
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』葛藤の答えはどうなった?ネタバレなし+ネタバレ感想(4DX吹き替え版)
今日の映画感想は『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』です。
個人的お気に入り度:8/10
一言感想:ピーター、君は頑張ったよ……(甥っ子を見る目)
あらすじ
親愛なる隣人が頑張ります。
アメコミを原作とした『スパイダーマン』シリーズの最新作です。
基礎知識としては以下を認識してから観たほうがいいでしょう。
・2017年の『スパイダーマン:ホームカミング』に続くリブート(やり直し)作の第2作目
・ヒーローが同一世界で活躍するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズとしては第23作目
・MCUのフェイズ3(第3シーズン)の最後を飾る作品
・物語は『アベンジャーズ:エンドゲーム』の続きから始まる
予備知識なく『アベンジャーズ:エンドゲーム』を観たという方からは「え?これで終わりじゃないの?」という声もあったとかなかったとか。
しかしながら、今回の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は比較的いままでのMCUを観ていなくても十分に楽しめる内容になっていますね。
基本的な物語は思春期の少年の恋と青春、それと世界の危機と単純明快。子供から大人まで感情移入がしやすい楽しい内容となっています。
というか全人類の甥っ子とも呼ばれる主演のトム・ホランドが可愛いんだ……観ればね、誰でもね、大好きになれますから。
ただ、本作を観れば必然的に『アベンジャーズ:エンドゲーム』のネタバレを踏むことになるというのも難儀なことです。
予告でもネタバレしていくスタイルになっていくし、もはやMCUをリアルタイムで追うことは「ネタバレを踏まないため」でも必須になっていくなあ……。
4DXはシャレにならないくらいに濡れる(爆笑)
さてさて、本作は4DXがすごかったということを強く訴えておきましょう。
もうね、あまりの水の量に爆笑しながら観ていましたから。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。これはガチの助言なんですが、4DX版に臨む方は劇場備え付けのブランケットをマジで持っていくことをオススメします。ブランケットでガードしないとヤバいレベルで4DXの水の量が超ヤバい(語彙力)。
— ヒナタカ(映画ライター) (@HinatakaJeF) 2019年6月28日
ブシュー!ブシュー!雨もブワーーー!アホか!この設定を考えたやつはアホなのか!と心の底から思いましたよ!(褒めてます)
正直濡れすぎて映画どころじゃない勢いですけど、それも含めてすげえなと。
これまで濡れることを推してきた4DXの映画には『ヴェノム』『アクアマン』などありましたが、今回に比べたら軽いジャブ程度でしたよ。
それでいて、終盤にはグルングルンと回るカメラワークで魅せるアクションがあるんですが、これも4DXと相性抜群。
徹頭徹尾アトラクション要素を楽しめる、これまた4DX史上に残る傑作演出となっていました。
とにかく、劇場でアホかと思う勢いで出てくる水の演出で爆笑したいという方という方にオススメします。
※参考。エクストリーム版はどんなことになってるんだ…↓
『スパイダーマン』4DXエクストリーム版、座席に“水しぶき”が舞う巨大な敵との戦いにうれしい悲鳴 /2019年7月2日 – エンタメ – ニュース – クランクイン!
ジェイク・ギレンホールが超すごいよ!
今回の目玉の1つが、ハリウッドが誇る個性派かつ実力派俳優のジェイク・ギレンホールが大活躍していることですね。
『遠い空の向こうに』の時のような純朴な青年も演じられる一方で、『ナイトクローラー』では心のそこから嫌悪できるドクズを怪演していたりと、その演技の幅も超広い方なのです。
しかも、現在は小規模公開の『ゴールデン・リバー』『ワイルドライフ』と合わせてジェイク・ギレンホール出演作を劇場で3本も堪能できるという僥倖……こちらで彼の役者としてのすごさをさらに知ってみるのもいいでしょう。
みなさん『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のジェイク・ギレンホールに惚れ惚れしていると思いますが、来週末7/5からもさらに
・『ゴールデン・リバー』(ベネチア国際映画祭で銀熊賞(監督賞))
・『ワイルドライフ』(俳優のポール・ダノ初監督作)
とジェイク出演作が公開ですぜ! pic.twitter.com/4PgEjDSDxw— ヒナタカ(映画ライター) (@HinatakaJeF) 2019年6月30日
『ゴールデン・リバー』の紹介記事はこちら。意外とほのぼのしている作風で面白いですよ↓
『ゴールデン・リバー』あなたの予想を裏切る「3つ」の理由 | シネマズ PLUS
過去作に出てました
今回の修学旅行で引率をしているハリントン先生(演:マーティン・スター)は、『インクレディブル・ハルク』ではチョイ役の学生として登場していました。誰も覚えていないと思う。
ほんとにほんとにどうでもいい事だけどハルク単独映画でハルクの生徒だったコイツはスパイダーマンでピーターの先生になってるっていう誰も気付かなそうな繋がりがあって。もう13年くらい前のやつ覚えてられるかよ…. pic.twitter.com/EOoaSCDIgx
— 🕸Ameみ🕸 (@_DaMus_) 2019年7月1日
さらに、もう1人の引率の先生であるデル先生(J・B・スムーヴ)もアウディとスパイダーマンのコラボCMで自動車の教習所の先生を演じていたそうです。転職したの?
「スパイダーマン、自動車教習所に行く」の巻 アウディーとのコラボCMが運転へたすぎてハチャメチャな展開に – ねとらぼ https://t.co/lw2usssSCa @itm_nlabから pic.twitter.com/YT1JldEEp8
— ねとらぼ (@itm_nlab) 2017年6月21日
※残念ながらコラボCMは現在削除されてしまっているよう。
MCUはサブキャラも含めると登場人物の数は膨大、本当に良い意味で大変なシリーズになってきましたね…。もちろんフェーズ4以降の展開も楽しみにしていますよ。
そんなわけで以下からはネタバレ。物語の核心部分&ラストに触れていますのでご注意を。あと『アイアンマン』1作目のラストもネタバレしています↓

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