「SPACE BATTLESHIP ヤマト」ネタバレなし感想

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」ネタバレなし感想

今回紹介するのは、今日上映開始でハリポタと真っ向勝負を繰り広げているSPACE BATTLESHIP ヤマトです。

個人的お気に入り度;7/10

一言感想:「意外に面白い」娯楽大作映画

あらすじ


2199年の地球は正体不明の敵、ガミラスの攻撃により滅亡の危機に瀕していた。
とある理由により一線を退いていたかつてのエースパイロット・古代進は宇宙戦艦ヤマトに乗り、「放射能除去装置」があるイスカンダルへ向かう。


ごめんさい!地雷臭いとか言って本当ごめんなさい!めっちゃ面白かったです!
観る前は駄作でも傑作でもどっちでもない中途半端なできなんだろうな~とか

前日に観た「ぷっすま。」のヤマト沈没ゲームのほうがハラハラできるんだろうな~とか思ってました。
m(__)m

いやだって「「クレヨンしんちゃん 戦国大合戦」を実写リメイクしたあげくに駄作にした山崎監督に何の期待もしていなかったもの・・・。
この映画を観る前に人が気にするのは「感動の押し売り」なんじゃないかな、と思います。CMでも「泣き」の演出がふんだんです。(ていうかスティーブン・タイラーの曲流しすぎだと思います)
確かにこの映画はその泣きのドラマが多少くどく、長いとも感じます。安っぽさも否定できません(衣装含む)。大作日本映画にありがちです。

でもキャラクターの言動や行動にはいろいろな伏線が張り巡らされているので説得力もある(一部除く)し、何よりも「絶望的なミッションに取り組む人間たち」がしっかりと描かれていたので、自分は納得できたし、ぐっと来るシーンがいくつもありました。

ちなみに自分は原作の「宇宙戦艦ヤマト」の漫画やアニメも観たことがないし何の思い入れもありません。
先入観がないせいかキャラクターは魅力たっぷり(明らかに掘り下げの足りないキャラもいるけど)で感情移入できました。キムタクはキムタクでしかないのですがしっかり役にはまっています。それぞれの俳優のファンはそれだけでも必見でしょう。

ストーリーがこれまた良くできてます。
前述の通り伏線はふんだんにあるし、戦闘シーンには単なる攻防戦以外にも仲間との確執や、主人公に科せられる「決断」も描かれている。
悪役「デスラー」の意外な姿なども含め、予定調和にならない面白さです。
同監督の「三丁目の夕日」で山崎貴監督作品が肌に合わなかった人は今回もダメだろうとは思います。しかしそれ以外の
ふだん映画を観ない方や、家族で観る映画を選びたい方にぜひお勧めします。

つっこみどころはそれなりですがそれも愛せてしまいます。

あ、そうそう。この映画色んな映画のパクりリスペクトがふんだんなのでそれを考えるだけでも楽しいですよ。

(追記)この映画の真似要素についてなんですが、あるコメントをいただきました
もともと「ヤマト」は海外にも愛されている作品で、海ヤマトを参考にして海外のSF映画が作られている例が多いそうです。もともとのヤマトにあった描写をしただけなのに、海外映画の真似に見えてしまったのかもしれません。

以下はネタバレです!

記憶に頼って突っ込みをいれているので間違いはあると思いますがご了承ください。かなりハショって書いています。
キムタクと西田敏行は役名ではなくそのまんま書きます。

・オープニング。主人公の兄、古代守が亡くなる。
何かデジャヴを感じると思ったら昨年に観た「スタートレック」に展開も画もそっくり
・人類は放射能を逃れるために地下に住んでいる。
街並みにもデジャヴが・・・漫画の「銃夢」っぽいかもしれない。
・隕石の近くにいて吹き飛ばされたキムタクは致死量の放射能を浴びる。隕石に付いていたカプセルを回収。キムタクは何故かピンピンしている。
単純な伏線ですがわりと上手かった。あと主人公の相棒の機械「アナライザー」の声がダサくて好き。
・艦長とけんかしたり、「森雪」がインネンをつけたり、政府が国民にイスカンダルに行く作戦を打ち明けたり。
報道は日本だけ。他の国が出てこないのはちょっと違和感が。
・キムタクはなんだかんだあってヤマトに乗り込み、いきなり敵の襲撃。開始20分足らずで「波動砲」を撃つ
展開がわりと早くて退屈しない。
・キムタクはわりとかつての部下に慕われていた。森雪はそんなメンバーにけんか腰。
ツンデレになる予感がします。
・ワープすると再び敵の襲撃、敵の主艦を再び波動砲で撃ち落とすが、森雪は戦闘機に取り残される。
・キムタクは森雪を助けに行って、もう一度ワープする戦艦に滑り込む。
十分すぎるほどハラハラできるので驚く。
・キムタク、無茶なことをしたため監獄へ。西田敏行がなだめたりする。
・船員たちは家族と最後の交信をする。キムタクも一時的に牢から出される。
・森雪は助けてくれたキムタクに反発。キムタク、森雪にデコピン
キムタクらしさ満点。
・キムタクも交信室に入るが、家族はおらず、相棒の機械の「アナライザー」に励まされる。
これは切ない。いいシーンです。
・艦長は倒れ、病室で死期が近いことを悟る。キムタクを呼び出し「艦長代理」にする。
・ワープした際に、敵のガミラス艦隊のひとつがついてきていることに気付く。艦内に入れ調査開始。
・艦内から怪物登場し、乗組員を刺す。中から出た光る物質に「斎藤始」が乗り移られる。「わが名はデスラー。」
えええー!デスラーって顔色の悪いおじさんじゃなかったの?「笑う犬」のコントみたいなのを想像していたので嬉しい不意打ち。<デスラー画像>
・キムタクはショック銃の「レベル2」で斎藤を撃つ。
・斎藤が「あれはなかったすよ~、レベル2だと熊でも失神しますよ~」な軽い会話をする。
死人出てなかったけ?なんでそんなに軽いんだ。
・また襲撃。第三艦隊に爆弾が着く。切り離すためにキムタクは森雪にミサイルを撃つ苦しい命令をする。
・キムタクは森雪のところへ、命令を下したことをあやまろうとする。言い合っていて唐突にキス。倒れこむ。
こればっかりは映画をみてもらうしかない、本当いきなりで笑うから。
・さらにワープ。乗組員はワープ中食堂で普通に食事をとっている
ワープって、もっとうこう負担がかかるもんなんじゃ・・・
イスカンダルが正面に見える
早。まあ2時間弱の尺だし、前後編とかにするよりよっぽどいいです。
・イスカンダルの中心から敵がでてくる。
・襲撃を受ける上、波動砲がふさがれる。一か八かワープで逃れる。
「真田志郎」たちは「ワナだったのではないか」と絶望的な気分になる。
・キムタクは回想。艦長に「放射能除去装置」がある話はウソで、何の確証もなくイスカンダルへ向かったことを打ち明ける。
・しかしキムタクは希望を捨てない。中心地へ向かう作戦を立て、演説で乗組員をたきつける。
・少数精鋭で機雷を避けながらイスカンダルの中心地へ。戦艦ヤマトも撃ちながら一緒に付いてくる
えええー!機雷があって戦艦が行けないから少数が戦闘機で行ったんじゃないの?結局来ちゃうの?
・ヤマトはワープで離脱。
この戦艦、ワープしまくり。
・中心地へ敵の攻撃を受けながらもたどりつき、戦闘機から降りる、地上戦へ。
この流れがわりと唐突。中心地に行ったらすぐに地上戦になっていた気がします。あと敵の大群っぷりは「スターシップトゥルーパーズ」を彷彿とさせます。
・仲間も何人か殺される。
流血シーンがあるのが意外。
・機械の相棒の「アナライザー」は変形し、戦う。
お前そんなんに変身できたの?ちなみに頭部の見た目はスターウォーズの「C-3PO」っぽい。
・アナライザーは壊れる。
可愛かった。
・中心のさらに内部へ。クリスタルっぽい物体をみつける。
・森雪が近付くと宇宙服が吹っ飛び私服姿に
キャミソール+ジーンズ姿です。そんなん下に着るんですね。
・森雪が取りつかれる。自らが地球の放射能を除去できると語る。
ミッション達成。キムタクが放射能を浴びたのに死ななかったのも、彼女の送ったカプセルのおかげだった。
・森雪が正気に戻り脱出へ。
・斎藤、真田はデスラーの基地を見つけ2人だけで突撃へ
無茶だ。
・真田は行く前にキムタクへ「お前を弟のように思っていた」と言いだす
すげーいきなり。ぜんぜんそんなそぶりがなかった。どうも原作にあったセリフらしいけど不自然極まりない
・斎藤と真田は基地の前で自爆し、死亡。キムタクと森雪は戦艦に戻る。
・ワープし地球の目の前へ。艦長はそれを見届け、死ぬ。
・そこへデスラーが液体金属ターミネーターみたいな姿で登場。自らの戦艦でいまから地球を爆発させようとする。
・西田敏行も死ぬ。
・相手の戦艦を破壊するのには波動砲しかない、しかしふさがれていて、撃つとヤマトは木っ端みじんになってしまう。
・キムタクは自分一人がのこり、命と引き換えに波動砲を撃つことを決意する
話の流れ自体は文句はないのですが、波動砲をふさいでいる物質をミサイルで落とせないかとか、あの手この手の方法もふさいでからにしてほしかった。「他の方法を探す」という行動が誰にも見られなかったのも残念
・森雪は残っている。時間がないはずなのに悠長なドラマ開始
そういやこの展開「アルマゲドン」っぽいですね。
・キムタクはショック銃の「レベル1」で森雪を気絶させ、戻ってきた「島大介」に預ける。
ショック銃の伏線がこんなところで!地味だけどこういうの好き。
・乗組員は脱出。キムタクは完全に波動砲を撃つ準備へ。
・キムタクの前にオレンジ色の今まで死んだ人たちの亡霊が。笑っている。
漫画の「うしおととら」を思い出した。
・「波動砲発射」!爆発は遠いカメラワークで、静か。
スティーブン・タイラーの曲が流れる。エンドロール。
これも唐突な感じがする
・広い緑の草原の中にいる森雪、とその子ども
キムタク、子作りしていた。一面の緑を観て不覚にも感動してしまったのですが、「子どもいるのかよ!」と思いわりと台無しに。
生き残った島大介とその子どものほうを出してほしかった。

まあ不自然なセリフが多いというかキャラの掘り下げが足らないとか言いたいことはいっぱいです。
でも本当面白かった。同監督の「三丁目の夕日」はわりと賛否両論ですが、自分は素直にいい映画だと思うし、今作も監督らしさが出ている作品だと思う。

色んな映画を真似しまくっていますが、それもいい方法に動いていました。
でも泣かせようとする音楽の多用はほどほどにね。

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  1. rightdiamondstar より:

    実際見に行ったが、復活篇(アニメ)より酷かった。
    主役以外完全にミスキャスト
    森雪役の人を変えなきゃ良かったのに

  2. ヒナタカ より:

    この作品が賛否両論なのは理解しています・・・見た目のハリボテ感はともかく楽しめたので。
    キムタクはキムタクにしかみえなかったけどいい配役だったと思います。他は・・・柳葉敏郎さんは好きです。

  3. はっちゃく より:

    私はヤマト世代で全てのヤマトのTVシリーズと劇場版を何度もみた。
    ヤマトなら艦首から艦尾まで忠実に絵に描けるくらいのファンでもあった。
    私は名作アニメのリメイクは嫌いだし なんといってもアニメの実写版ってのが大嫌い。
    おまけにネットでの評判も良くない。
    全く見る気がしなかったのだが、同級生の勧めで今日ようやく見た。
    いや、これは傑作だよ!!
    もしキムタクと黒木メイサがアニメの古代進と森雪になろうとしてたら
    失敗してたかもしれないが、全くの別キャラだったのが一番の好材料。
    ストーリーや登場人物は一部ヤマト2が混じっていたり変更があったりしていたけど、ヤマトの骨子はきちんと押さえてる。ヤマトを理解してる監督なんだろうね。
    とにかく本当に宇宙戦艦ヤマトをみたっていう気分になれた。

  4. ヒナタカ より:

    コメントありがとうございます。
    自分は「ヤマト世代」でないのでうらやましいです。
    >もしキムタクと黒木メイサがアニメの古代進と森雪になろうとしてたら
    >失敗してたかもしれないが、全くの別キャラだったのが一番の好材料。
    キムタクはキムタクのままでしたね(笑)でもむしろそこがよかったと思います。
    >ストーリーや登場人物は一部ヤマト2が混じっていたり変更があったりしていたけど、ヤマトの骨子はきちん>と押さえてる。ヤマトを理解してる監督なんだろうね。
    >とにかく本当に宇宙戦艦ヤマトをみたっていう気分になれた。
    テンポもよく、うまいくらいにまとめられていましたね。
    アニメ版も観たくなってきました!

  5. はっちゃく より:

    ヤマトをググッていたらまたここに辿り着きました。(笑
    ヤマトのアニメ版を見るのですか?
    うーーん

    当時、クラスのファンはみんな怒ったんですよ。
    ヤマトと登場人物をもてあそび過ぎてると。
    この映画にもあったように真田さん(柳葉さん)は2作で死にます。
    話題になりますからね。
    ところが次のシリーズでは生きてたって事にする。
    TVシリーズとそれをまとめた劇場版では亡くなる人も亡くならなかったりしています。
    で、3作目は亡くならなかった方の続編と言うことにしてTV版と劇場版をつくる。
    それの繰り返し。
    だから最後の完結編を見たあとヤマトが可哀相になりこう思いました。
    ヤマトよ、お願いだからもう本当に永遠の眠りについてくれ。
    お前はプロデューサーにいいように利用されているだけなんだ。
    と。
    けど、中身はいいのが沢山ありましたよ。
    ちょっとベタついてるけど、「新たなる旅立ち」までは本当に好きでした。
    参考までに。

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著者

ヒナタカ

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