『ONE PIECE FILM GOLD』ゴージャスだけど詰め込みすぎ(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

『ONE PIECE FILM GOLD』ゴージャスだけど詰め込みすぎ(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はONE PIECE FILM GOLD(ワンピースフィルムゴールド)です。
※今回はメタメタに酷評です。この映画が好きな人にはごめんなさい。

個人的お気に入り度:3/10

一言感想:尾田先生の仕事に振り回されすぎぃ!

あらすじ

ルフィたち麦わらの一味は、世界最大のエンターテインメントシティである政府公認の独立国家、グラン・テゾーロを訪れる。
ルフィたちはバカラという女性に、巨大なカジノへと案内してもらうが・・・。

発行部数3億2000万を記録しギネス認定、いまや日本どころか世界中で親しまれている漫画『ワンピース』の、アニメ映画作品です。

こういう映画は熱狂的なファンがこぞって観に行くわけで、昔に比べればワンピ熱が冷めてしまっている、海賊映画と言えばワンピよりも『フルアヘッド!ココ』(続編の『サンセットローズ』も含めて名作!)な自分がとやかく言うのは間違っているというのは重々承知しています。

それでも、今回の映画には少々苦言を呈したい!これは問題がありまくりだと思うぞ!

メインの問題いろいろ

(1)尾田栄一郎先生の設定を詰め込みすぎ

本作の総合プロデューサーは漫画原作者の尾田栄一郎先生が務めています。
総合プロデューサーって何してんのと思った方へ、尾田先生がとんでもねえ仕事をしていることは、来場者特典の777巻でわかります。

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※かなり豪華な特典

尾田先生は777巻で劇場版オリジナルキャラのひとつひとつの特徴やをビッシリと書き記すばかりか、もはやプロットのほとんどを書いていると言っては過言ではないくらいなのです。
週刊連載やりながらこれって過労死するぞ(実際に休載しているし)。

それはいいんだけど、この映画ではその設定を広く浅く拾いまくっているおかげで、結果的に詰め込みすぎという致命的な欠点が生まれています。
「これをやるんだったらこの描写いるだろ」な、省略したおかげで不自然になっているシーンがてんこ盛り。
事実、この映画版の前日譚となるエピソードを事前にテレビスペシャルで流したり、わりと重要なところをダイジェストで流すという荒技が使われています。
さらには、「車に乗ると性格が変わる」というサブキャラがいるのですが、そいつ初登場時からすでに変わった後の性格になっとるから説明の意味がないやんけ!

いやいや、これ2時間の尺じゃ無理だって!
「いらないだろ」と思わざるを得ないサブキャラも多すぎだって!
「描ききれなかったところは777巻で確認してね!」というのは乱暴すぎるって!

スタッフと脚本家が「尾田先生の想いを無駄にしてたまるものか!」と詰め込んだ、存分に仕事をしたことは伝わってくるのですが、さすがに全部拾いすぎて映画の内容が散漫になっているのです。

(2)リアリティーラインを無視したシーンが多すぎ

もともと荒唐無稽なアクション漫画なので、「物理法則がどうたら」な不満を言うのも間違っているのは重々承知しています。
それでも、「そうはならないだろ!」な、どうあっても好意的に解釈できないアクションシーンには閉口するしかありませんでした。
最低限納得できるリアリティーラインがないと、アツくなることはできませんよ。

(3)設定がガバい

敵キャラの能力の便利さと、それに対する解決方法がイマイチ強引で納得しづらいものがあります。
個人的にはそこはまだ許容範囲だったんだけど、舞台となる豪華客船グラン・テゾーロの設定がちょっと・・・。
後半になればなるほど、どんどん納得できない設定が出てきてしまっています。

(4)ギャンブル要素がほぼ皆無

自分は『ジョジョの奇妙な冒険』や『GAMBLE FISH』など、少年誌で駆け引きのあるギャンブルをする漫画が大好きです。
舞台は巨大なカジノ街、脚本を手がけた黒岩勉さんはドラマ『LIAR GAME』の人ということで、本作にもそういうギャンブル要素を期待していたのですが・・・ものの見事に裏切られました。
いや、ちゃんとギャンブルに興じるシーン自体はあるんですが、そこの展開も納得できないし、そのほかのバトルのだいたいがごり押しで勝利!にしか思えない。これはダメだろ。

(5)ゲストキャラの過去の描写が納得できない&不愉快

本作には「カリーナ」という原作に登場しないオリジナルキャラが出てきて、レギュラーキャラのナミと一悶着あるのですが、まあその描写の数々が納得できないこと!
いちおうここにはどんでん返しというか、あっと驚く(?)ミステリーが込められているのですが、これが「観客を騙すためのミスリーディング」でしかないのです。
客観的に冷静に考えると、このキャラに対するナミの言動はあり得ないものになっているよ。

カリーナキャラが好きになれない<ふたりの口論も納得しづらいかも・・・

ついでにこのキャラはその過去も含め、性格がすげえ不愉快です。
声を務めるのは道島ひかり。演技と声の質そのものは悪くはなかったけど、「ウシシ」としゃべるたびにぶん殴りたくなりました。

(6)主人公のルフィに感情移入できない

ルフィの、飲食店の親父へに対するあの態度はないんじゃないの?
それはまだしも、後半になると「お前をぶっとばーす!」「うぉおおおお!」と言ってばかりなのはさすがにどうかと。
こんな直上単純野郎になりすぎると、感情移入の余地がありません。

(7)原作を意識したキャラが登場する必然性が感じられない

これはファンサービスでもあるのでむやみに貶めるべきではないのだけど、『ウォーターセブン編』以降のキャラの登場は、果たして必要だったのでしょうか・・・。
原作を知らない人には「誰?」と言いたくなること必至だし、展開上も「いてもいなくてもあまり変わらない」塩梅になっています。
唯一「天竜人」だけ展開に絡めていましたが、これも強引かつおもしろいものではなかったなあ。

(8)「まさかの展開」にドヤ顔見せすぎ

後半に明かされるとある事実そのものは、ちゃんと論理的に納得できるようになってよかったです。
だけど、そこに至るまでは「それは無理じゃね?」と思わざるを得ないずさんさがあったし、これ見よがしに「(この展開は)すげえだろ!」と登場人物が訴えてくるのがちょっとキツいのです。

これは「潜入ミッション」があまりにも適当に見えるせいでもある。
『ワンピース』では派手な展開が好まれているのでしょうが・・・これじゃあミッション失敗するだろ。

オープニングは最高なんだけど

いいところもいっぱいあるんです。
何より、オープニングはすっげえワクワクしたんですよ。

いきなりすべてが金でできた豪華客船の中に観客を招待し、ミュージカルを披露、麦わら一味がつぎつぎと敵をなぎ倒す&賞金とともに紹介という流れは100点満点のゴージャスさです。

しかも、今回は3D上映、4DX上映がヤバいことになっているらしいですぜ!

もうこの冒頭10分だけでも、本作は観る価値があるのではないでしょうか(4DXでこれを観た方がうらやましい!)
その後も派手な画がてんこ盛りなので、退屈せずに観られることは間違いないでしょう(冒頭がピークとも言うけど)。

あとは悪役を演じた山路和弘さんが最高だったということは言わずにはいられません。
もともと悪役が似合いまくるお方だったのですが、今回のハマりっぷりは歴代最高レベルじゃないの!?氏による悪役が好きな人は大・大・大満足できるでしょう。

ワンピースこの悪役はよかった<徹底したヒールっぷりが素敵!

支配層に対する貧困層の描写があったのも好きです。
原作でもこうした差別や貧困などの問題をよく扱っていましたね。

そんなわけで、トータルでは自分はこの映画をひどく気に入りませんでした。
『ワンピース』ファンの方、ごめんなさい。

ファンの方には、777巻+トランプという来場者特典も含めてゴージャスすぎる一品です。
画だけで楽しめるエンタメ作品として、ちゃんとオススメします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

ナミとカリーナの軋轢が変じゃない?

えーとね、ナミとカリーナは、過去に海賊のお宝を盗んだたため、いっしょに捕まったことがあったんです。
で、カリーナは「日没までに宝を持って戻ってこなければナミを殺す!」という条件を海賊に告げられ、ナミは彼女が自分を救ってくれると期待していたのですが・・・けっきょくカリーナは戻って来ることはありませんでした。

で、裏切られたナミは命だけでも助かるため、宝を埋めた場所に海賊達を招待するのですが、宝箱は空っぽでした。
カリーナの「ウシシ、お宝はいただいた」という置き手紙だけがそこにあったんです。

回想が終わり、夜にナミはカリーナのその行動を責めていた(当たり前だ)のですが・・・その前には彼女のことを「(スリの)腕が落ちたんじゃない?」「こいつとは腐れ縁よ!」と軽〜く語っているんです。いやそんな過去があったら再会したとたんぶん殴るだろ!

ところが、この過去の悶着にはとあるどんでん返しのオチがつく。
なんとカリーナは、空っぽの宝箱を見て打ちひしがれているナミを見ながら、海賊たちに「お宝はあたしがいただたたよ!追ってきな!」と挑発していたのである。※終盤にもう一度回想があって判明する。
つまり、カリーナは自分が命がけでおとりになってくれたんですね!なるほど、これなら再会したときのナミの態度にも合点ができねえよ!

ナミは宝と引き換えに命を救ってもらうため、宝の場所まで海賊たちを案内したわけですが・・・海賊たちの約束はただ「日没までにカリーナが戻って来る」ことなんです。カリーナは日没した時点でナミが殺されてしまうとは考えないのか?

100歩譲って「カリーナはナミの性格をよく知っていて、彼女が宝箱を掘り返すよう海賊に命じるほうに賭けた」としても、本当に彼女がの命が大切ならそんな「賭け」をすんなよと思うし、そもそもカリーナが日没前にナミがとらわれている場所に来て、その場で挑発すればいい話じゃないか。

10000歩譲って、わざわざ宝箱を空っぽにして置き手紙を残したのは、「ナミに宝が奪われたことを知らせることで、海賊が彼女を哀れに思ってそれ以上手を出さない」ように仕向けたと考えても、やはり彼女の行動は不確定要素が多すぎて納得できません。

これこそ「彼女がギャンブラーたるゆえん」とも言うんでしょうか?でもそれでナミの命を賭けるというのが許せないんです。これをひどい話ではなく、どんでん返しの「美談」として描くのが不愉快なんです。

彼女が最後に、豪華客船丸ごと奪って逃走ということも、なんだかな・・・。これもどんでん返しのつもりなんでしょうか、不愉快なだけでしたよ。

※以下の意見をいただきました。
ただでさえケイパームービー(金庫破り映画)っぽい映画で後出しジャンケンが多いのに、二人の回想まで小出しの後出しはちょっとフェアじゃないですよねw

ボスキャラの過去はダイジェスト

ボスキャラのテゾーロの過去がダイジェストで描かれたことが個人的に残念でした。
777巻を読めば溜飲は下がるのだけど、映画の中でちゃんと描いてほしかったなあ。
ダイジェストでなくて、ほかにも方法があったと思うのですけどね(例:ヒロインの悲しい過去を10秒で描いた『シュガー・ラッシュ』)

※以下の意見をいただきました。
ボスキャラのテゾーロの過去省略については、作者が前作Zの反省を活かして、ボスについてあまり掘り下げず、あくまでルフィたちが主役をやるようにする、と明言してるのですが…

※以下の意見をいただきました。
個人的にはここをダイジェストにしたのは良かったです。悪役の同情すべき過去を一から丁寧にやられても無駄にウェットになって映画の雰囲気と合わないし、テンポも悪くなるだけなので臭わせる程度にして劇場特典で補完させる視聴デザインはなかなか気が利いてたと思いました。

ゴリ押しデイライト

えーと終盤に、敵の能力を無効化するための海水を手に入れるため、すげー早く回っている超巨大なファンを通り抜けようと画策するシーンがあるんですね。
これは『デイライト』を彷彿とさせて、ワクワクしたんですね。

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※シルベスター・スタローンが災害に遭った人を救うため、何層のも巨大ファンをすり抜けていく映画です。

で、これをどう攻略したかというと、ルフィがなんの思慮もなしにファンに突っ込んでいってボッコボコにされます

で、それに感化された伝説のギャンブラー・レイズマックスが覚醒して、タイミングを読んで突入。でも失敗

レイズマックス<北大路欣也さんの声はハマっていましたね。

最終的にどう攻略すんのかな、と思っていたら、地下牢獄に囚われていた人々がみんないっせいにファンに突っ込んだうえ、素手でファンを止めることができました

すみません、リアリティのかけらもありません。
賭けとか関係なく、みんなの力づく(物理)で勝利っていうのはギャンブルの本質からすれば陳腐な展開にしか思えないよ!

あ、そうそう地下牢獄は金がたくさんあるかかわり、食料がないって設定だったのもどうかと。みんなすぐに餓死するだろ
こんな感じで設定がガバガバなので、白けてしまいます。

もともと超幸運なルフィ一行

解せないのは、ルフィたち麦わら一行が何の理由もなしにカジノやレースで大勝利しまくることですね。
せっかく「運を吸い取って自分のものにする」という能力を持つ敵キャラがいるんですから、この運は他人にも与えることができる、だからルフィたちは意図的にバカヅキにされた、というふうにしたほうが説得力があったでしょう。

あと、レースでルフィたちの車が崖下に落ちるのですが、ルフィが「足を使って車を固定する」という描写がないまま、手を伸ばして縮めてそのままコースに復帰というのもいかがなものかと。この描写だと車は落ちて、ルフィだけが飛んでいくだろ。

迫害されているほうを責めるルフィ

わりと致命的なのは、ルフィたちはハメられて莫大な借金を負うのですが、そのすぐ後に豪華な食事を食べていること
金がなくなった喪失感が微塵もなーい!テゾーロはその場で有り金全部奪えよ!

しかも、ルフィたちは借金まみれのために、不遜な者に土下座するばかりか、足蹴にされる飲食店の親父を見かけるのですが、止めません。
で、その後にルフィが放った言葉は「なぜやり返さなかった!」

すみません、なぜ弱い立場のほうを責めるの?
子どもたちの反応や、敵キャラの説明で「この国は金がないと問答無用で搾取されてしまう」というのは十分提示されていたよね?
原作での、不遜な者に(よくも悪くも)すぐに手を挙げるルフィらしくないのもイヤでした。

※以下の意見をいただきました。
原作のルフィも弱者の立場に甘んじるヤツには厳しいキャラだったのでこんなもんかなとも思いました。

※以下の意見をいただきました。
あれを責めてると解釈するのはいかがなものかと。
原作初期のコビーに対する扱いだってそうです。弱者のままでへらへらしてるコビーに向かって「俺お前嫌いだなー」とルフィは言い放っています。あの後ルフィがコビーを助けたのは、コビーが根性見せたからですよ。

このルフィは不愉快だなーと思っていたら、その後は「うぉーーー!」「お前をぶっとばーす!」と直情的に物理で攻撃しまくるキャラになりました。もうやだ。

よかったところ:いちばんのどんでん返し

麦わら一行は、金庫の金でなくあくまで仲間(ゾロ)の命を救うために行動していた。
テゾーロには、二重スパイであるカリーナを行動させることでそれをカモフラージュし、潜入部隊の第二班であるルフィとフランキーに海水を噴出させるための行動をとらせていた。
これ自体は、ちゃんと論理的に筋が通るようになっています。

まあ天竜人に衣装を借りて変装したらなんとなくうまくいったり、そもそも潜入ミッションなのに派手な行動しまくりなのは解せなかったけどね。

金で支配されるルールを変える

テゾーロの能力を無効化して、「こっちのルールで戦う」という展開はおもしろいです。

だけど、最後は「賭け」がほとんどない肉弾戦になってしまう。
「この場所は金が支配している!」というのが問題になっていたのに、最終的には力で解決するというプロットになってしまっているのです。

だいたい、その「ルールの無効化」自体、ギャンブルの一定のルールで戦うおもしろさを否定しているようでイヤだったなあ(これは単なる好みの問題です)。

まあルフィたちが飛んだり跳ねたりゴージャスな画で戦いまくったり、ウソップが「スロットの777を当てさせること」で敵の運を使い果たさせるという展開は楽しかったですけどね。

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  1. 蝮のゼンゾウ より:

    今日観てきましたー。はじめてのワンピ映画であんま期待してなかったんですが、なかなか楽しみましたよ。
    >何より、オープニングはすっげえワクワクしたんですよ。
    自分もすごい心掴まれました。おおー、力入ってるなと。ワンピースの世界観の説明がダラダラ入れず、前提の段取りをスマートに省略していて映画に集中できました。
    >〜ナミとカリーナの軋轢が変じゃない?〜
    言われてみればw
    ただでさえケイパームービーっぽい映画で後出しジャンケンが多いのに、二人の回想まで小出しの後出しはちょっとフェアじゃないですよねw 言われなかったら気づかなかったのにw
    >それよりも、ボスキャラのテゾーロの過去がダイジェストで描かれたことがいちばん納得がいかないんですけですけどね!
    個人的にはここをダイジェストにしたのは良かったです。悪役の同情すべき過去を一から丁寧にやられても無駄にウェットになって映画の雰囲気と合わないし、テンポも悪くなるだけなので臭わせる程度にして劇場特典で補完させる視聴デザインはなかなか気が利いてたと思いました。
    >すみません、なぜ弱い立場のほうを責めるの?
    自分もここは気になりました。あそこで手下をルフィがぶっ飛ばすのかと思いきやまさかの一言。
    ただ原作のルフィも弱者の立場に甘んじるヤツには厳しいキャラだったのでこんなもんかなとも思いました。
    >だいたい、その「ルールの無効化」自体、ギャンブルの一定のルールで戦うおもしろさを否定しているようでイヤだったなあ(これは単なる好みの問題です)。
    ギャンブルという舞台建ては全体的に押し出されていませんでしたね。もしギャンブルで勝負していたら「サマーウォーズ」のラストっぽくなっていたかもしれません。

  2. あか より:

     うーん、やっぱりヒナタカさんのレビューは最近ズレてるような気がします。2016年に入ってからあまり共感できませんねー。コナンのレビューでも感じましたが、原作漫画の劇場版のレビューは控えた方がいいかもしれません(当然ヒナタカさんの自由ですが)。なぜ現代一般日本人の倫理観とフィクション上のアウトロー達の倫理観を比較してしまうのか。カリーナも泥棒、つまりは海賊と同じ犯罪者ですよ。なぜ「許せない」なんていう寒い正義感を振りかざすのか理解できません。そもそも冗談でもレビューに「ぶっ殺すぞ」なんていう表現を使うような人間が正義感を振りかざさないでください。ヒナタカさんが過去の怨念をずっと引っ張る執着心の強い性格なのは分かりましたが、その性格をナミに当てはめてどうするんですか。ナミも泥棒としていろんな人間を嵌めてきたんですから、むしろカリーナにマジ切れしたらそれこそ「お前も人のこと言えないだろ」ってなりますよ。
     >もともと超幸運なルフィ一行
    ルフィたちが超絶幸運なのは作中でこれでもかと言われていますが・・・例えば、頂上戦争でルフィが生き残ったことを「巨大な嵐の中核に飛び込んだ一匹の蟻」と表現することで幸運さを際立たせていますし、そもそも海賊として5億の懸賞金、その他にも億越えがたくさんいる大海賊が不運なわけないじゃないですか。むしろルフィが超幸運じゃなかった方がびっくりしますよ。ここにも原作をあまり読んでないなーというのがとても感じられます。
     >「この国は金がないと問答無用で搾取されてしまう」というのは十分提示されていたよね?いくら頭の悪いルフィだからって、そんくらいのことわかれよ!
     なぜルフィがわかる必要があるのでしょうか。ルフィが海賊として最も重視しているのは「自由」ですよ。つまり、ルールとか規範とか道徳とか、そんなものはルフィには関係ないんです。だから作中でもたびたび言われてるじゃないですか「イカレ野郎」だと。なぜグランテゾーロのルールに海賊であるルフィたちが理解を示さなければいけないのでしょうか。つーか、あのシーンは責めてるわけではないでしょう。純粋に不思議なんですよ。やられて黙ったままでいることが。ヒナタカさんには何かいじめとかの嫌な思い出でもあるんですか?あれを責めてると解釈するのは被害妄想だと思います。初期のコビーに対する扱いだってそうじゃないですか。弱者のままでへらへらしてるコビーに向かって「俺お前嫌いだなー」とルフィは言い放つわけですよ。これもヒナタカさんにとっては文句の対象ですか?コビーを助けたのは、コビーが根性見せたからですよ。
     他にもツッコミどころはありますが、やっぱりちょっとズレてますね。最初のフルアヘッド!ココの一文からおかしいですし、やっぱり漫画原作のレビューはやめた方がいい気がします
     長文失礼しました

  3. より:

    ボスキャラのテゾーロの過去省略については、作者が前作Zの反省を活かして、ボスについてあまり掘り下げず、あくまでルフィたちが主役をやるようにする、と明言してるのですが…

  4. ヒナタカ より:

    みなさんコメントありがとうございます!
    怒られれやしないかとビクビク・・・
    コビーを助けたのは、コビーが根性見せたからというのは、納得です。
    でも、勘違いしてゾロと殺し合いの喧嘩をしていたことがあったよな・・・
    > ボスキャラのテゾーロの過去省略については、作者が前作Zの反省を活かして、ボスについてあまり掘り下げず、あくまでルフィたちが主役をやるようにする、と明言してるのですが…
    こちら追記します!

  5. 名無し より:

    長文の方のコメントを見ると「ワンピース批判すると飲み屋で見知らぬ人に糾弾される」というネタも真実味を帯びてきますなぁ

  6. 毒親育ち より:

    原作は単行本を初版で揃える程に愛読していて、自他共に認める日本一人気の漫画をお金かけて一流の映像職人を揃えて、何より原作者も参加!というのに・・・。
    涙が出る程感動した方々には、ごめんなさい。私的今年のデストロイ候補作となってしまいました。
    例によって何が気に入らなかったのかと。見方が変わった所をヒナカタさん始め皆様の考察で発見させてください!
    >(1)尾田栄一郎先生の設定を詰め込みすぎ
    もったいないキャラが多過ぎる!尾田先生の頑張り過ぎだ!
    いや本当に少年漫画的楽しい世界観と魅力的なキャラを産み出し続ける尾田先生の脳内源泉はバケモノか!?・・・が仇になるとは。
    >ギャンブラー・レイズマックス
    「自信」という。ギャンブラーの翼を失い地に落ちた男の再起・・・だったはずですよね。
    >(2)リアリティーラインを無視したシーンが多すぎ
    自分は許容範囲だったのは、未だにウンコチンコで笑える精神レベルだからでしょうか。
    「六式」は自分が小学生だったら習得しようと無駄な努力をしてそうです。特に「月歩」とか・・・て、あの法則は「るろうに剣心」でもやってましたね。
    >(3)設定がガバい
    ~ゴリ押しデイライト~
    海水という悪魔の実の能力者の弱点がけっこう「気合」でなんとかなってしまってるような・・・。
    尾田先生も仰ってますが、希少金属の金しか操れないテゾーロは国外では最弱能力者ですよね。
    だからこそ。あれだけの規模の「手前の土俵」を作り上げたのはスゲエです。
    >(4)ギャンブル要素がほぼ皆無
    もっとこう・・・『ジョジョの奇妙な冒険』のような心理戦を!・・・え?アクションする尺が無くなるし、お子様がお昼寝しちゃう?中途半端にガキなオタクはハリウッドのベガスギャング映画でも見てろ?・・・ハイ。
    >(5)ゲストキャラの過去の描写が納得できない&不愉快
    ~ナミとカリーナの軋轢が変じゃない?~
    この2人が絡む度に脳内が「?」マークだらけだった私は阿呆でしょうか。
    カリーナの策略もトレジャー海賊団をまんまと出し抜いてナミまで救った結果オーライ・・・にしては、かなり行き当たりバッタリでリスキーな賭けのような。
    それにあれならナミはお宝と引き換えにトレジャー海賊団の怒りを一手に引き受けてくれて、自分を“被害者”にしてくれたと気付いていたのは再開直後でなく、本作中でしょうか。
    >あかさん解説による「悪党の仁義?」を効いて。
    自分が現実で見て被害を受けて来たクズどもは基本「オレは良いんだよ!オレは!」で、手前の悪事は三歩あるけば忘れ、追及されれば「過ぎたことグダグダと~!」で、何をやるにも恩着せがましく事有る毎に「オレ様のおかげ」を出して優位に立ちたがる。だから日常的に人を殴るし、自転車や店頭の商品を平気で盗むような奴らばかりでしたから(それが大目に見られたのも精々学生時代まででしたが)どうにも・・・ピンと来ないです。
    と。ここまで考えて気付いたのは、ただテメーが楽に生きる事だけ考えているそこいらのチンピラと、「道」「業」として背負って生きている空想世界の悪党を同列に考えないように。という事でしょうか。
    さしずめ。ルパンと不二子ちゃん。冴羽リョウと野上冴子のような関係と。
    >道島ひかり。演技と声の質そのものは悪くはなかった
    アフレコ出来てる方なんですが、感情的なセリフになると時々棒読み気味になるのは気になりました。
    >悪役を演じた山路和弘さんが最高だったということは言わずにはいられません。
    母に虐待されていた過去の所為でいつ「左右対称のインクの染みが変化し続けるマスク」を被るかと!?
    >~ボスキャラの過去はダイジェスト~
    ここは多いに不満でしたが・・・
    >蝮のゼンゾウさんと拳さんの解説により
    なるほど納得。いや、最近「へえ~。タイヘンなジンセイ生きて来たんですね。それで?なんでテメー糞人生の憂さ晴らしにその辺歩いていただけの人が付き合わなきゃイケナイの?ところで世の中もっとナイトメアモードな生立ち背負って真面目に生きてる人もいるんだけどさ。あ?財布の中に千円札入ってる?」な無敵の人が起こした胸糞事件を見ているだけに。
    でも。テゾーロはあの生立ちから「オレが誰も金で買われない国を作ってやる!」とか「金なんて人生のスパイスだ。そんなもんにメインディッシュが振り回されてどうするよ?」「とりあえず俺の歌でも一曲聞いてくれ。笑ってくれたら御代はけっこう!」な人になって欲しかったですね。
    中流以上の家庭に生まれ育ち。大した才能も無く。ロクな努力も出来ず。そもそも挑戦すらしてこなかった自分のそれなりの人生も受け入れられないまま腐って逝き、心に溜めこんだ精神メタンガスを爆発させて、やる気になれば誰でもやれる頭脳も腕力も技能も要らない弱者虐待で悪の偉業を成した!とご満悦の自称無敵の人などでなく。あれ程の“国”を作れた上にショーマンとしての才能は本物な人だったのに・・・。
    余談ですが、自分はZ先生大好きなんですけどね!外見クリント・イーストウッドで中身西郷隆盛な所とか!正直、前作の主役はZ先生だと思ってますから!!
    >(6)主人公のルフィに感情移入できない
    ~迫害されているほうを責めるルフィ~
    ここは自分も「強気を挫き!弱気を助く!」が麦わら海賊団ではなかったのですか!?でしたが、
    >蝮のゼンゾウさんとあかさんの解説により
    うおぉぉ!!久々に単行本読み返せ!確かにルフィ船長は仁義に熱い御人ですが、決して正義の味方なのでなく、こういう「厳しい人」でしたね。ごめんなさい!
    >(7)原作を意識したキャラが登場する必然性が感じられない
    革命軍とCP0の尺をレイズマックスさんに回したげて・・・。
    >(8)「まさかの展開」にドヤ顔見せすぎ
    結果オーライなんですけど、船長だけ真の作戦を知らされていなかったとか後味悪過ぎ・・・いいえ。あれこそ信頼の証でしょうか。
    おかげ様で大分持ち直してデストロイからは脱しましたが、これだけは我慢ならなかった不満点を言わせてください。
    「自己責任」なんて文字通り覚悟の上で、安心安全安定なぞに背を向けて、己身一つを財産にその日暮らしを満喫する人生を選んだ無法者に野暮な突っ込みですし、「そんな事言ったら同じく少年ジャンプの看板を張る両津勘吉巡査長など警察官という身分で・・・」なのは重々承知ですけどね!!
    初っ端から借金してギャンブルなんて。カウカウファイナンスの顧客みたいに究極ダメ人間sな麦わら海賊団は子どもに見せたくないよ!
    いや。不正に背負わされた借金に「地位?財産?知った事か!この世は腕っ節強いもんが天下じゃボケエェッッッ!!」は少年漫画の浪漫ですけど、あまりに迂闊過ぎませんか。法に守られない立場だからこそ危機管理能力は研ぎ澄まさないと行けないのに、頭脳担当のナミやロビン姐さんは愚か、一味のブレーキな慎重派のウソップまでノリノリとか・・・。
    もしかして一国の「VIPリスト(本当は「カモリスト」でしょうけど)」に載った歓待に気を良くして、自分達は既に四皇や王家七武海級だと(実際何度も御上相手に正面から喧嘩してますし、その評価も不思議ではないですが)の慢心からでしょうか。そんな麦わら海賊団は見たくなかったです・・・。
    いや。最初から胡散臭いのは百も承知。トンズラかヒャッハー!して踏み倒しの算段だったのでしょうか(ただテゾーロの能力は想定外だった)
    忘れてはいけない。彼らは自由人。ケツも吹けねえ紙なんかに支配されたりしねー!て事ですか。尾田先生と東映動画の皆様!?

  7. より:

    この映画、自分にとってはワンピ映画の中で最高でしたね。
    カゲヒナタさんの批評内容云々の前に、「ファンの皆さんごめんなさい」と言ってる割には「海賊映画と言えばワンピよりも『フルアヘッド!ココ』」なんて余計な一文を入れるのは、ファンの方を挑発してるようにも受け取れます。あまりに失礼すぎませんか?
    これじゃあ炎上狙いでこの記事書いたと言われても仕方ないですよ

  8. 匿名 より:

    前のハートオブゴールドも(重要キャラ二人の棒読みに耐えて)全部視聴し、映画も2日目に見たものです。
    ハートオブゴールドで少ししか語られなかったナミとカリーナの因縁は、映画でどう見せてくれるのかと思ったのですが、実に肩透かし。
    テゾーロの過去短すぎなのは思っていました。
    しかし、ゴールドの一番の欠点は、それではなく、レイズマックスの存在自体だったと思います。はっきり言って、こいつは要りません。
    革命軍へ入ったといいながらサボとコアラの言葉でしか語られないし二人とは絡まない。ファンを止める場面でさえ能力を出さないということはこいつは能力者じゃない。バツ2のギャグは滑りすぎ。
    北大路欣也さんを出したかったがために無理やりぶち混んだキャラに感じました。
    それ以前に必要ない描写多すぎ。ロングロングとか、サボとCP0とか。
    映画でやるべきストーリじゃありませんでしたね間違いなく。

  9. 毒親育ち より:

    2016-08-02 13:37 :の方のご意見で気付いたのですが、本作はレイズマックスさんを主役にすべきだったのですよ!
    革命軍の工作員や堕ちたギャンブル王なんて全く生きていない役所よりも。彼がテゾーロもしくはステラの父で、ギャンブル狂いで家族を売り飛ばすハメになりながらも、息子もしくは娘の恋人に奴隷として飼われる無様を晒しながら生き延びている最底辺の男として描き、それでも捨てきれない家族への想い。今の境遇は自業自得として諦めながらも自身のクズさで歪めてしまったテゾーロと不幸な境遇のまま死なせてしまったステラへの愛。そこから「オレが言えた口じゃねえのは解ってる。頼む麦わら。あいつ(テゾーロ)を救ってやってもらえねえか・・・。こんなオレでも、いやオレの業で外道に堕としちまった子を見るのは耐えられねえんだ!!」と血を吐くような心情を吐露。
    最終決戦でかつて辛酸を舐めさせられた宿敵バカラへ、運に頼らぬ知略(駆け引き)と奇策(イカサマ)で打ち倒す。
    これなら。子ども達へギャンブルや無計画な借金の負の側面も伝わると思いますし・・・。
    今後。ワンピースの劇場版はゲストキャラを主役にして。麦わら海賊団は彼らだけではどうしようもなかった問題をブチ壊す!な水戸黄門的な救世主役にして欲しいです。
    正義の味方でも弱者の味方でもない。なによりも人間の可能性を活かす自由を愛し、それを疎かにする者には支配する側にもされる側にも冷徹な程に厳しくも、反抗の意思を見せた物には手を差し伸べる。ルフィ船長の魅力も生きると思いますし!

  10. 匿名 より:

    みちしま?
    満島ね

  11. 匿名 より:

    ナミとカリーナの過去はそれなりに練られてると思うけどね。
    そもそも捕まったのはイレギュラーなことなわけで、多少博打要素がはいるのは仕方ない。
    その上で、まず逃げるためには身体の自由を確保しないとならない。
    そのためには片方人質にしてってのはわかる。
    これで日没までに宝を持ってきたら再度捕まって、お宝没収の上、殺されるに決まってるでしょ。
    だからといって戻らなければナミが殺される。
    じゃあどうするか。それは自由になった自分が標的になって逃げきり、その隙にナミも逃げるしかないと考えたんやろ。
    で、標的になるためにはお宝をすべて自分が確保するのが手っ取り早い。
    相手はお宝を取り返すためにすぐ殺さず待ってる訳やからナミがお宝のところに案内することは、可能性として十分あり得るし。そこで一気に自分に注目を集める訳やん。まぁ、その隙にナミが逃げれるかは賭けだけど。
    別に全然変ではないと思うけどね。
    見せ方が下手なだけで。

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  13. ななし より:

    一応補足しとくと、ルフィは見聞色の覇気というものを使うことができ、見た者のある程度の実力を測ることができます。
    店長をザコモブが殴っていたシーンですが店長は元軍人という描写があることから、モブよりは強いと推測できます。ルフィが手を出さなかったのも店長が反撃したら勝てる事が分かっていたからだと。

    ゴールドに関してはストーリーが余りに散漫で無理矢理感満載な気はしますね。映像は派手なので良いんですが、敵、サブキャラに本職の声優を使わず、何人か棒読み俳優を使っている事で一気に冷めるのにも文句を言いたいです。カリーナとかバカラとかど下手くそでかなり萎えました。zのアインもそうですが。
    後、ゾロとサンジの敵がいつものことながら弱そうってのも嫌ですね…。もうちょっとあるだろと。

    つまらなくはないんですがね…

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ヒナタカ

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