むしろ絶望「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」ネタバレなし感想+バナナ

むしろ絶望「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」ネタバレなし感想+バナナ

※以前書いた記事の修正版です。
映画ファンから蛇蝎のごとく嫌われている「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」をDVDで観ました。

個人的お気に入り度:1/10

一言感想:バナナ!バナナ!バナナ!

あらすじ

警察が組織がどーとか悩んで適当な作戦練ってご都合主義的に事件が解決する話。

*例によってメタメタに書いているのでこの映画が好きな人にはごめんなさい。

えー別に↑の一言感想は自分の頭がおかしくなったわけじゃなく、マジで映画の内容がそんなんだったのでご了承ください。いやあまりに映画がつまらないのでおかしくなりかけたけど。

こんなにひどい脚本見たことない!

つーかこの映画はなんなの?
いろいろ問題点は多すぎるんですが、とりあえず言えるのは登場人物の行動が無茶苦茶すぎます
後半の推理でもなんでもない事件解決までの段取りとかヒドすぎて話になりません。
タチが悪いのは完璧にギャグとしか思えない展開なのに、そこに至るまでの描き方が思い切りシリアスなので笑っていいのかどうか対応に困ること。
命がかかる危険な状態でギャグを連発されても困ります。

さらに前半は前半で警察内の内輪もめというか恐ろしくつまらないギャグが繰り返され、中盤は犯人たちの行動が釈然としません。
一応内部告発がテーマになっているのですが、作中では主人公たちもいろいろと隠蔽をしているという恐ろしくチグハグなことになっています。
さらに「組織」というものの是非を問うシーンもあるのですが、肝心の警察の組織が無能すぎるためこれまた説得力皆無です。
これを書いた君塚良一さんの仕事もひどいもんですが、なぜこの話でOKが出るのかさっぱりわかりません。

バナナが超重要アイテムだよ!

そして本作のもっとも恐ろしいことは、バナナが重要なアイテムとして登場することです。
DVDのパッケージ(ポスター)からその危険性がみてとれました。

※なぜかバナナが!

なんでバナナかと言えばDoleとタイアップしているからなんでしょうけど、ほんとバナナをキーアイテムに仕立て上げる展開はヒドい。観ていて絶望しか感じれませんでした。
(ちなみに日産・リーフも宣伝のためだけにでてきます)

もうね、こんな映画は二度と出てきてほしくないっていうか、本当に終わってよかったなあと思うことしきりです。
映画の1作目とドラマ版は結構面白かった記憶があるんですか、それも思い出補正だったのかと勘ぐりたくなります。

そんな思い出までぶっ潰してくれた本作には一切の感謝は言いません。
でもこんな脚本に付き合ったスタッフの方々、出演者の方々は本当にお疲れ様でした。
以下、結末も含めてネタバレです↓ 映画を観る気がないのだったら読んでもいいと思います。

子どもはバナナが好きなんだ!

本作の問題点は「警察が無能」「辞職に追い込まれる過程がどう考えてもおかしい」などいろいろあるんですが、そこらへんはもうツッコミたくもないので以下のリンクをご参考ください(当然ネタバレ)
2012年 この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞|破壊屋(3位参照)
踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(ネタバレ)|三角絞めでつかまえて
以下ご紹介するのはバナナ関連のことばかりです。

主人公たちは犯人探しのため捜査を行うのですが、そこではバナナのキャンペーンが行われていました。
キャンペーンとはいえ、バナナをひと房まるごともらえるなんて気前がいいですね(棒読み)
壇上にいるアイドルも子どもにバナナをあげているんですが、バナナを受け取る子どもがそんなに喜んでいないのが笑いを誘います。

そしてなぜかバナナの皮からエネルギーを作る機械のデモンストレーションまで行われます。
うわあかがくってきゅうにしんぽするんですね!(棒読み)

そして、キャンペーン会場にいる子どもたちが言う、このわざとらしい台詞!
「子どもはバナナが大好きなんだよ」

そりゃそうかもしれんけど。大人だってバナナは好きだよ。
恐ろしいことに、この映画ではこの台詞をさも伏線であるかのように使います

なんでそれで解決するの?

後半、今回の誘拐犯が過去の事件の模倣をしていることがわかり、犯人はおもちゃ屋のような子どもが楽しい場所に連れて行っているはずだ!と推理します(これ自体おかしいだろ)
そのころ青島はチャリで捜索に向かっていて(パトカーで行け)、推理を聞いた青島は「このへんにおもちゃ屋なんてない」と言います。
お前の周辺だけに逃げているとは限らんだろ

そして青島は思い出します。あのバナナキャンペーンのことを・・・

(バナナの回想の後)青島「あそこだ!」
(゚Д゚≡゚Д゚)?ハァ?

青島「バナナだ」
青島「バナナだ」(2回目)
(倉庫にバナナの絵が見える)

本部にいる室井「バナナ?」
青島「室井さん、バナナだバナナ!」
室井「全捜査員に告ぐ」
室井「バナナだ!」

( ゜Д゜)

えっと・・・子どもはバナナが好き→そういやこのへんでバナナキャンペーンやってた→だからバナナキャンペーンの場所に隠れているんだってこれ推理か?
そして大の大人が「バナナ!」「バナナ!」と言っているこの状況。自分だったら救急車呼びます

そんなわけで警察はバナナを手がかりに捜査開始
「犯人はバナナに関連アリ!」とか言いながら!お前ら狂ってるよ!そしてこれで犯人を見つけるんじゃねえ!

衝撃のクライマックス

そして青島は予告編「死ぬ死ぬ詐欺」をやったとおりに犯人撃たれ……じゃなくて自分で勝手に転んだだけで立ち上がって、香取慎吾演じる犯人と対峙します。

で、その倉庫に現れたのは・・・なんと暴走バス
一歩間違えば誘拐された子どもごと死ぬやん!

さらにバスはDOLEのダンボールにつっこみ、倉庫の反対側に出て、盛大にOU☆TEN☆しました。

(°д°)ハァ?

これ、乗っているのは警察をやめて地元に帰ろうとしている女刑事(深津絵里)なんですが、バスジャックして子どもがいるはずのバナナ工場をぶっ壊すとか何考えてんでしょうか。
始末書で済む問題じゃねーっていうか、このあと実刑をくらうだろ。

何とか犯人を確保しますが、あたりはバナナだらけになっています。
ここはあれですか?ドンキーコングのボーナスステージですか?

*画像はイメージです

そして青島は彼女を抱きかかえて開口一番「なんでこんな無茶するんだよ」
本当だよ

そんなわけで事件は解決するのですが、まだ謎のシーンがある。
誘拐されて助かった子どもはなぜか母親に「ボルシチが食べたい」と言うのです。

母親「ボルシチ」
父親「ボルシチ食べたいって、ふっ」

なんでボルシチなんだよ
アドリブだそうです

そんなわけで数多くの謎を残す後味の悪さを感じつつも終了。
最後は青島が「警察であれば正しいことをしたい」と言い、新たな事件に飛び込みます。

とりあえず君塚良一さんは田舎に帰れ。東京都出身だけど
この映画は二度と観たくないけど、バナナは食べたくなったよ。

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  1. ゆーきねこ より:

    すみません、踊るはほぼ見てないんですが、読んで爆笑してしまいましたw
    読みながら、「え、これ本当に全国公開されてるやつ?」と疑ってしまうくらいの滅茶苦茶っぷりですね(^^;)
    バナナが好きな子供が重要伏線って、戦後……?!(戦後だとしてもありえませんけど(^_^;))
    ある意味衝撃作だということが分かりました!

  2. kokonuts より:

    本当にこの作品を見る限りでは君塚良一は田舎に帰れと言いたいんですが
    個人的に「遺体 明日への十日間」は
    今の時期に公開されるべきだった良作と思っているので
    もうちょっと寛容な目で見ていきたいです
    でも私自身「フジテレビ制作・君塚良一監督」というだけで本作を想起して
    一時は「遺体~」もどうせ見る価値ないだろ、と思いましたけどねw

  3. ヒナタカ より:

    >ゆーきねこさん
    > すみません、踊るはほぼ見てないんですが、読んで爆笑してしまいましたw
    > 読みながら、「え、これ本当に全国公開されてるやつ?」と疑ってしまうくらいの滅茶苦茶っぷりですね(^^;)
    自分は観ている間ずっと苦笑いでした。
    しかも4週連続興行収入1位の映画です。こんな内容なのに信じれないよ。
    >kokonutsさん
    >個人的に「遺体 明日への十日間」は 今の時期に公開されるべきだった良作と思っているのでもうちょっと寛容な目で見ていきたいです
    どうも暴言吐いてすみません・・・
    自分は観ていないのですが「遺体」はすごく評判がいいですよね。もう脚本はやめてそちらに専念していただきたいです。

  4. ムビオ より:

    はじめて書き込みさせて頂きます。
    踊る3は、個人的にTV映画の負の要素が
    極限までに高まって出来たダークマターだと
    思ってるので、4には何の期待もありませんでしたが、
    この世界で最も落ちぶれたシリーズを終わらすという意味では良かったと思いますw
    まあ、それもリブートされる危険性もありますがw
    いつまでも10年前の思考のまま停止している
    制作・監督・脚本・主演の老害達がいなくなり、
    本当の意味で邦画の輝きを取り戻してほしいですね。

  5. ヒナタカ より:

    > 本当の意味で邦画の輝きを取り戻してほしいですね。
    素晴らしい日本映画がたくさんあるだけに・・・「霧島部活やめるってよ」「横道世之介」などの素晴らしい日本映画がもっと観られてほしいです。

  6. らっくすまん より:

    はじめまして。
    レビューを拝見する限り踊るfinal 散々な内容のようで…
    バナナの件は
    「劇中で青島刑事は何回バナナと言ったでしょう?」って踊るファン用のクイズにする為と割り切ります。
    汚名挽回製造映画
    踊る劇場シリーズ
    次回のタイトルは
    踊る大捜査線themovie
    グランドファイナル。
    理由なき正義。
    こんな感じかな~

  7. ぱすた より:

    はじめまして。
    「踊るファイナル」をTV放映で観てやりきれない気持ちになって、ネット検索してこちらにたどりつきました。
    私は「踊る」シリーズはTVドラマ版を観て好きになり、スペシャル、映画と観てきたのですが、「踊る3」でファンをやめました。
    「ファイナル」も期待はしていなかったのですが、これほどとは思っていませんでした。
    バナナとおもちゃ屋の流れは、訳が分からず、既に適当に見ていたせいで、何か見落としたのかと思ってしまいました。
    「主人公達の色々な隠蔽」は笑うところだったんでしょうか。
    ビールの件の結末は微妙な後味を残しました。
    すみれさんの事情には同情するけど、黙っていなくなったら一緒に働いていた者は困るでしょう。
    「死ぬ死ぬ詐欺」ww
    ヒナタカさんの切れ味のよいコメントのおかげで、爆笑してモヤモヤを吹き飛ばすことができました。
    他の映画のネタバレ感想も楽しませていただいています。
    「多摩川でも眺めていた方が楽しいです」爆笑!

  8. ヒナタカ より:

    ありがとうございます。
    「多摩川(少林少女のamazonレビューより)」「死ぬ死ぬ詐欺(ニコニコ大百科より)」はネットで見かけたネタなので文章に入れましたwひでー映画でしたが、書いてよかったです。
    ビールの件も微妙でしたが、戒名ギャグのつまんなさと勝手に署内でバイキングするシーンもきつかったです・・・
    バナナが推理として出てきたときから目がずっと死にましたw

  9. しげ より:

    結局、鳥飼たちの活躍?で室井さんがやりたいことができるようになりましたという話でしたよね。湾岸署は何かしてたっけか。王さんの間違いで届いてしまったビールの印象しかなかった。ラストのすみれさんの行動は犯罪でしかない。あんなことしたらどうなる?大型免許持ってんのかとか、他の乗客の事がなんにもわからんし、倉庫もバスも破壊してた責任はどうなってんだ?辞表出した後で一般人のはずだしな。その上あんなことしたその後のすみれさんについて説明が何もないのは不自然極まりない。  
    なによりも室井さんの「バナナだ!」は許せない。捜査員たちにそんな一言だけで意味が伝わるとは到底思えん。今回の脚本はホント頭おかしい!フジテレビだからか?
    そういや、鳥飼の目玉も片っぽだけで動いてなかったか?(私の見間違え?)義眼てあんな風に動くもんなのか?宇宙人かよって思ったぞ。レプティリアン?すごく気持ち悪かった。

  10. しげ より:

    ひとつ書き忘れた。劇場版の1、2やTVシリーズのEDテーマでは一緒に歌いたくなってたもんなんだが、今回は全くその盛り上がった気持ちにはならなかったのよ。

  11. ポンタ より:

    先日の放送で見たんですが
    リーフ走ってましたよ。
    充電中?からのその後のシーンで
    到着はリーフですよ、確か!

  12. ヒナタカ より:

    > 充電中?からのその後のシーンで
    > 到着はリーフですよ、確か!
    そうでしたか!失礼しました、訂正します。

  13. にりか より:

    >その上あんなことしたその後のすみれさんについて説明が何もないのは不自然極まりない。 
    何でも監督の裏設定だとあのバス突撃で実はすみれは死んでしまっていて、青島との会話しているのは幽霊なのだとか。すみれ役の人にもそういうつもりで演技してくれとこっそり言ってたそうですよ。以後ラストまですみれが一切登場しないのもそれを踏まえた上なのだとか。

  14. 鮎方藤吉郎 より:

    荒唐無稽な映画の中だけの警察でも別にいいんです
    ただそれなら猶更面白くなくちゃいかんのです!

    レスキューポリスシリーズ特警ウインスペクター第一話の
    暴走タンクローリーはミニチュアと分かっていても
    特撮ならではのお約束的爆発をふんだんに使っていてこれは普通の警察では
    対処できない、ヒーローが必要だと説得力のある画になっていて
    この映画のバスを見た記憶を完全に消し飛ばすことに成功しました。
    ヒーロー物が苦手でないのならお勧めします。

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著者

ヒナタカ

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