『スーサイド・スクワッド』この作風でよかったの?(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

『スーサイド・スクワッド』この作風でよかったの?(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はスーサイド・スクワッドです。

個人的お気に入り度:6/10

一言感想:いびつだけど、好き

あらすじ

政府組織 A.R.G.U.S.のトップであるアマンダ・ウォーラー(ヴィオラ・デイヴィス)は、最強のスナイパーのデッドショット(ウィル・スミス)、子どものような性格のハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)ら、服役中の悪党たちによる特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成する。
フラッグ大佐(ジョエル・キナマン)はスーサイド・スクワッドを率いて、世界の危機に立ち向かうが……。

マン・オブ・スティール』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に続く、同一の世界でアメコミヒーローの活躍を描く、DCエクステンデッド・ユニバースの3作目です。

本作について語る前に、まずは監督・脚本を手がけたデヴィッド・エアーというお方のことをご紹介しましょう。
その作品群を乱暴に言えば「毒を持って毒を制す!」「俺こんな酷い組織にいたくないよ!」な内容ばっかりなのです!

監督のデヴィッド・エアーはこんな人!

たとえば脚本として参加した『トレーニング・デイ』は、「新人の麻薬捜査官が正義感を持って頑張るのに、上司がク◯すぎて否応がなしに振り回される」という物語になっていました。

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作中には「俺たちは羊を守るために狼を捕まえる。狼を倒せるのは狼だけだ!狼になれ!」みたいな台詞があり、要するに悪党を捕まえるためには自らも道を踏み外してワルになれという論理が展開するのです。
自分だったらこんなブラックなところ裸足で逃げ出すわ。イヤだわ。

で、エアー監督作品(脚本は手がけていない)『フェイク シティ ある男のルール』は道を踏み外す男こそを「正義」として描いた『トレーニング デイ』の姉妹版みたいな作風であったし、監督・脚本の両方を手がけた『エンド・オブ・ウォッチ』は麻薬捜査の日々を警察官の持っているカメラの視点で描くという「POV(主観視点)版トレーニング デイ」な映画でした。

麻薬捜査や警官でなく、戦争を描いた『フューリー』でさえも、人殺しをしたことがない新米兵士と、彼に殺人を強要しようとするク◯上官という構図で物語が進行していました。

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この作風は、エアー監督の生い立ちも影響しています。
エアー監督はサウス・セントラルという凶悪なギャング地帯と生まれ育ち、高校を中退した時はギャングになる寸前だったのです。
さらに海軍になって犯罪から足を洗った後、『U-571』の脚本チームとしてデビューしたのですが、これも彼の潜水艦の乗組員として勤務した経験が生かされていたりもします。

つまり、エアー監督は犯罪者になるスレスレの経験をしたことにより、犯罪者(にならざるを得ない男)の心理を描いた「彼にしか作れない」映画を手がけていたというわけ。
監督の人生がそのまま作品に影響することはままありますが、ここまで極端なのは類を見ないのではないでしょうか。

で、そんなエアー監督が悪人だらけで構成された、アメコミヒーロー(?)である『スーサイド・スクワッド』を手がけるというわけですよ。これ超適任じゃね?

……と、まあ、本作を観るまでは「エアー監督と!悪人だらけのアメコミヒーロー!どんな化学反応が起こるんだ!」とワクワクしていたんですね。世界中のアメコミファンも同じ気持ちだったと思います。

その結果は、Rotten Tomatoesで30%を切るという不評。熱心なファンからはRotten Tomatoesの閉鎖を求める署名活動が行われたりもしました。
本国で3週連続1位という大ヒットに反比例しまくったこの不評っぷりは、なかなか見たことがありません。

個人的には、エアー監督のいいところも出ている!でも悪いところも出てる!でもトータルでは好きだ!という印象でした。

こいつらみんないいヤツじゃね?

まずは悪いところをあげましょう。
大きな問題点は、作風がかなり真面目であり、予告で多くの人が期待するようなヒャッハー!メチャクチャやってやるぜー!な狂気があまりないことです。

デヴィッド・エアーの持ち味は「ク◯みたいな組織の中で、何とか悪に染まって生きようとする」という筋立てであり、ぶっちゃければ「登場人物に我慢を強いる」という展開が多いんですよね。
で、本作も(原作からそうなんだけど)「首に爆薬を埋め込まれた悪人たちが、しぶしぶ任務に赴く」という設定に当てはまりすぎちゃっています。
これが娯楽性やカタルシスが求められるアメコミ映画とは、はっきり言って相性が悪かったというほかないです。

反面、よかったとことは、登場人物に個性があり、それぞれの思惑がしっかり描かれていたこと。
本作のテーマになっているのは「家族」であり、それぞれが複雑な想いを話していく、という作風が大好きになれました。

スーサイド・スクワッド1<協調性がなさそうだけど、実は……。

あとエアー作品にはドラッグでラリラリになる場面がよくあるのですが、本作でも(別にドラッグが出ていないのに)ドラッギーな画があるのが愉快でしたね。この人絶対手を出したことがあっただろ。

しかし、悪人だらけの集団が「仲間意識」「家族」などでいろいろな想いを抱えている、ていうか悪人つってたのにいいヤツらにしか見えない、という作風がそもそも期待はずれだ、という意見もわからなくないんですよね……。

スーサイド・スクワッドイントロダクション詐欺
※このイントロダクションの文は若干詐欺では?

これは単に求めている作風の違い。自分は本作のような「悪人でも譲れないものがある」を見せるのも大好きです。

また、本作は随所に、ライバルであるマーベル作品のひとつ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の影響を(よくも悪くも)多分に感じました。

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「人生のはみ出しものが仲間意識を持つようになっていく」というプロットが共通していますし、何より誰もが(日本人であっても)知る名曲の数々をBGMにするのはかなり似たものを感じました。

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ただし、その名曲の使い方は『ガーディアンズ〜』に比べるとちょっとイマイチに感じます。なぜなら、「その曲を流す」という必然性があまり感じられず、かつ「いいところで切ってしまう」ことが多いから。
せめて、予告でも使われている「ボヘミアン・ラプソディ」はもうちょっと長く使って欲しかったなあ……。

キャストは文句無し!

さてさて、キャストの魅力に触れていませんでしたね。
もう言わないでもいいことですが、ハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーは100点満点で700億点でした

マーゴットロビー<700億点

なんですか、これは天使ですか?(悪人です)
100種類から試して選んだという「原宿ファッション」、ツインテールも似合いすぎ、可愛すぎだろ!!!!

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『マネー・ショート』でもその可憐さとセクシーさが大注目を浴び、『ターザン REBORN』では極めて普通なヒロインを演じた彼女ですが、ここにきて最高のハマり役です。

※本気で欲しい「ねんどろいど」。2017年2月28日発売なのは遅すぎる!

もちろんジョーカーを演じたジャレット・レトも素晴らしい!
彼は完璧なジョーカーの笑い方をするため、ニューヨークとトロントのおおやけの場で「人を不快にさせる笑い方」に挑戦していたというのですから、若干引くくらいの熱意にあふれていますね。

マジで怖いジャレット・レトのジョーカー<こっちも700億点

しかし問題点が。そのジョーカーの出番が少ない!
実際にファイナル・カット版はジョーカーのシーンが大量カットされているとのこと。出番が少ないだけでなく、その立ち位置もジョーカーファンから不満の声があがっています。これは仕方がないかなあ。

また、大スターのウィル・スミスがデッドショット役として主役級の活躍の場が持たされていますが、なんだか目立ちすぎて「接待」してんじゃないかという疑惑を持ってしまいます。
ウィル・スミスだから脚本を変えたというソースはどこにも見つからなかったので確定的なことは言えないのですが、役どころの「善良」さ、クライマックスのある演出は、どうにも飲み込み辛いものがありました。
※追記:「にわか映画ファンの駄目な日常」さんがカットシーンをまとめて、ウィル・スミスの接待にも言及されています!さいっこうの記事なのでぜひお読みください↓
スーサイド・スクワッド(感想/カットシーン訳) [映画感想] | にわか映画ファンの駄目な日常

作品を捻じ曲げてしまうくらいだったら、大スターの出演なんかなくてもいいなあ……。ていうか「ウィル・スミスがどんだけ悪い役をやっているか」を観たい人の期待を裏切っちゃっていますね。
クズいウィル・スミスが観たいのだったら『ハンコック』か『シャーク・テイル』を見たほうがはるかにマシだと思います。

吹き替え版も超おすすめだよ!

そうそう、字幕版と吹き替え版の両方を観たのですが、子安武人さんのジョーカーがマジで最高でした!
アニメ『ジョジョ奇妙な冒険』のディオ様とはまた違うねっとりとした喋り方が素晴らしい!
「ベラベラベラベラおしゃべりがすぎるな〜」「質問タ〜イム」「言うんだホラホラホラ〜」とか、観たあとはめっちゃマネしたくなるよ!

そして、ハーレクイン役の東條加那子さんがめちゃくちゃキュートォォォォォォ!
なんだあれ!なんだあれ!よりロリロリっぽくなり「(ジョーカーと)お前ら早く結婚しろ」感が強まりましたよ!

キラー・クロック役のカズレーザー(お笑い芸人のメイプル超合金)もふつうにうまくて問題なかったですね(ていうかエフェクトかかっているしセリフ自体少ない)。

なお、字幕版は字幕版で、「カタナ」を演じた福島かれんさんの出演シーンで珍妙なイントネーションの日本語が楽しめるのでこれはこれでおすすめです。
(ちなみにカタナの衣装は日本の暴走族にインスパイアされたのだとか)

なんだかんだで好きな映画です

いろいろと書きましたが、少なくとも、エアー監督の大不評作『サボタージュ』よりはおもしろいと思いますよ。
こちらも「組織の中の悪いやつに振り回される」という作品なのですが、結末やらどんでん返しやらに納得できない、整合性のない内容だったもの。まあ本作もそこそこ整合性がないけど。
(ちなみに『サボタージュ』で共同脚本を務めた方は、同じく大不評作『ダイ・ハード/ラスト・デイ』も手がけています。まあ『サボタージュ』は完成系から、シュワちゃんを押し出すために内容が変えられてしまっていたんだけど)

なお、『マン・オブ・スティール』を観ていないとさっぱり意味がわからなかった『バットマン vs スーパーマン』とは違い、本作は特に予備知識がなくても楽しめるのも長所ですね。

また、これから観る人は、ぜひエンドロールでのキャストの表示を注目してみることをおすすめします。
なぜなら、そのキャスト名が表示されたとき、その演じたキャラを示すアイテムが、万華鏡のように配置されてるから。ここはもう一度観て確認したくなりました。

そんなわけで、キャラの心理描写などを期待する方、キュートなハーレイ・クインの活躍を期待する方には存分に満足できるんじゃないでしょうか。
不評を気にせず、劇場に足を運ぶことをおすすめします。
エンドロール後にもおまけがありますよ。


※今回の内容はこちらでも話しています。19分前後からネタバレ注意。

そうそう、余談ですが、この機会に読んでみた原作コミック『悪虐の狂宴』がものごっそいおもしろかったです。

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こちらではスーサイド・スクワッドがスタジアムにいる6万人の観客を殺して来いと言われるうえ、その全員がゾンビで、かつその中のどこかにいるワクチンを持つ赤ちゃんを探すミッションに赴くという狂った(褒めてます)作品でした。
映画で足りなかった狂気はこっちで補給しようぜ!
ハーレイがなぜジョーカーに服従するようになったかも、よりわかるようになっていますよ!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

野暮な不満点

いや〜もうたっぷり不満がありますよ〜キリがないレベルなんで箇条書き。
※皆様からの不満も募集中

・ハーレイとジョーカーがバットマンに追いかけれ、いっしょに車ごと海に落ちたとき、なぜかジョーカーが消える
ジョーカーは恋人ほっといてトンズラですか?

・「スリップノット」の出落ち感
キャラ説明もないまま、キャプテンブーメランにそそのかされた後、首の爆弾を爆破されて速攻で死にました
まあこれは爆弾の効果を示すという意味もあるし、いつ死ぬかわからない緊張感が出ていてよかったかもしんない。

・「エンチャントレス」の設定がガバガバ
心臓をウォーラーに捕らえられている→ウォーラーが心臓をズサズサ刺すとエンチャントレスが苦しむ、というシーンがありましたが、なんか弟が手をかざしたら以降は平気そうでした。
あと彼女の目的が「人間は敵だ!」「兵器を作って世界征服!」くらいしか見えないのはなんだかなー。
あと彼女の魔法のような攻撃が、スーサイド・スクワッドの物理攻撃と拮抗していないのも問題。これでは「勝てる気がしない」し、ワクワクしない。

・ラストバトルは光に当たった煙の中で戦う。
よく見えねえ!

・デッドショットは爆弾を撃つ前、「殺さないで」と訴える娘の幻影を観る→デッドショットは「うぉぉぉぉおおお!」と叫びながら撃つ
いやーこのときのデッドショットの行動は、「人殺しの是非」を問うものではなく「世界を救うため」でしょうが。
まあ確かにエンチャントレスはデッドショットが殺すのを嫌がっていた「女性」ですし、これは彼女が無理矢理見せた幻覚なので納得できるっちゃできるのですが……「上手くはない」と思う。

・ウォーラーはエンドロールの途中で、また「事実の隠蔽」をしようとバットマンに頼んでいる。
後味悪っ。次回作ではウォーラーを地獄に落としてください。

・キャプテンブーメランはカタナに「彼氏はいるの?」とアプローチしていたのにフォローなし
彼の出番は「ここ(牢獄)から出せー!」で終了。さすがにかわいそうじゃね?ラブロマンスがないとしても、せめてなんかプレゼントをあげてよ。

・ラストで流れる「ボヘミアン・ラプソディ」がサビにいかないままキャンセル
キラー・クロックがケーブルテレビを観て、ハーレイがエスプレッソマシンでコーヒーを飲んでいるシーンでちょ〜っとだけ流れるんだけど、ジョーカーの兵士が来た瞬間にキャンセル!
おーい!予告で全編にわたって流れていただろーが!せめて「マンマミヤマンマミヤ〜」「ママ、今日人を殺してきたんだ!」まで行こうよ!

アメコミ映画でもう10回は見た光景

後半の「崩壊したビル街で、なんか空中に異次元の穴が出てきていろいろ吸い込まれている」っていう画はすさまじいデジャヴを感じましたが、デッドショットが「あのピカピカぐるぐるを止めりゃいいんだろ?」とうんざりしながら言うのは笑いました。
うん、もう先の展開が読めるもんね。

そのほかのギャグでは、
・フラッグ大佐のキャラ説明のテロップの「ゴルフ:ハンデ3」(たぶん特徴がなかったから)
・ハーレイに「よろしく〜あなた人殺しの匂いがする〜(原語では「ナイス・トゥ・ミーチャ!)」と言われた時のカタナの返答が「殺すか!」
が好きでしたね。

バーでの会話でわかること

バーのシーンは賛否両論あるみたいですが、自分は好きです。
ぞれぞれが自分の想いを打ち明けたから、たとえ一夜限りの決戦でも仲間意識が芽生えたこと、たとえ悪党でも家族や仲間への愛情は失わない……ということに納得できたからです。

ディアブロは自分の火の力で奥さんを殺してしまったことを告白していますが、「子どもを失ったこと」は言っていません
これは、ハーレイに「背負いなさいよ」と批判されています。

このときのハーレイは、ジョーカーを失ったばかりでした。
彼女はどんなときも明るいように見えて、(すぐ)過去に大切な人を失ったことをしっかり認識している、背負っているんです。

このハーレイの言葉に、キャプテンブーメランは「傷をえぐるようなことを言うな」と、また批判をし返しています。
キャプテンブーメランは過去の悪いことを考えず、未来を見据える性格なんですね。

キラー・クロックが、(見た目でなんと言われようとも)「自分は美しい」という自信を持ってる、というのも大好きでした。

仲間

それまで消極的だったディアブロが、一番にエンチャントレスの幻覚に気づいて「過去は変えられない」と言うこと、身を呈して仲間を救おうとするのにはグッときました。

このとき、デッドショットは「(地下の爆弾を)爆破しろ」と言っていたけど、ハーレイは「やめて!」と反対していました。
ここでも、最後に「仲間を傷つけてんじゃないよ!」と反撃するほど、彼女に仲間意識が芽生えていたことがわかりますね。

そういえば、ハーレイは軽〜く「あなただってお友達よ!」とデッドショットに言っていましたね。
彼女は気まぐれでめちゃくちゃに見えるけど、じつは言っていることは本当だったりする。この「キャラの印象が変わっていく」ことも大好きでした。

スーサイド・スクワッドを統括してたフラッグ大佐も、ジューンが初めて愛した女性だったこと(しかしエンチャントレスに身体を奪われた)ことを告白し、彼らと真の意味で手を組むようになります。

「人を愛したことがない」と言っていたデッドショットも、(スナイパーであるのに)わざとハーレイへの銃弾を外すという男気を見せました。(女子供は殺さないという信条も口にしていましたね)

デッドショットは、最後に娘に会って三角関数を教えているのだけど、スナイパーらしく「ここに標的がいて〜」という教育上よくなさそうな例え方をしていました。
でも「変数はどこにでもある」と、「変わっていくものもある」というのはちゃんと伝えられたみたいですね。

デヴィッド・エアー監督の描いたこと

総じて、この映画で描かれたことは「悪党にも胸に抱えたものがある」ということでした。

エアー監督の作品は、善と悪という二元論で人間を分けません。
悪になっても、いや悪に染まった人間だからでこそ、その人生や「そうならざるを得なかった事情」を示そうとしています。

本作では、そのエアー監督の作風を、「悪人たちの中で芽生えた仲間意識」「悪人たちの家族への想い」「過去からの離別」「未来への希望」という形で描いています。

ここに、善と悪の境目で生きる者たちを描いてきた、エアー監督ならではの「優しさ」を感じるのです。

次回作

次回作『ワンダーウーマン』を手がける監督は、『モンスター』のパティ・ジェンキンスです。

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連続殺人鬼の映画の監督を大作アメコミ映画に抜擢するなんて、デヴィッド・エアー以上にチャレンジャブルですね!
脚本は別の方とはいえ、どうなるんだこれ!

もはやDCエクステンデッド・ユニバースは、「正統派」なマーベル・シネマティック・ユニバースとは異なる方向性を歩もうとしていますね。そういうの、嫌いじゃないです。

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※本作で連想したディズニーのテレビ映画

(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

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  1. 暴天 より:

    ウォーラーにぎゃふんと言わせるとこもなかったのもそうですが、バットマンにもイラっとしました。
    「あの部隊は解散させろ。俺や俺の友達に潰される前にな」
    エンチャントレスの事件の時、おまえどこにいたんだよ!?
    事件発生からそれなりに日数があったようなので、事件が解決してからノコノコ隠遁先から出てくるジェダイのような格好悪さがありました。
    あと、あの悪党たち、バットマンやスーパーマンよりも協調性とか気遣いとかあった気がします。
    今回のジョーカーに、ゴッサムが悩まされていたという説得力というか凄みがちと感じられませんでした。
    騒音で困らされていたのかな?
    前評判ほど悪くないし、スクワッドのメンバーはみんな可愛くて好きだったんですけど。

  2. ダーク・ディグラー より:

    『スーサイド・スクワット』って早い話が演歌の世界ですね。
    それだけ古臭い任侠映画みたいな義理と人情と男と女と親子と家族をこぶし効かせて歌い上げるみたいな…
    個人的にはハーレイクイーンが恋愛脳ってアメリカの評論家から叩かれたそうですが、実際観て観ると恋愛脳じゃなくて後半自立した女性になってるんですね。
    それでジョーカーのキャラがかなり変わってジョーカーがハーレイクイーンにだけはイイ奴と言うのが凄くて最後の壁ドンならぬ刑務所ドンにはジョーカーが最近の少女漫画の相手役みたいになっててアメコミ右翼怒るよな〜
    僕はクライマックスは退屈でしたがハーレイクイーンがジョーカーよりも仲間選ぶのはよかった気がしますね。
    監督のデビッド・エアーは「誰の視点でも楽しめるんじゃないの?」と言う作りしたくらいですから感情移入しやすいのハーレイクイーンとデッド・ショットですのでそこが上手くいったのかなと感じました。
    ちなみに吹き替え版でジョーカーの声演じた子安武人さんは『機動戦士Vガンダム』から『Gのレコンギスタ』に至る富野由悠季監督作品の常連でさらに『ふたりはプリキュア』の無印と『MAX Haeart』ではキュアブラックの美墨なぎさのお父さんの美墨岳役と『ハピネスチャージ プリキュア』ではオレスキーとプリキュアの常連声優なんですね

  3. オープンリーチ より:

    ハーレークイン超かわいい!(バーでディアブロに説教するところ最高!)という感想には見事に同意ですが、全体的に「どこかで観たような?」シーンが多く真新しさをさっぱり感じません。そもそもスリップノット必要だった?後半のカタナが日本刀に語りかけるシーンはなんか典型的なダメ日本映画に見えてしまいゾッとしました。
    ただ、悪人のクセにウジウジ悩んでたり、半端に善人ぽい印象があるキャラのなかで、ジェイ・コートニー演じるキャプテン・ブーメランはクズ要素が強くて好みでした(ターミネーター・ジェネシスからかなり印象変わってて驚きました)。
    >>後半の「崩壊したビル街で、なんか空中に異次元の穴が出てきていろいろ吸い込まれている」
    >ゴーストバスターズやニンジャ・タートルズがやりつくされた感のあるその展開に走るのはまだ許せるが、天下のDCがそっちに走るのは怠慢・怠惰・創造力の欠如としか思えません。

  4. サクラバ より:

    はじめまして
    いつも、楽しく拝見させて頂いています。
    未見ですが、コメント失礼します。
    本作は劇場の予告から気になっていました。自分はアメコミに詳しい訳ではなく、デッドプールを見に行った時に流れた予告で初めて知りました。そもそも、デッドプールも予告で面白そうだと思って何となく見に行ったので、アメコミ原作だと知りませんでした。
    なので、予告を見た時に
    「おいDC、マーベルのデッドプールが無責任ヒーローで大成功したから速攻で同じ路線で作りやがったなw」
    「まあ、バットマンVSスーパーマンより遥かに安い制作費で興行収入同じぐらいだったら、そりゃ真似するよね」
    なんて、アメコミ知らないくせに失礼な事を考えてました。
    でも、同時に
    「デッドプール1人でもブッ飛んでたのに、これは悪人ばかり10人、一体どうなるんだ!?」
    って、勝手にワクワクしてたのも確かです。
    ですが、ブログを見る限りデッドプール級を期待したらイカンという事ですね。
    あのハジけた予告は何とかならんかったのか?

  5. マクフライ より:

    BvsS並みに賛否別れてますが、自分は悪役が大活躍する映画というよりアンチヒーローやダークヒーローが大活躍する映画というふうに感じたので、割りと楽しめました。
    不満点はヒナタカさんと同じくジョーカーの出番が思ってたより少なくて、もっと暴れてほしかったなと思いました。ただ、これはあくまで自分の予想ですが、今後のスースクの続編やジャスティスリーグなどで大暴れさせるために今回は敢えてジョーカーの出番を控えめにしたのかも・・・とも思いました。

  6. 匿名 より:

    W・スミス接待の件は、こちらのブログの方に少し書かれてますよ。
    http://qbei-cinefun.razor.jp/suicide-squad/

  7. 毒親育ち より:

    私の一言感想:なんだこりゃ?ジャレッジ・レトinジョーカー&マーゴッド・ロビーinハーレイクインのPVか?
    いや、これだけでも文句垂れつつ既に字幕と吹替えと二回観賞してるくらいの価値ありますし、上記二人以外にもキャストの熱演は最高だし、『BvsS』に比べれば『スーサイドスクワッド』の映画してますけども!
    ・・・デヴィッド・エアー監督。キャラの魅せ方のバランス悪過ぎですよ!?
    以下、この映画を心の底から楽しめた人にとっては耳障りな原作原理主義者の呪詛が続きますが、ご容赦を・・・。
    >作風がかなり真面目であり、予告で多くの人が期待するような
    >ヒャッハー!メチャクチャやってやるぜー!な狂気があまりないことです。
    本当にコレですね・・・。もっとクズくても良いのよ?SSがこんな調子ですから、ジョーカーとアマンダさんがクズ成分を一手に引き受けてますけど。
    >また、本作は随所に、ライバルであるマーベル作品のひとつ
    >『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の影響を(よくも悪くも)多分に感じました。
    バーでチャト・サンタナさんの過去を中心に語り合うシーンは本作屈指の名シーンでした!
    原作ではあまり慣れ合わないSSですけど、ここは良改変!?
    >もちろんジョーカーを演じたジャレット・レトも素晴らしい!
    もうヒース兄さんを超えるジョーカーは現れないと思っていました。
    これは浮気じゃないわ!ジャック・ニコルソン版も大好きだし!それぞれに個性が~・・・などと尻軽な自分に言い訳してます。
    >実際にファイナル・カット版はジョーカーのシーンが大量カットされているとのこと。
    これはディスク買いますわ!もうこのクライムキング&クイーンを観てるだけで癒されます!
    >ウィル・スミスがデッドショット役
    >なんだか目立ちすぎて「接待」してんじゃないか
    ウィル・スミスさんの演技は良いんですが、ブラックウォッシュが不満です。やっぱり『ARROW』で演じたマイケル・ロウさんにお願いしたかったですね。あと左目が義眼という設定でないので、あのレーザーサイト付きの眼帯の意味が・・・。
    出番多過ぎは・・・まあ。原作でもチームリーダーですし(メンバー全く纏められてません・・・どころか粛清もするクズですけど)
    >クライマックスのある演出は、どうにも飲み込み辛いものがありました。
    ブラックどころか糞過ぎです。なんだアレ?娘さんの将来がスンゴイ不安だよ!?
    >子安武人さんのジョーカーがマジで最高でした!
    >ハーレクイン役の東條加那子さんがめちゃくちゃキュートォォォォォォ!
    耳の奥に残ったものを反芻してます!早くディスク買って一日中リピートしてたいぃぃぃッ!!
    >キラー・クロック役のカズレーザー(お笑い芸人のメイプル超合金)
    エフェクトはズルいかもしれませんけどイメージ通りの声質で上手かったですね。
    >福島かれんさんの出演シーンで珍妙なイントネーションの日本語
    吹替えの方がマトモな日本語に聞こえると言う珍現象が・・・
    >ちなみにカタナの衣装は日本の暴走族にインスパイアされたのだとか
    あのタスキですね!
    >こちらではスーサイド・スクワッドがスタジアムにいる6万人の観客を殺して来いと言われる
    こちらのデッドショットを映画の後に見たら面食らうでしょうね・・・。クズ過ぎて。
    >~野暮な不満点~
    絶対許せない所があります。バットマンがロートン親子を襲撃するシーン。エアー監督が『バットマン』という原作を全く知らないんじゃないかと思いました。ブルースは自身のトラウマから子どもの前で親を暴行するなんて絶対しませんよ!しかもあの現場は自分の両親が強盗に殺された「クライムアレイ」では?信じられない原作冒涜です!!
    >「スリップノット」の出落ち感
    キャプテンブーメランと同じく、アクション映えするキャラクターなのに・・・。エンチャントレスの魔法よりコッチに予算を割いて欲しかったです。
    >・「エンチャントレス」の設定がガバガバ
    もう「ガッディーラ」に提案した作戦でいけよ・・・と思いました。
    余談ですが、魂を封じるカタナのソウルテイカーで斬られている事が復活の伏線になりそうな気がします。
    >・ウォーラーはエンドロールの途中で、また「事実の隠蔽」をしようとバットマンに頼んでいる。
    >後味悪っ。次回作ではウォーラーを地獄に落としてください。
    原作で一番嫌いなキャラですが、原作どおりのクズでヴィオラ・デイヴィスさん名演でした。
    自分でなければ世界を守れないという使命感はご立派ですが、この人本当に手段を選ばな過ぎるし、飴と鞭のバランス悪過ぎです・・・。
    SSはシェパードでなく狼、調教は出来ても決して信頼関係は築けないないという事なのかもしれませんけど。
    あと。ブルースが言っていた「おともだち」はジャスティスリーグでなく『バットマン・インク』かもしれません。これはウェイン財団が自警団を株式会社として運営して世界各国に傘下のヒーローを置こうと言う計画です。日本にも担当がいて「Mrアンノウン」という怪人二十面相風のヒーローです。ファイルの中に日本人風の青年の写真があったので、もしかしたら彼かも!?と思いまして。
    >~バーでの会話でわかること~
    ハーレイの説教とか自分も大好きなんですけど、やはりチャト・サンタナさんの罪がDVとか・・・納得いかんです。
    (原作では縄張りを荒らした敵対組織のアジトを襲撃したら、連中の家族もその家に居ると知らず燃やしてしまい。何も知らない子ども達まで殺してしまった罪を償い為にSSに参加していますし、けっこう積極的にヒーローしてます)
    >キャプテンブーメランは「傷をえぐるようなことを言うな」と、また批判をし返しています。
    良いシーンなんですけど。「でもオメーは仲間を殺してダイヤを独り占めするようなクズじゃねーか!?」とツッコまずにはいられませんでした!
    >キラー・クロックが、(見た目でなんと言われようとも)「自分は美しい」という自信を持ってる、というのも大好きでした。
    原作ではあの外見のおかげで引き取られた叔母に虐待されてるんですよね。
    あと彼はミュータント(そういう設定だった時期もありますが)でなく、先天的な皮膚の奇形であんな姿なだけで、怪力や潜水は訓練して身に付けた技能なんですよね。
    >~仲間~
    そうそう。ハーレイってけっこう人情家なんですよね。躊躇無く殺人を行うかと思えばば友達(ポイズン・アイビーとか)思いだったり、隣人には親切だったり、ジョーカーに一途な所とか、デップー様にも通じる魅力がたまらないキャラですよ!
    >~次回作~
    >次回作『ワンダーウーマン』を手がける監督は、『モンスター』のパティ・ジェンキンスです。
    予告に歓喜しました!知らない人から「アメリカン・セーラームーン」と言われてしまう。あの星条旗モチーフのコスチューム着てましたよ!(スカートに星が無かったのが不満ですけど、ちゃんと赤青白の配色!)
    総合的に良かったですけど、玉に傷が深過ぎて残念!
    さあ。マーベルも負けじとダメ怪人が更生してヒーローを目指す『サンダーボルツ』の映画化を!!
    ダーク・ディグラーさん
    原作に比べてジョーカーはハーレイに執着してるようで違和感を感じました。
    原作だと一方的に好意を寄せる彼女を利用しつつ疎んじているような感じですし・・・。

  8. 匿名 より:

    映画秘宝の柳下はメソメソした作風にして、DCはどうしようもねえな、と言ってましたよ。

  9. yama より:

    好きな方には申し訳ないですが、自分はイマイチでした。
    予告編のときから「キャラ多過ぎじゃないの?」という懸念があったのですが、実際個性的な登場人物を持て余し気味で、結果として一部を除き全然印象に残らなかったのが残念です。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」ぐらいのバランスが丁度良いと思うので・・・。
    それと、デッドプールといい本作といいアンチヒーローを描いた映画の割にストーリーの根底は意外と健全なのが個人的にはちょっと不満でした。ただ、幅広い年齢層が観に来る映画をアンモラルで狂った内容にするのは流石に無理があるのでここは仕方ないかと思います。その方面ではコミックの方がススんでるのかもしれませんね。
    などと文句をいいつつ、やはりハーレーの可愛さと最早「狂気の道化師」というより「不死身の王子様」と化したジョーカーは最高でした。「どうせ死んでないんだろうなー」と思ってたジョーカーがラストで当然のごとくシレッと出てきやがったのには思わず顔がほころんでしまいましたよ!

  10. いいこま より:

    正直「裏切られたな…」って感じました。予告編の雰囲気を想定して観に行ったらまあその要素はあるにはあるにせよ蓋を開けてみれば重く感傷的な面が大きかったかなあという感じだったので「そういったものを期待し観に行った結果がアレだから低評価になったとしても疑問ではない」と個人的には感じましたしその点で薦め難いです。
    それでも自分の場合は全く想定してなかったわけではないですしああいう方向性のノリも元々嫌いでないこともありダメージは多分小さい方だったと思っていますし世間の低評価に対して個人的にはそこまで評価は低くなったりします。
    あと大阪ステーションシティシネマで字幕版を観たのですが『WILD WILD WILD』が流れるのは覚悟して観てたらどういうわけか流れなかったです(個人的には作風に合わないと感じてるのでそれでよかったと思ってますが)。
    >本作について語る前に、まずは監督・脚本を手がけたデヴィッド・エアーというお方のことをご紹介しましょう。
    その作品群を乱暴に言えば「毒を持って毒を制す!」「俺こんな酷い組織にいたくないよ!」な内容ばっかりなのです!
    >>エアー監督作品は『フューリー』『サボタージュ』ぐらいしか観たことなかったのですが…そういう方向性ばかりなんですねえ(想像できなかったわけではないですが)。あと生い立ちは知りませんでしたが「道理で若干険しい顔つきなのか」「実際はどうかわからないけど悪人心理知っててもおかしくなさそう」と感じました。
    『フューリー』に関しては「新米兵士がどうやって『マシン』になっていったか」とか「フューリー号のメンバーという名の家族」とかの要素もあるにせよ確かに新米兵士とその周りのク○な上司達という構図でしたねえ…。
    >反面、よかったとことは、登場人物に個性があり、それぞれの思惑がしっかり描かれていたこと。
    本作のテーマになっているのは「家族」であり、それぞれが複雑な想いを話していく、という作風が大好きになれました。
    >>自分もその点が好きですし「さすがファミリーの絆をテーマにしてるワイスピの脚本やってるだけある」って感じます。
    >せめて、予告でも使われている「ボヘミアン・ラプソディ」はもうちょっと長く使って欲しかったなあ……。
    >ラストで流れる「ボヘミアン・ラプソディ」がサビにいかないままキャンセル。
    >>使われないと聞いてがっくり来てたところに観たらちゃんと使われてた、と来てたので使われてただけでも有難いところではありますが2016年版『ゴーストバスターズ』でも同様に思ってたこととして「そこで音楽やめるんかい…。せめてもうちょっと」とどうしても感じてしまいますしお陰で中途半端感が否めないです。
    >もう言わないでもいいことですが、ハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーは100点満点で700億点でした。
    >>好き嫌いはあるにせよキャラも立ってますし可愛いですし「彼女目当てに観るのもホントに一興だな」と思いましたよ。
    >もちろんジョーカーを演じたジャレット・レトも素晴らしい!
    彼は完璧なジョーカーの笑い方をするため、ニューヨークとトロントのおおやけの場で「人を不快にさせる笑い方」に挑戦していたというのですから、若干引くくらいの熱意にあふれていますね。
    >>ホント彼の入り込み様は流石です(共演者の方々もジョーカーになり切ってて素のレト氏に遭遇しなかったと述べてますし)。
    ただすみません、個人的には「まあそこいらの悪人よりはぶっ飛んでるだろうけど…それでもジャック・ニコルソン氏やヒース・レジャー氏のやったのと比べるとなんかスパイスに欠ける」「寧ろハーレイの方がキャラが立ってたかな」と感じてしまいました。
    それでも「今回のジョーカーもやっぱいい」と思いますし出番が幾らかカットされたと聞くと「もしカットされなかったら前任者を超えた可能性もあったのか」と考えてしまいます。
    あとは吹替版で子安氏がどう調理してくれたのか拝みたいものです(『デッドプール』で聞けなかったのも理由の一つですが)。
    >また、大スターのウィル・スミスがデッドショット役として主役級の活躍の場が持たされていますが、なんだか目立ちすぎて「接待」してんじゃないかという疑惑を持ってしまいます。
    >>「犯罪者」なのは確かですがハーレイ・クイン、キラークロック、ブーメラン、エンチャントレスのような「悪役」って感じは確かにしませんでしたねえ。良くも悪くもディアブロ共々「犯罪者だけど善良」って印象でしたし「ウィル・スミスの悪役を拝みに行くぞ!」って人がいたなら「止めといた方がいいんじゃ」と思いそうです。
    >なお、字幕版は字幕版で、「カタナ」を演じた福島かれんさんの出演シーンで珍妙なイントネーションの日本語が楽しめるのでこれはこれでおすすめです。
    >>ありゃ、そうでしたか…。自分の場合聞き取れたからかスルーしちゃってました。
    >少なくとも、エアー監督の大不評作『サボタージュ』よりはおもしろいと思いますよ。
    >>『サボタージュ』も嫌いではないのですが同意です(そもそもあれに関しては原作レイプ過ぎる気が…)。
    >ハーレイとジョーカーがバットマンに追いかけれ、いっしょに車ごと海に落ちたとき、なぜかジョーカーが消える。
    >>元々「ハーレイはジョーカーにぞっこんだけどジョーカーはハーレイのことを疎んじてる面もある」って聞いてたこともあり件のシーンの時点では気にならなかったのですがその後の二人の関係性(因みにジョーカーとハーレイが相思相愛の関係性担ってることに関しては個人的にアリです)を見るにジョーカーがハーレイを置いて逃げるようには思えず自分も疑問に感じました。過去の回想でも廃液(?)に身を投じたハーリーンを見かねて助けに行ってましたし。
    >「エンチャントレス」の設定がガバガバ
    >>弟が手をかざしてからは…は「きっと何かの能力で克服したんだろうなあ」程度に思ってましたが、物理攻撃と拮抗しないのはワクワクより絶望感を抱いてしまいます。
    >デッドショットは爆弾を撃つ前、「殺さないで」と訴える娘の幻影を観る→デッドショットは「うぉぉぉぉおおお!」と叫びながら撃つ
    >>ここに関しては自分も「いやいや世界を救うために殺さないといけない状況でそれはないわ」って感じました。
    >キャプテンブーメランはカタナに「彼氏はいるの?」とアプローチしていたのにフォローなし。
    >>「コメディリリーフの位置に置こうとしてたところもあったのだろうか」と個人的に思ってしまいました。カタナの場合「亡夫一途だからどうせ脈ナシが落ちだろう」と思ってましたが。
    あとオープンリーチ氏も仰ってますが『ターミネーター:新起動』からの印象の変化は驚きました。
    >バーでの会話でわかること
    >>ディアブロは妻子を殺めてしまったことを悔いてそこで立ち止まってしまっているのに対しそれ以外の面子のほとんどが前を向いて進んでいるのがいいと個人的に感じます。
    ハーレイも目の前でジョーカーを喪ったと思い一時は悲嘆にくれるも再び立ち上がりバーでディアブロに対し「背負いなさいよ」と真剣に述べているあたり「強い人間だな」と思います。
    >それまで消極的だったディアブロが、一番にエンチャントレスの幻覚に気づいて「過去は変えられない」と言うこと、身を呈して仲間を救おうとするのにはグッときました。
    >>バーでのハーレイの叱責からのこの展開は自分も好きです。
    >このとき、デッドショットは「(地下の爆弾を)爆破しろ」と言っていたけど、ハーレイは「やめて!」と反対していました。
    ここでも、最後に「仲間を傷つけてんじゃないよ!」と反撃するほど、彼女に仲間意識が芽生えていたことがわかりますね。
    >>それに加えダーク・ディグラー氏も仰ってる様にジョーカーよりも仲間を取り、そのために動いて一矢報いていたのが個人的に好きです。
    >絶対許せない所があります。バットマンがロートン親子を襲撃するシーン。エアー監督が『バットマン』という原作を全く知らないんじゃないかと思いました。ブルースは自身のトラウマから子どもの前で親を暴行するなんて絶対しませんよ!しかもあの現場は自分の両親が強盗に殺された「クライムアレイ」では?信じられない原作冒涜です!!
    >>あのシーンで「幾ら犯罪者とはいえ流石に娘の前でやるのは酷だろ」と思ってましたが…マジですか。だとしたらエアー監督の罪が大きすぎです。
    >予告編のときから「キャラ多過ぎじゃないの?」という懸念があったのですが、実際個性的な登場人物を持て余し気味で、結果として一部を除き全然印象に残らなかったのが残念です。
    >>「このキャラにスポットを当てたいんだろう」というのは感じつつも「でも偏っちゃってるよなあ」感は自分も否めないです。
    >「どうせ死んでないんだろうなー」と思ってたジョーカーがラストで当然のごとくシレッと出てきやがったのには思わず顔がほころんでしまいましたよ!
    >>ですよねえ!w

  11. 明木 より:

    「またフラッグか!」で笑いました。
    「俺も戦う!」「お前がやられると困るんだよ!」のくだりも愉快なので、
    こういうドタバタした掛け合いがもっとあっても良かったですね。

  12. ブタニク より:

    いつも楽しく拝読させていただいています
    作中で一番凶悪で邪悪なのが"アイツ"ってのもエアー監督の作風を考えたら納得ですね
    私も不満点にいくつか投稿させていただきます
    ・ディアブロが自分の力について終始うじうじしていましたが、お前自首して収監された後に暴徒数十人を焼き殺して得意満面だったよね?その後また鬱になったの?アップダウン激しいのね
    ・デッドショットに本当のことを話せと詰め寄られてからの回想シーン。
    「爆弾はボタンを押して2秒後に爆発する、覚えておけよ」→エンチャントレス、起爆ボタンポチーからの爆弾パスしてドロン、カメラがエンチャントレス側に移ったからその後の顛末は不明。たった1秒で起爆しないよう爆弾処理したの?不発だったの?エンチャントレスが爆発しないよう細工した上でのイタズラだったの?凄いもやもやする。
    ・「あのでかいのをやるぞ!」作戦
    あのでかいのを画面端に追い込んで地下道から床下に回り込み、でかいのの真下に爆弾をしかけて時限爆弾だけどノーカウントで爆発させる作戦!・・・まわりくどくない?不確定要素多過ぎない?むしろ弟より動かない"機械"狙ったほうが確実じゃない?
    DCEUは食材は良質なのにシェフが焦って半生の状態で料理するからとても素材の味を100%引き出せていないのが見て取れて辛いですね

  13. メンヘラには関わるな! より:

    スーサイド・スクワッド、個人的には好きです
    映画はキャラだと実感
    逆にハーレークインいなかったらホント悲惨な映画になってた気がするけど・・
    個人的に前半は全てがかっこよくて最高だったけど、後半にいくにつれて、荒が目立つ(特にキャラの心理変化)&よくあるアメコミ展開になってったのが残念でした。
    そもそも原作ファンじゃない身からすると、敵が神ってのが世界観にあってないような気がしてもどかしかったです
    アクションもあんまりフレッシュじゃなかったしなー
    あとボヘミアン・ラプソディーの使い方が酷いのは心の底から同意!
    予告に使わせてもらっといてあの使い方はねーだろ
    そもそも○○○○○生きてたのなんて予定調和すぎて何の驚きもねーし
    でもこんなもん、ハーレーの可愛さで全部チャラだわ

  14. 毒親育ち より:

    ブタニクさん
    チャト・サンタナさんの描き方も大いに不満でした。刑務所での暴走ですが原作ではSS加入後の事です。ハーレイが脱走の為にベルレーヴ刑務所で暴動を起こした際、彼は暴徒を説得しようと試みるのですが、囚人達は聞く耳持たず彼に襲いかかり・・・というのが顛末でした。
    事の後には激しい罪悪感も感じています。
    原作ではSSの良心と言える程の人格者なのですよ。ヒナタカさんが紹介してくださっていて、邦訳もされている原作一巻での任務でも感染していない人は保護しようと主張していて、感染者との戦いでも最初は能力を使わず鈍器で気絶させる手段を取っていました。

  15. スーサイド・スクワッド(感想/カットシーン訳)

    今日は 「スーサイド・スクワッド」を見てきました。 評価:(30%) – ヤンキー軍団ヤキ入れるで! 目次 【あらすじ】【三幕構成】 【感想】 【まとめ】 【おまけ】追加のグチ 【おまけ pt2】削除シーン集・超訳版 【あらすじ】 政府の諜報員アマンダ・ウォーラーは、来るべきメタヒューマンへの対抗策として、投獄中の凶悪犯達で結成された特殊部隊「タスクフォースX(エックス)」を提案…

  16. CAWZ より:

    不満点はただこれにつきますねw「ウィル・スミス、お前々に出過ぎ!」
    これはツレと見たあとに話したんですが、おそらくMIBの時のように「脇役じゃないけど一歩下がった準主役でやるとすごくいい動きをする役者」なのでしょうね。実力自体はあるんでしょうが、どうも自分「が」やりたいことしかしたくないように見えますねえ
    そこわきまえてやってくれれば、これからも楽しみなんですが。

  17. まx より:

    はじめまして。
    見てきた感じ、悪くはないんだけど引っかかるシーンの多い作品だったと思いました。
    終盤でバーの会話があったとは言え、みんな急に友情推しになったのもそうですが
    一番引っかかってるのはアマンダが部下を撃ち殺すシーン。
    本作の作風が仰ってるように「悪党にも~」だったこともあってそれならモブであってもそういうものはあるんだろうから、と特にお咎めナシなのが気になりました。
    フラッグが「当然です」と答えるのも胸糞ポイント。
    「ナイトクローラー」のようにお咎めナシなのがミソの作品でもないエンタメ作品なんで、余計気になったのかもしれません。
    ラストの後味のわるい隠蔽工作でアマンダは味方サイドの悪人感を強調されてたと思うんで次回作ではスカッとさせて欲しいですね。
    ボヘミアン・ラプソディはぴったりの選曲だと思ったんでホント、全部聞かせて欲しかったです。
    あと、エンチャントはボロボロの時の方がかわいかった!

  18. […] そのほかでは、世間的には酷評され気味な『X-ミッション』、『のぞきめ』、『テラフォーマーズ』、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』、『スーサイド・スクワッド』、『バイオハザード:ザ・ファイナル』もわりと好きな映画です。インデペンデンス・デイはもう内容を覚えていないけど。 […]

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著者

ヒナタカ

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