない人が高校生扱いになってるからだと思います。
ニュースに関しても、他のニュースに言及しなかったのは主人公が自分が死んだという現実から目を背けようとしていたので自然な流れのように思えました。
(5)女性蔑視甚だしい
途中から皆川猿時が演じる巨漢の女性キャラが出てくるのですが、まあその描写がとにかく不愉快。
何がって「この女性はブスだから」っていうギャグというかイジメがてんこ盛りなんですよ。
主人公がそのイジメサイドに回るので、より彼のことが嫌いになれます。
※以下の意見をいただきました。
個人的に本作のブスネタは許容範囲でした。少し前に「ハゲネタは身体障害者差別か?」を思い出しますが、ブサイクにとって愛嬌は貴重な武器なんですよ。それを優しさと思いやりで奪う事にならないかと危惧してしまうのです。
それに昭和のお笑番組って再放送出来ない物ばかりだそうですし。
あと男性が演じてるのも配慮では無かったかな・・・と。
(6)カメラワークに酔いそうになる。
ハナっからカメラワークがグラグラしていて不快です。
撮影監督は誰かな〜と思っていたら今年1番の駄作『セーラー服と機関銃 -卒業-』の相馬大輔さんということで大納得しました。
でも『予告犯』ではまともだったのになんでこんなことになったの?自分は観ていないけど『天の茶助』でもグラグラカメラワークが大不評だったらしいし。
一応フォローをしておくと、カット割りが早めでテンポもよく、まだレンズフレアの画にも意味があると思えたので『セーラー服と機関銃 卒業』よりはだいぶマシでした。いやそれでも不快なんですけど。
(7)死を茶化すギャグが不謹慎
本作は軽井沢スキーバス転落事故の影響で、2月からの公開が延期されていました。
観る前は延期しなくてもいいんじゃないかと思っていたのですが、観るとこの判断は大正解だと納得しました。
なぜなら、本作では死を軽く扱い、茶化す不謹慎なギャグがてんこ盛りだから。
こういうギャグを扱うときには慎重にならないといけないと思うのですが、本作にはそんな気概が感じられない、はっきりいって笑えないうえに不愉快なんです。
何よりキツイのは、そもそものバス事故の原因。不謹慎を通り越して醜悪であるとさえ感じました。
この印象が何かに似ているなと思ったら、『ステキな金縛り』だった。こちらは個人的にはまだ許容範囲のデスギャグだったんだけど、本作は許せません。
(8)もうひとりの主人公にあまりに救いがない
長瀬智也演じる地獄の鬼の過去が描かれるのですが……もうその顛末がこれまた不愉快すぎてどうしようかと。
クズい神木くんよりもこっちを応援したかったのに……本当に悪い意味で泣きそうになりました。
(9)下ネタやグロネタも多い
これは一概に悪いところとは言えないんだけど、クドカンらしい下ネタがあり、1箇所だけギョッとするグロシーンもあります。
気持ちPG12指定と思ったほうがいいでしょう。
(10)モラルに問題ありまくり
これがいちばん大っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ嫌いな要素。
ほかの要素を10000歩譲ってもこれはダメ。
もう結末とか「ふざけんな」と心底思ったんですけど。
これを↓のネタバレですべてさらけ出すからな、覚悟しやがれ。
※以下の意見をいただきました。
これは作り手が「いい話」だと思って作っているものが、結果的に不謹慎になっちゃってる。だから心底不快だし、その何も考えてなさにめっちゃ腹が立つんです。
はい、すごいよね、ひとつの映画で悪いところを10個挙げられるって並大抵のものじゃねえよ。
こうやって酷評をしてもね、クドカンのよさがわからないなんてかわいそう!と言われるのかもしれないけど、違うんだ。クドカンがどうこうより自分はこの映画のモラルのなさが心底大嫌いなんですよ!
見た目は楽しい
よいところは地獄の美術の楽しさですね。
そして役者の演技。
とくに長瀬智也は地獄でも現世でも、普段のイケメンっぷりが崩壊したキャラになっており、演技の幅の広さを思い知らされました。
有名人が変なキャラになって続々と出てくるのも楽しかったですね(大半がメイクのせいで気づきにくいけど)(公式サイトのキャラクターページかWikipediaで確認するのがオススメ)。
これも奇しくも『ギャラクシー街道』といっしょです。
ヘビメタロックを主体とした音楽も好み。
これと地獄の光景をマッチさせるアイデアは秀逸です。
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何より、地獄と現世を交互に見せて、いろいろと伏線を回収する構成は気が利いて楽しめます。
ここはいい意味でのクドカンらしさが出ていました。
トータルではこの映画には憎しみしか感じないんですけど、もうこれでいいんじゃないでしょうか。
役者とクドカンのネームバリューのおかげで大ヒット、評判はやや賛否両論ながら「メチャクチャで楽しかった!」という声が多いです。
こうやっていろいろと文句を言う自分のほうが少数派ということはとてもよくわかっているんです。
でも自分は心の底からオススメをいたしません。
描かれているクズい主人公の行動やら言動やらは、子どもの教育にもすこぶる悪いです。
こういう倫理性が間違っている映画は、下手なグロやエロがある映画よりも、よっぽど子どもに観て欲しくないんです(例:主人公がわがままですべてを押し通す『映画 怪物くん』)
それでもという方は、劇場に行ってもいいよ!もう!(諦めた)
以下、結末も含めてネタバレです↓ 憎しみを吐き出します。
(C)2016 Asmik Ace, Inc./TOHO CO., LTD./J Storm Inc./PARCO CO., LTD./AMUSE INC./Otonakeikaku Inc./KDDI CORPORATION/GYAO Corporation

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chat_bubbleコメント
この映画、個人的には『クドカンの映画だから割り切ってみよう。』と思ったのですが、そこそこの下ネタと、同級生の死の原因なのに反省しない主人公にゲンナリしました。
ただ、『クドカンの作品でなおかつこの映画はフィクション』というのをめっちゃ念頭においたら、ギャグは笑えました。話としては倫理的に最低ですけど。
あと、主人公の『離婚はしない』という考えについてですが、あれはヒロインに好かれるために、言ったという側面が強いと思います。
なので、実際には『主人公とヒロインがくっついたら』の話であって、他人と結婚したらそういう考えはないのかなぁと。
好きな子に好かれたい、男子高校生の方便くらいに受け取りました。
たしかにヒナタカがおっしゃるように不謹慎なギャグが満載で主人公の行動や思考に不快感を覚える人は多いと想いますが、私はクドカンの作品は割かし好きな方でこういう不謹慎なギャグも「不謹慎前提だしな」と割りきって爆笑した「不謹慎な人物」ですし、また主人公についても「こいつは性根がこんなんだから、地獄に落とされてもしょうがねぇじゃん」と一応理にかなってるかなと感じました。ジュンコの扱いについても理不尽と言えばめちゃくちゃ理不尽ですが、「まぁカマキリ転生後にお互いにあるものを捧げあったわけだしいいんじゃね」と(その後に主人公に対してジュンコが浴びせるある台詞は爆笑しました)。
個人的には地獄の描写がかなり凝っていたし、中盤にあったCharとよっちゃんのギターバトルを観れただけでも観賞料金のもとは録れました。
見終わってこれほど世間との盛り上がりと自分の感想が解離した映画は久々かもしれないです。
結論から言うなら、怒り度では「ギャラクシー街道」よりも上かもしれないです。また箇条書きで
①ブレブレカメラ
「セーラー服と機関銃 卒業」を見てないんでヒナタカさんが言うようにアレよりマシかどうかは分かりませんが
自分としては今までのワーストカメラブレブレ映画「ニセ札」を余裕で下回りました。
ヘビメタシーンでカメラがブレブレなのはまだ100歩譲っても、普通の日常シーンですらあっちに行ったりこっちに行ったり
カメラ置けよってシーンすらいちいちウザいくらい動き回るのが我慢なりませんでした。
編集のテンポが早いのも相まって下手なPOV映画より酔うんじゃないでしょうか?
②ギャグの寒さ
ベロベロバーギャグはクドカン監督の元からの専売特許みたいなもんなので敢えて触れませんが
漫才みたいなボケ→ツッコミみたいなやり取りは正直冷めます。
キラーKこと近藤さんがボケる→大助がツッコむ、地獄のシーンがほぼこのパターンなんで
最初は長瀬氏と神木氏の俳優力で何とかカバーできても飽きてしまいます。
あと他人の部位ギャグも酷かった。「見ろコレジミヘン(ジミー・ヘンドリックス氏)の腕ぇ~w」とかも
ただ腕黒くするだけじゃなくて、アレは確かにジミヘンの腕だ!…って分からない人でも分かるようにするのが普通だと思うんですが
その辺も本当に杜撰ですしね…はぁ(‘A`)
③音楽が…
メインの主題歌は歌詞こそ酷いものの意外と好きだったりします。
しかしそれ以外の音楽が正直聴くに堪えませんでした。
地獄のシーンでは状況の説明をミュージカル調にヘビメタでやるんですが
これが始まるとほぼ例外なくシーンが止まるので、正直かったるいです。
あとヒロインのゆかりちゃんが吹くフルートの曲が一つだけってのもねえ…
せめて3つくらいは用意して、その中でもあの曲がお気に入りってなら分かりますが
④不謹慎ネタ
ヒナタカさんが言いたい事言ってくれてるんで敢えて割愛しますが
僕はまず大助が天国に行ってやるべき事は、なおみとその息子に近藤さんの曲を聴かせるよりも
自分のせいで死なせてしまった約30人に対して土下座する事でしょう!
最近のクドカン監督のドラマだと「ごめんね青春!」ではギャグもありながら
ちゃんと過去やってしまった罪と向き合う展開でした。
この映画で大助が恩を感じたり、助けようとする人間は
自分の身内と世話になった人とその身内だけってのがかなり鼻につきました。
その癖一緒に天国に行こう!…と言っていたCOZYと邪子の扱いは酷いとしか言いようがなかったです。
結末が「天国なんてク◯だ。地獄最高~」だとしてもね。
笑っちゃうとこが無かったとは言いません(唐突なみうらじゅん氏とか)
ですがあまりにも無神経極まりないシナリオとブレブレカメラがあるので
クドカン作品が割と好きな僕でもこれは無理です。酷かった!
前ブログに頂いた、非公開コメントです。
ばりいさん、ラリーBさん、オープンリーチさん、コメントありがとうございます。
「クドカンだからわかっていたこと」という認識(諦め?)を通り越して本作はひどかったです・・・
>あと、主人公の『離婚はしない』という考えについてですが、あれはヒロインに好かれるために、言ったという側面が強いと思います。
>なので、実際には『主人公とヒロインがくっついたら』の話であって、他人と結婚したらそういう考えはないのかなぁと。
>好きな子に好かれたい、男子高校生の方便くらいに受け取りました。
なるほど、こちら追記させてください。これはこれで主人公のことが嫌いになれるな。
>また主人公についても「こいつは性根がこんなんだから、地獄に落とされてもしょうがねぇじゃん」と一応理にかなってるかなと感じました。
序盤の「罪はそれだけ?」っていうのもいい伏線になっていますしね。だったらこいつにもっとひどい罰を与えて欲しかったけど・・・
>笑っちゃうとこが無かったとは言いません(唐突なみうらじゅん氏とか)
個人的にいちばん笑ったのはそこですw
個人的には結構おもしろかったですよ
ただ好き嫌いは別れそうなので
観たあと感想を語ると揉めそう
自分は割とイケてしまいました。
カメラは相当酔うので、いただけませんでしたが。
そんな私が突っ込んだ、ヒナタカさんの突っ込んでいない点を2つほど。
・コードH
いや、そんなものは無いのですけど、そういう野暮な突っ込みではなく、そこで使う楽器にピカソギターが出てくるみたいな、音楽ならではのこだわりが欲しかったです。
パット・メセニーのピカソギター
https://www.youtube.com/watch?v=Wp1wHZfZz9s
じゅん子も、手が増えるならばクアッド・ギター辺りを出して欲しかった。
マイケル・アンジェロのクアッド・ギター
https://www.youtube.com/watch?v=NiZsfpOogak
・ラストがまさかの松本人志調
『しんぼる』かと思った。
それにしても、他のボタンと同じように並べられた地獄ボタン。誤って押したりしない? 危険じゃね?
この映画は音楽ネタ、というよりロックネタがとても多く入っていますがその部分に関してはヒナタカさんがどう思われたのか気になります。(主題歌とかの意味ではなくてパロディネタ的な部分です。)滑ってるネタ、普通に面白いネタ様々ありましたがどうだったでしょうか。
あと「べろべろばー的な笑い」や「TV的なツッコミ」もとても多いのですが(クドカンの作家性、これまでのキャリア的にあって当然だとは思います。)、そうじゃない笑いも今回はとても多かったと思います。
「べろべろばー的な笑い」と言う事で一括りに批判してしまうのはどうなんでしょうか?安易過ぎるかなと思います。
あとラストについてですが、太字で書かれてますけどさすがにアレで「不倫」になる事はないと思いますよ。本当に不倫だと思われますか?
(野暮を承知で…。腰を振りまくるシーンは、犬の習性から大助にはどうしようもできないって場面ですよね。不倫しちゃおう!ってシーンではないですよね。少なくとも、その場面でそんな気持ちは大助には無いですよ。)
ヒナタカさんの肌に合わず、鬱憤が溜まるのも理解できますが、所々無理矢理ツッコミを入れてる様にしか思えないなぁ…という感じです。
私には、普通に、面白い映画でしたよ。
伏線の張り方なんか、うまく、矛盾なく、うまく行ってたと思います。
後は、好き嫌いですね。
落語に「地獄八景(じごくばっけい)」ってのがありますが、あのくらいの気楽さで見ていれば、別に問題ないと思うのですが。
最近、天国の神様をちゃかしたり、地獄を描いたりする映画が出来て、笑い飛ばしてますが、モスリムでなくで本当に良かったと思ってます。
> この映画は音楽ネタ、というよりロックネタがとても多く入っていますがその部分に関してはヒナタカさんがどう思われたのか気になります。(主題歌とかの意味ではなくてパロディネタ的な部分です。)滑ってるネタ、普通に面白いネタ様々ありましたがどうだったでしょうか。
ジミヘンの腕と、コードHのくだりは正直超つまんなかったです……。いや、これは自分がロックに思い入れがないのかもしれないからですが。
歌の歌詞に忌野清志郎やマイケルが出てくるのは好きですが、
> あと「べろべろばー的な笑い」や「TV的なツッコミ」もとても多いのですが(クドカンの作家性、これまでのキャリア的にあって当然だとは思います。)、そうじゃない笑いも今回はとても多かったと思います。
> 「べろべろばー的な笑い」と言う事で一括りに批判してしまうのはどうなんでしょうか?安易過ぎるかなと思います。
一応神木くんのツッコミはベロベロバアじゃないと思いますよ。
> あとラストについてですが、太字で書かれてますけどさすがにアレで「不倫」になる事はないと思いますよ。本当に不倫だと思われますか?
> (野暮を承知で…。腰を振りまくるシーンは、犬の習性から大助にはどうしようもできないって場面ですよね。不倫しちゃおう!ってシーンではないですよね。少なくとも、その場面でそんな気持ちは大助には無いですよ。)
>
> ヒナタカさんの肌に合わず、鬱憤が溜まるのも理解できますが、所々無理矢理ツッコミを入れてる様にしか思えないなぁ…という感じです。
犬のシーンはその通りですね。追記させてください。
でも愛しの彼女の夫の存在をガン無視しているのが許せなかったんです・・・
世評でもこのブログでも結構面白かったって言ってる人も居て、個人的には愕然としています。
不謹慎ネタをやるならそれなりの倫理観を持って望まないとダメだと思うんです。サシャ・バロン・コーエンとか誰よりも人の気持ちがわかってるから感情を逆なでする描写がギャグとして成立している。
これは作り手が「いい話」だと思って作っているものが、結果的に不謹慎になっちゃってる。だから心底不快だし、その何も考えてなさにめっちゃ腹が立つんです。
もし倫理観を考えてそれでもこの作品を世に送り出したというなら、ちょっと人間性に問題があるので作り手の皆さんはお仕事をお休みされた方がよろしいかと思いますね。不条理劇のバリアで「真剣に考えて観んなよ」という予防線を張っているなら輪をかけて悪質です。
>つまりは主人公のせいなのですが、それに対する罪悪感や謝罪の言葉は1ミリたりとも出てこない。すみません、殺していいですか?(2回目)
ここから作り手の主人公甘やかし展開がスタートするわけですよね。
29人が死んだ大惨事の原因である主人公に何の罪悪感も抱かせず笑い話にする。
じゃあせめて29人の中に好きな子が含まれてて、その死を嘆くのかな?→生きてたバンザーイ
じゃあバナナを喉に詰まらせた原因がヒロインの一言、例えば「お前キモイんだよ」的な裏の一面を目の当たりにしたせいで動揺したのかな?→実は両想いでした
最後の最後で閻魔大王が「特例だ」とかいって、7回の転生ルールを破ってまで主人公を甘やかす。ふざけんなよ。
あと友達の松浦と再会して生存者の一人が彼だと分かったとき「お前かよー」みたいなこと言うのも心底不快だなー、と。生きてたのがヒロインじゃなくてがっかりみたいな反応って。松浦くんは早く親友やめたほうがいいよ。
それ以外もクソな要素がてんこ盛りですよね。
>(4)物語が都合よすぎ
という部分です。ギターが下手な主人公がいきなり(ロクな練習描写がないためそう見える)超絶テクを発揮するのも閻魔大王が前例のない天道行きを許可するのも、特に理由がなく全部勢いとノリだけ。
ただこういう部分は倫理観の不快さが強すぎて、もうどうでもいい部分になってますが。
>本作は軽井沢スキーバス転落事故の影響で、2月からの公開が延期されていました。
本作で唯一褒めるべきところはここだけでしょう。世に出してしまったのは罪ですが、まだ延期の英断をできる倫理観は残っていたんですね。もし2月に公開されていたらホントに大問題になっていたと思います。
とにかく怒りでキーボードを叩いたため、めちゃくちゃな文章になってしまいましたが、こんなもんがヒットしちゃってるのは何だか情けない気持ちにさせられました。
蝮のゼンゾウさん、同志としてのすんばらしいコメントをありがとうございます。
> 世評でもこのブログでも結構面白かったって言ってる人も居て、個人的には愕然としています。
人に意見にとやかく言うのは間違っていると重々承知していますが、自分も世間での好評に愕然としています・・・
主人公の甘やかし、ヒロインが生きてたやったー!で喜ぶのは心底不快でした。
こちら、コメントを反映させてください。
公開延期の判断だけは、本当に素晴らしかったですね。
>蝮のゼンゾウさん
えー…Me tooでw
僕も他人の好みにケチつけるのはポリシーに反するんですが
「え、コレがいいのか?」と思わずにはいられないんです…
「ブラックスキャンダル」や「ディストラクションベイビーズ」で不謹慎な展開にゲラゲラ笑ってる僕が言う資格は無いでしょうけど
とにかく主人公大助のやってる事がセコい、惨め、不快で
かつ徹底的に甘やかされてるのが余計に苛立つんですよね…
「ゆかりちゃんが死んでない、やったー!」も仰有る通り、本当にダメでした。
何せあの同級生の大半を殺したのはあの男なんですから。
やっぱ天国でアイツがまずやるべきは、死なせてしまった同級生に謝る事ではなかったのかと強く思ってしまいます。
主人公が天道に行けたのは、コードHのマイナーを弾けたからではないでしょうか?勢いではなく、それが今まで誰も行くことの出来なかった秘密の鍵で…。
お友達がマイナーのコードを押さえてましたよね。
主人公の人徳というか、熱意に周りも押されて協力した思いを感じました。
10代特有の真っ直ぐに人を好きになるテーマが詰まった映画だと思いましたが…。
皆川さんの華も半端なかったですよね。全然ブス設定にしてなかったと思いますよ。
チャーミングな強い女の子だと思って観ていました。
『8時だよ!全員集合』『ひょうきん族』『みなさんのおかげでした』等々・・・豪華なセットで大暴れ!なバブリーコント喰って育ち。
『真夜中の弥次さん喜多さん』でクドカン+長瀬智也をキメてしまいハマり。『ステキな金縛り』で泣き、『清州会議』に大喜び!
この不謹慎映画で爆笑して来たゲスなオッサンが通ります。
ヒナタカさんのレビューは「何がダメだったか」しっかり説明してくれて、私みたいな真逆の反応だった人にも納得が行くので凄いです。
・・・読んでて激しく自己嫌悪に陥りますが。
>(1)主人公がチャラくてクズい
コメディが一々湿っぽくなってたら勢いが無くなる・・・からなんでしょうけど。そこを上手く感動も織り交ぜるのが脚本の腕の見せ所ですね。
>ギャラクシー街道かよ。
>(2)ギャグの多くが「ベロベロバア」
そういえば私が↑がダメだった理由が「静か過ぎる」だったのを思い出しました。
私の笑いのツボって視覚重視でノリと勢い有り気なんだなあ・・・。
>(3)本筋が雑なうえに脇道にそれまくり
>(4)物語が都合よすぎ
確かに寄り道だらけですね。それならハズしても生と死へ向き合う所を入れるべきだったかなあ・・・。
>(5)女性蔑視甚だしい
個人的に本作のブスネタは許容範囲でした。少し前に「ハゲネタは身体障害者差別か?」を思い出しますが、ブサイクにとって愛嬌は貴重な武器なんですよ。それを優しさと思いやりで奪う事にならないかと危惧してしまうのです。
それに昭和のお笑番組って再放送出来ない物ばかりだそうですし。
あと男性が演じてるのも配慮では無かったかな・・・と。
>(6)カメラワークに酔いそうになる。
ヤベエ・・・全然気にならなかった。
>(7)死を茶化すギャグが不謹慎
被害者からも余計なお世話という声も有ったと聞きますが、これは英断でしたね。
>(8)もうひとりの主人公にあまりに救いがない
>~キラーKが報われない~
個人的にキラーKのキャラには長瀬智也さんの兄貴っぷりにメロメロだっただけにコレは残念過ぎでした。
>(9)下ネタやグロネタも多い
>(10)モラルに問題ありまくり
観賞中は個人的にバス事故以外「こりゃあかん・・・」と思いませんでした。
>大助が人間に転生できると思いきや、精子になったので「ここから!?」とツッコむのも好き。
けっこう大入りの劇場で長瀬さんと神木君効果か、男女比率2:8だったんですけど・・・。
・・・JKの皆さんまでいましたよ。
>~そもそもの発端の不愉快さ~
そりゃ地獄行きだよ!事故って言ったって運転手さんに掴みかかるかボケ!
思い出して恐くなったのは、フクロでフルボッコにしても飽き足らないであろう大助を前にクラスメートが全く感心すら示さなかったのは、すっかりあの天国に骨抜きにされていたからでしょうか。
あと天国の方が地獄の描写は個人的に好きなんですけど・・・『テラフォーマーズ』のリーやジェットみたいに。紛争地域で生まれ育ったり、物心付いた時から兵士やホーレムスだった人がこれ見たら「人を殺さず。盗らず。騙さずに生きて行ける。がんばらないで飯が喰える。これが極楽でないから何が天国だ!」と怒られるでしょうか。
>~主人公の唯一の美徳も台無し~
これに気付かなかった自分はどれだけ頭空っぽで観てたんだろう・・・。
まあ。そういう人向けの映画です。最近お疲れで何も考えずに非日常のオカシサに身を任せたい人は是非!
・・・激しく思考力の能力値をドレインされそうですが。
>主人公のこの美徳を尊重するなら、愛しの彼女がおじいちゃんになった夫と寄り添うのを見て、
>自分はキスをするのを諦める(夫が彼女をずっと大切にするのを見届ける)、という展開にするべきでしょう。
ただ「ザッケンナ!」でなく、素晴らしい改善案も示してくれるヒナタカさん。
>あと、大助がバス事故で死んですぐなのに、弟がオ◯ニーをしているというギャグもちょっと。
すみません。突っ込まずにいられないのですが、今の日本でこのシーンは法律違反だったような。
演じている子はどうみてもリアル中学生だったような。おしりはセーフでしたっけ。てか自慰行為は性交類似行為に含まれるのか。
実は私、野暮な事に今映画ファンどころか、あまり映画館に行かない人達も映画館に呼んで日本中を幸せな笑いに巻き込んでいるらしい某作品へ大真面目にブチギレておりまして。
私のような人間にも「○○の面白さが分からないのか!修正してやる!!」とか「こんな物はけしからん!こんな物を楽しんでいる奴も矯正してやる!!」とか言わないで頂けると本当にありがたいです。
だいぶ間違って解釈されてますね?
いろいろ有り過ぎて、カゲヒナタさんくらい長くなってしまうので、敢えて書きませんが…
私はもう数回観ています。
1回目は、???って状態でしたが…
ツイッターでは、初見から理解し楽しんでる人が多くて驚くと同時に、自分の理解度の低さに嘆きました。
よく歌でもありますよね?最初、その歌の良さが全く分からなかったのに、聴いていく内に、いつの間にか好きになっていたってこと…
騙されたと思って、是非今一度劇場で観てください!きっと初見と違う感覚を味わえることと思います?
>ラリーBさん
自分も不謹慎な映画大好きです!サウスパークというアニメが大好きで、不謹慎ネタも普段はゲラゲラ笑ってます。ただ、同時に物凄く頭の良い人が絶妙なバランスで作っていたんだな、とこの作品を観て逆説的にわかりました。
>インコさん
>主人公が天道に行けたのは、コードHのマイナーを弾けたからではないでしょうか?勢いではなく、それが今まで誰も行くことの出来なかった秘密の鍵で…。
なるほど、そういうことだったんですか。コードHが閻魔大王を絆す鍵だったんですね。そこまで汲み取ることが出来ずお恥ずかしい限りです。正直その設定に納得はできませんが、理解は致しました。
先ほどのコメントでは怒りのあまり、良かったところがなかったみたいな言い方をしてしまい、この映画を楽しんだ方に不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。
ノリと勢いだけ、と書かせていただきましたが、ノリと勢いはこの映画の良いところだと思います。このような不条理劇を高血圧演出で有無を言わさず見せ切ってしまう手腕はクドカン特有のものでしょう。ギターの超絶技法にしても天道のくだりにしても、勢いで「まぁいいか」と思えているのも今となっては事実です。
ただ私が申し上げたいのはそのようなノリと勢いでも「まぁいいか」なんて思えない部分がこの映画には多すぎるということです。
>10代特有の真っ直ぐに人を好きになるテーマが詰まった映画だと思いましたが…。
確かに根幹はそういったテーマがあるのかもしれませんし、そのメッセージ自体は素晴らしいと思います。
ただこの映画の主人公の振る舞いは「真っ直ぐに人を好きになる」ことを邁進する過程で、自分勝手さやその他の人々への配慮を欠く言動ばかりが目立っている。
そうすると「真っ直ぐ人を好きになる」ことが素晴らしいと思えず、むしろ自己中心性ばかりが際立ってしまう。更に作り手が都合の良い既成事実でわがままを叶えてあげてしまうから、
>(10)モラルに問題ありまくり
ということだと思います。
>主人公の人徳というか、熱意に周りも押されて協力した思いを感じました。
人の感想を否定するつもりはまったくありません。百家争鳴で然るべきだと思います。
ただ敢えて言わせていただくならば、「人徳」や「熱意」というきれいな言葉が、私にはどうしても「作り手の甘やかし」と「自分勝手」という言葉にしか思えない。そこが個人差や乖離ということなのかもしれません。
シーンの考察が足りなかったこと、稚拙な文で論旨を見誤らせてしまったこと、反論のような形でコメント欄を汚してしまったことに再度お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。
毒親育ちさん、インコさん、SAEさん、コメントをありがとうございます。
蝮のゼンゾウさんも再コメントを本当に、本当にありがとう・・・
> >(5)女性蔑視甚だしい
> 個人的に本作のブスネタは許容範囲でした。少し前に「ハゲネタは身体障害者差別か?」を思い出しますが、ブサイクにとって愛嬌は貴重な武器なんですよ。それを優しさと思いやりで奪う事にならないかと危惧してしまうのです。
> それに昭和のお笑番組って再放送出来ない物ばかりだそうですし。
> あと男性が演じてるのも配慮では無かったかな・・・と。
男性が演じているのはよかったですね。追記させてください。
額に目を描いたりはしなくてよかったと思うのですが……
> あと天国の方が地獄の描写は個人的に好きなんですけど・・・『テラフォーマーズ』のリーやジェットみたいに。紛争地域で生まれ育ったり、物心付いた時から兵士やホーレムスだった人がこれ見たら「人を殺さず。盗らず。騙さずに生きて行ける。がんばらないで飯が喰える。これが極楽でないから何が天国だ!」と怒られるでしょうか。
天国の描写は好きです。
でも理不尽に死んだクラスメイトが、主人公曰くつまらない場所にい続けるというのも後味悪いんですけど・・・
> >あと、大助がバス事故で死んですぐなのに、弟がオ◯ニーをしているというギャグもちょっと。
> すみません。突っ込まずにいられないのですが、今の日本でこのシーンは法律違反だったような。
> 演じている子はどうみてもリアル中学生だったような。おしりはセーフでしたっけ。てか自慰行為は性交類似行為に含まれるのか。
『中学生円山』では、撮影上はそうなっていないけど、リアル中学生にセルフフェ◯をさせていましたね。いいのか?
>主人公が天道に行けたのは、コードHのマイナーを弾けたからではないでしょうか?勢いではなく、それが今まで誰も行くことの出来なかった秘密の鍵で…。
お友達がマイナーのコードを押さえてましたよね。
主人公の人徳というか、熱意に周りも押されて協力した思いを感じました。
10代特有の真っ直ぐに人を好きになるテーマが詰まった映画だと思いましたが…。
それもよかったですね。追記させてください。
でも主人公が助けられるだけの行動をしていなかったので・・・
>毒親育ちさん
> このシーンは法律違反だったような
微妙ですね。でも映倫審査は通っているのだよなー。
台湾映画ですけど『幽玄道士』の頃はカニにおちんちんを挟まれるなどというシーンもばっちり描写されていたものなんだよなー。
> リアル中学生にセルフフェ◯をさせていた
『トマトケチャップ皇帝』(1971年、寺山修司監督)くらい昔になると、子どもと女性との性描写があったりするものですけれどもね。
ヒナタカさん始めデストロ~イ!な皆様、お心遣いありがとうございます!
>女性蔑視甚だしい
ブサイクや三枚目を個性として売りにした芸人にも観客から「痛々しくて観ていられない」という意見もありますが、興業として誇りを持って出演していた「ミゼットプロレス」が「かわいそう」という視聴者の声でTVから消された例もありますし、こればかりは芸能人個人の意思を尊重して欲しく、またファンの方々にも支えてあげてほしいです。
>でも理不尽に死んだクラスメイトが、主人公曰くつまらない場所にい続けるというのも後味悪いんですけど・・・
大助の馬鹿の所為で健康に生きれば60年はあった喜怒哀楽に溢れた人生を奪われた彼らが「楽」しかない天国で廃人にされ、等の“原因”は喜怒哀楽に満ちた地獄を満喫・・・ですからね。
余談ですが各宗教の天国と地獄の概念て、人権どころか世界中、それこそ文明圏ですら人間が売り買いされた時代に作られたんですよね。本作の天国と地獄が逆に見えるのはかなり幸せなのかも・・・。
ごめんねリー、ジェット・・・。
あと以前弟に「不死身状態であんなハードな拷問されたら、2~3日で精神崩壊する」「だから地獄の鬼って、全く無反応の肉人形を延々と甚振ってるとそっちの方がキツそう・・・」と言っていたのを思い出しました。
シオンソルトさん
『中学生円山』では「イイノカ・・・?」と思いつつ、平岡拓真君(撮影当時リアル中二!さらに作中でパンイチダンスも披露・・・)の役者魂に感激したHOの身でなんですが、本作のあれはちょっとどうかと・・・。
遺品整理の際に見つけた「形見」が引き金となり、思春期特有の衝動と兄を失った喪失感が脳内でまさかの科学反応により文字通りの「“自慰”行為」に走ってしまったと無理矢理、理解しようと思います。・・・かつて思春期男子だった者として!
・・・それよりも亡き長男のベッドで自慰行為に走る次男を発見してしまったお母さんが心配です。
彼は『ヒメアノール』の森田とは違いますよお母さん!・・・たぶん。
>『トマトケチャップ皇帝』(1971年、寺山修司監督)くらい昔になると、
何か未成年者を無菌室社会へ監禁したがるPTA的な文句を付けているようで、ごめんなさい。そんな意図は無くむしろそういう子ども達への優しさと思いやりに満ちた自分が大好きな人達大嫌いですし、適用法も突っ込みどころだらけで、「ゾーサンがが映ってた」(「くれしん」でも随分前から封印ネタらしいですね)くらいで過去から未来への名作が発禁焚書される地獄なんて御免被ります。
>でも映倫審査は通っているのだよなー。
むしろクドカンは表現の寛容さに挑戦しているのか!?てくらいブッ込んで来ますよね。
なんにせよクドカンと師に協力してくださる俳優さん達を応援し続けたいです。
批判的な書き込みが多いので、驚いてます。
もっと、気楽に、楽しめないのかなア?
バス事故があったから、公開が延期されたてのを、知りました。
それはそれで、良かったと思いますが、死の重みとか言われると他の映画にも、市の重みの評論が持っとあってもいいような気がします。
まああ、おバカさん映画ですから、それなりに楽しめば,良いんじゃないですか?
後は好悪の感情だけです
ボーダーラインなんて映画は、殺人の山でした。
なにも悩まずに、見ましたけれど。
それと、T00 young to dieって、普通に訳せば、「若すぎて死ねない」だと思うんだけれど、何故か、邦訳(?)は「若くして死ぬ」、不思議な題名でした。
「ギャラクシー街道」はクドカンの作品だったかな?
あんまり擁護派が少ないので、追加で書いてしまいました。
興業成績は、どんなになっているのかな?
> 子どもの教育にもすこぶる悪い
> よっぽど子どもに観て欲しくない
『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』を観て来たのですが、上映前告知で『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の広告を出していたのは流石にどうなのかなーとは思いました。
それはそうと、今作のアンパンマン。超面白いよ。
クドカンがハエが人間と戦うインド映画「マッキー」にインスパイヤされたと言ってましたね。地獄のセットの安っぽさには辟易しました。「あまちゃん」とかTVドラマより
安く見える・・・。
でも
入江悠監督の「太陽」見てからだと
http://www.cinra.net/uploads/img/news/2016/20160114-taiyo03.jpg
神木隆之介と古舘寛治が地獄でサイテーな役やって楽しそうだなと泣けてきました。
同じ映画を観ても色々な感想が生まれるのだなと興味深く読ませて頂きました。個人的には好きな作品でしたので、少しだけ気になった所を突っ込ませてください。以下長文失礼します。
ギャグに関しては、仰る通りしつこかったりベロベロバア的な笑いが多かったのは否めません。そこら辺の小ネタの大放出のせいで脇道にそれまくりで本筋が見えにくくなっているように感じました。
「高校生じゃないと参加資格がない」というのは、学生以外みんな角が生えていることから地獄では年齢関係なく七回の転生チャンスを失ってない人が高校生扱いになってるからだと思います。ニュースに関しても、他のニュースに言及しなかったのは主人公が自分が死んだという現実から目を背けようとしていたので自然な流れのように思えました。
確かに主人公の言動は無責任で酷いものが多いですが、作品がそれを肯定しているようには見えませんでした。「死ねとか死にたいとか冗談で使うもんでしょ!」みたいな言葉も一蹴されてましたし。劇中での「人間は都合の悪いことは忘れる」というのは主人公に掛かっているのだろうと思って鑑賞していました。自分のせいで事故になったことは忘れているのかな、と。
ラストシーンを不倫と捉えるのは如何なものかと思います。インコとおばあさんのキスシーンですよ。自分勝手な行動しかしてこなかった高校生が、初めて他人の為に努力したことを考えると適当な褒美に思いました。そして主人公以外の地獄に残ったメンバーが報われないとは感じませんでした。天国で彼らが幸せを感じるとは思いません。結局主人公の様に地獄に戻ってきそうです。
人間界も苦行の一つで死にマイナスなイメージを持つのは生きている人間だけ。と監督が考えているように感じたので、不謹慎さも個人的には許容範囲内でした。でもやっぱりデリケートな問題だと思うので批判的な意見が上がるのは仕方が無いかとも思います。
長々と失礼しました。
大助が何の努力も無しにとありましたが、閻魔様の前でアピールするときギターが弾けなくなるくらい手にマメを作ってた描写は一応あったので、ギターの練習は相当したんじゃないでしょうか
まあ練習してるシーンは描かれなかったけど
それと、天国に行くための鍵であろうHマイナーが弾けたのは地獄で築いた関係があったからかなと思います
犬になったとき家事に飛び込んでキラーKの大事な人を助けようとしたり、
好きな子の幸せを壊さないためとキラーKの曲を届けるために人に生まれ変わるのを一旦断ったり、一応成長はしてるように感じました
ただ、友人たちが亡くなったのは大助のせいだったのでそこに何の反省もないのは確かにちょっと気になりました
好き嫌い分かれる映画かもなとは思いますが自分は結構笑ったし割と好きでした
擁護派の皆さんからのコメントが、「確かに」と納得できることばかりでうれしいです!
>「高校生じゃないと参加資格がない」というのは、学生以外みんな角が生えていることから地獄では年齢関係なく七回の転生チャンスを失ってない人が高校生扱いになってるからだと思います。ニュースに関しても、他のニュースに言及しなかったのは主人公が自分が死んだという現実から目を背けようとしていたので自然な流れのように思えました。
なるほど、高校生しか参加資格がない理由は大納得です。
「自分が死んだという現実から目を背けようとしていた」というのは、そいういう演技がほしかったですが・・・。
>確かに主人公の言動は無責任で酷いものが多いですが、作品がそれを肯定しているようには見えませんでした。「死ねとか死にたいとか冗談で使うもんでしょ!」みたいな言葉も一蹴されてましたし。劇中での「人間は都合の悪いことは忘れる」というのは主人公に掛かっているのだろうと思って鑑賞していました。自分のせいで事故になったことは忘れているのかな、と。
こちらにも超納得です。
主人公はLINEで「死にたい」とつぶやいていましたね。
> 大助が何の努力も無しにとありましたが、閻魔様の前でアピールするときギターが弾けなくなるくらい手にマメを作ってた描写は一応あったので、ギターの練習は相当したんじゃないでしょうか
> まあ練習してるシーンは描かれなかったけど
完璧にマメは失念していました・・・追記させてください。
> それと、天国に行くための鍵であろうHマイナーが弾けたのは地獄で築いた関係があったからかなと思います
> 犬になったとき家事に飛び込んでキラーKの大事な人を助けようとしたり、
> 好きな子の幸せを壊さないためとキラーKの曲を届けるために人に生まれ変わるのを一旦断ったり、一応成長はしてるように感じました
> ただ、友人たちが亡くなったのは大助のせいだったのでそこに何の反省もないのは確かにちょっと気になりました
> 好き嫌い分かれる映画かもなとは思いますが自分は結構笑ったし割と好きでした
火事に飛び込んだのはよかったですね。
擁護派の方でも、やはり友人が亡くなったことに対する反省のなさは気になるんだなあ・・・。
重ね重ね、コメントをありがとうございます。
はじめまして。
私はこの映画好きですけど
好き嫌いははっきり分かれる作品だというのはわかります。笑
ただ私は大助の成長は感じられましたしラストは救われてないと思います。
インコになってお婆さんになった彼女と一緒に歌いながら
もし事故がなければできていたかもしれない告白とキスをする夢を見ている。
簡単に転生できているようでキラーK同様生きていた頃の願いは叶えられずに終わったのかと。
死ぬっていうのはそういう事なんだよって現実を突きつけられる悲しいラストでした。
生きていればアイスも食べられるしスムージーも飲める!
死んでからそんな些細な事も幸せなんだと気が付くわけです。
最後の地獄でのバンドシーンもただ楽しくやってるんじゃなく
皆そういう悲しみを胸に抱えて盛り上がってるから熱いんだと思います。
順子の額に目を描いてたのは他の男子生徒でしたよ
大助はヒロイン以外眼中になく、本当は見張り役だったけどそれを放棄してヒロインをただ見つめてました
それで先生に見つかって1人だけ捕まったんだと思います
普段はブスいじりって好きじゃないですが、順子に関しては男性が演じてたからか腹は立たなかったです
顔が悪いでーすって言ってる男子にはちょっと腹立ちましたが(笑)
あと順子の気が強くて大助の気持ち無視でグイグイ来る姿勢のお陰もあったかも
> 順子の額に目を描いてたのは他の男子生徒でしたよ
修正します!
>顔が悪いでーすって言ってる男子にはちょっと腹立ちましたが(笑)
これは気分悪かったなあ・・・
前ブログに頂いた、非公開コメントです。
ギャグ映画としてモラルは気になりませんでしたし、むしろこれをギャグとして割り切れない方が多いことに驚きました。
倫理観、道徳観も必要ですが、こういった創作で現実の感性をそのまま持ち込むのは息苦しいですし、それで創作物を楽しめないのは損に思えます。
女の視点から見ても女性蔑視などは微塵も感じませんでしたし、地獄のガールズバンドも楽しく思ったので、フェミニズム的な文脈で見るのに違和感を覚えます。
伏線も音楽もよく素直に面白いと感じました。
なんだこの神経質君・・・つまんねぇやつ
バス事故の原因はバナナをつまらせたからではないですよ、あのシーンは他のクラスメイトはバス事故で死んでいるのに、主人公だけバナナをつまらせて死んだっていう笑いのシーンです。
ギャグ映画としてモラルは気になりませんでしたし、むしろこれをギャグとして割り切れない方が多いことに驚きました。
倫理観、道徳観も必要ですが、こういった創作で現実の感性をそのまま持ち込むのは息苦しいですし、それで創作物を楽しめないのは損に思えます。
女の視点から見ても女性蔑視などは微塵も感じませんでしたし、地獄のガールズバンドも楽しく思ったので、フェミニズム的な文脈で見るのに違和感を覚えます。
伏線も音楽もよく素直に面白いと感じました
この意見に賛同!
否定的な感想をもつ方がいてびっくりしました。
モラルって…コメディですよ⁈
こんな風にとらえるなんてつまらない!後進してますよ感覚が。
>モラルって…コメディですよ!?
コメディにも一定のモラルは僕は必要だと思うんです。
反論を言わせてもらえるなら、「コメディにモラルなんていらない!」…って方が僕は暴論に聞こえますけどね。
「ごめんね青春!」との比較になっちゃいますがあっちは
過去に自分が起こした放火の罪を親友になすりつけてしまった事に対する
葛藤と苦悩をちゃんとギャグめかすとことは分けて描かれていました。
変な話モラル的なツッコミどころで言うなら最低限
「バナナ喉に詰まってのたうち回ったらバスが事故を起こす原因になった」
↓
「バスが落ちる前にバナナ喉に詰まって死んだから自殺扱いになった」
そもそもの原因をこう変えるか、それがダメならかつてのクラスメイトに対する大助の謝罪は不可欠でしょう。
その辺に対する誠意が無いからコメディに対しての余計なノイズが生まれ
笑えるとこも笑えない事態に陥ってると僕は思うんですよ。
だからコメディに倫理観は不要って考えは僕は断固承服できません。
主人公のせいでバス事故が起きた描写はなかったように思うのですが、主人公が運転席によたよた歩いたのは、バスが崖から落ちた時ですよね?主人公が引き金になったという見方はできないと思います
バス事故の原因は大助のせいじゃないかと。 他の方のブログにもそういった記述はないですし。 運転手がカーブ曲がり切れなかったのが転落ですね。 たまたま、そのタイミングで大助がバナナ喉に詰まらせてます。 だから、大助が罪悪感や謝罪する必然性はありません。
[…] 9位 TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ […]
モラルどうこう以前の駄作。
今鑑賞しましたが2時間無駄に浪費した感しかありません。
本当に駄作ですね。
罪悪感やモラルや欲にとらわれないのが
仏教のとらえ方の一つだと思います。
有るもの、生まれるもの、変わるもの、
等の苦しみを終わらせる方法は
たくさんあるかも知れませんが、
物事にとらわれずに、正しく理解して
解脱するのは素晴らしいことですよ、
というメッセージがあると思います。
この映画の場合、地獄では感情が制限されたり
殺されたり、天道では何も考えずに快楽を
むさぼったりと、たいへん分かりやすく
描写されていたと思います。
駄作なのではなく、丁寧にかつ露骨に表現した結果
現代社会と仏教のカイリがあらわになっただけでは
ないでしょうか?
ケセラセラも、適当も、ノリで進むのも、
天道で満足するも地獄で学び悩み(苦しみ、足掻く)のも、愛するのも、人間道で苦しみから
逃れることを選び解脱するのも、自由であり
どれも間違えてはいないはずです。
ですので主人公が選んだ道は「行ってみなければ分からない」、後悔や悲しみにとらわれずに
楽しそうにしている主人公を観て嬉しく思いました。
貴方の寸評を読んだ感想は
「この人が面白いと太鼓判を押す作品は、
恐らく私は面白いと感じないだろうな」
でした。
確かにスキーバス事故の直後の公開はさすがに
不味いでしょうが、普通のブラックコメディ映
画でしょう?
貴方、Mr.ビーンとかお嫌いでしょう?