『モアナと伝説の海』最高の“自己実現”の物語(ネタバレなしレビュー+ネタバレ感想)

『モアナと伝説の海』最高の“自己実現”の物語(ネタバレなしレビュー+ネタバレ感想)

今日の映画感想はモアナと伝説の海(原題:Moana)です。

個人的お気に入り度:9/10

一言感想:“脱ディズニープリンセス”の新たな傑作!

あらすじ

かつて、半人半神のマウイという男は、女神テ・フィティの「心」を盗んでしまった。
16歳の少女・モアナは、「海」に選ばれたことにとまどい、悩み、傷つきながらも、愛する人たちと世界を救う冒険の旅に出る。

※ブログのトップを妹の描いてくれた『モアナ』の絵に変えました!

『ズートピア』に続くディズニーアニメの最新作であり、『アラジン』や『リトル・マーメイド』などでタッグを組んだロン・クレメンツとジョン・マスカー監督による作品です。

そうですね、まあいろいろと言いたいことはあるんですが、誰もが超楽しめる映画なので、御託はいいからさっさと劇場へ行けばいいんじゃないでしょうか(暴言)。
いや、だってさ、もうこれ歌が素晴らしいしさー、水の表現が美しいしさー、キャラも大好きだしさー。
この時点で5億点であり、もう文句を言わなくていい気になれるのです。

本作のネタバレなしでの魅力はこちらで書きましたので、ぜひどうぞ↓
『モアナと伝説の海』が傑作である10の理由を全力で語る! | シネマズ by 松竹

いろんな映画に似ているけど、圧倒的なオリジナリティもある!

要するにこういうことです。

  1. 3DCGアニメでできる到達点だよこれ!髪とか水の表現とかヤバイよ!
  2. 『アナと雪の女王』と同じような、キャッチーだけど“切なさ”もある楽曲の数々が超いいよ!
  3. 吹替版も字幕版もそれぞれクオリティ高すぎだよ!
  4. テーマは“自己実現”で、どんな自己啓発本より勇気がもらえるよ!
  5. “海版マッドマックス”だし、めっちゃいろんな映画をほうふつとさせるよ!
  6. 同時上映の短編『インナー・ワーキング』も傑作!

いやあ本当、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にそっくりなシーンがありましたね。

なんでディズニー映画が、こんな車でガッチャンしまくりのR15+指定の映画になるねん、と思った方へ。観ればわかります
ていうか、監督自身も「マッドマックスのオマージュは意図的って言っていますからね。

ある目的のために仲間と旅をするのは『ロード・オブ・ザ・リング』っぽくもありますね。
さらに、劇中のポリネシア文化の描写は、過去のディズニー作品『リロ アンド スティッチ』にも通じていますし、一部のミュージカルには『アラジン』にそっくりなところもありました。

そんなふうにさまざまな映画のオマージュがある一方で、超ハイクオリティーのアニメーションに、および豊かすぎる創造性により、「こんなの観たことない!」という革新的な画も満載なんですよね。
水の3Dの表現だけでなく、体のタトゥーの中に現れる“ミニ・マウイ”の「2Dでも表情豊か!」な感じもたまりません。

ヒロインがムッチムチ!

そうそう、上の記事で「今までのディズニー作品の中でも“脱ディズニープリンセス”っぷりがすごい!」とか書きましたが、さらに言えばヒロインのムッチムッチの体つきも今までになかったんじゃないかと。

昨今では「王子様なんか待たない!自分の行動で夢を叶える」というヒロインが多かったのですが、『塔の上のラプンツェル』も『アナと雪の女王』のヒロインも、下手すれば腕が折れてしまいそうなぐらいスレンダーな体型だったんですよね(どちらのお姫様も引きこもっていたのでしょうがないけど)。
でも本作の主人公のモアナは、太陽の光をいっぱいに浴びて、健康的に育ったことがありありとわかります。いいじゃないか!

後半はちょっと単調?

あえて難点をあげるのであれば、中盤からモアナとマウイの内面描写が強調されるため、やや単調さが否めないことでしょうか。
表面だけを捉えると、「挫折からの復活」の展開に少し違和感を覚えてしまうかもしれません。

しかし、やや中盤から単調に感じたとしても、今までの伏線がしっかりと消化されていることもあり、決してつまらないということはありません。
2度目に鑑賞した時、「こういうことかも」「いやいや、こうだ」とキャラの内面にいろいろ想像を巡らせることができ、より楽しむことができました。

全身のタトゥーは神聖なものだ!

公開日に以下のツイートをしたのですが、めちゃくちゃバズっていて驚きました。
※4枚目は本国(アメリカ)のものではなく、正しくはイギリスのポスターです。

※こちらのまとめでの皆さんのコメントも面白い↓
『塔の上のラプンツェル』『モアナと伝説の海』のポスター、海外と日本を比較「全然違うがな」「今度は戦争だ!」 – Togetterまとめ

『ラプンツェル』は『プリンセスと魔法のキス』で男性客が入らなかったことを鑑みて、タイトルを『Tangled』というプリンセスっぽいイメージにしなかったという経緯がありました。ポスターがアグレッシブな感じになっているのも、多分そのためですね。

個人的にはどのポスターも宣伝としての意図がわかるので悪く言わなくていいと思いますが、日本版のポスターに相棒キャラの「マウイ」がいなくなっているのは正直ちょっと寂しいかなあ。
※以下のように、同じ構図のポスターでも「マウイが消されている……」

おそらく、日本版のポスターからマウイが外されたのは、ディズニーの王子様とは懸け離れた風貌であることよりも、全身にタトゥーが入っていることのほうが理由なんだろうなあ……

なお、ポリネシア文化(マオリ族)におけるタトゥーは、神聖で不可侵なもの、アイデンティティーを示す身分証明書的な役割があるそうです。
彼らにとってタトゥーがいかに重要であるかは、以下のマオリ族からの「タトゥーは神聖なものであるから、コスチュームで安易に使わないでほしい」という抗議でもわかります。
ディズニーのハロウィン衣装にマオリ族が抗議「死んだ人の宝石を着けるようなこと」

このタトゥーは作中でも重要な意味を持つようになっていますから、日本のような「不良」のようなイメージを勝手に持ってしまわないほうがよいですよ。

あと、『モアナ』の日本版ポスターにおける「ハートを作る」ポーズは作中で一度もしていません。
うーん、ギリギリで嘘は言っていないけど……(←結局悪く言っている)

エンドロール後までちゃんと観てね!

上記に挙げた欠点や、ポスターのイメージにモヤることなど、重箱の隅のまた隅をつつくこと。トータルでは大・大・大満足の作品です。
老若男女分け隔てなく楽しめ、ワクワクしてちょっとホロリときて、あっとういう間にエンディング。娯楽映画としての醍醐味が詰まった、ディズニーの新たな傑作です。(歴代ディズニー作品では、個人的には『ズートピア』、『ラプンツェル』の次に好き!)

そうそう、エンドロール後(長め)にもおまけがあるので、途中でお帰りなきように!

以下は結末を含めてネタバレです。鑑賞後にご覧ください↓

社畜すぎる『インナー・ワーキング』

同時上映の短編『インナー・ワーキング』は、もはや日本の社畜に向けて作られたような映画でしたね!
「頭では会社の扉を開けないといけないとわかっているけど、体が言う事を聞かない!」という、うつ病一歩手前の描写まであったし!

描かれているのは、頭の中の感情を描いた『インサイド・ヘッド』の、「全身」バージョンとも言えますね。
頭にも、心臓にも、筋肉にも、胃にも、それぞれの役割があり、「脳」が中枢としてそれらと相互に影響しているっていう。
その人間が当たり前にしていることを、アニメーションでコミカルに描くとそれだけで面白いのです。

そして、脳が次々と将来的な死亡を見越して回避する行動を選ぶのには大笑い。
具体的な死亡シーンには
・石鹸で転んで感電死
・ファーストフード食べ過ぎ(カロリー摂りすぎ)で死亡
・サメに食われて死亡
・美女から逃げると、チェンソーを持った男にぶつかって死亡
・会社をクビになった後に凍死

いやー、死亡→棺桶に入って「ハァ〜(昇天)」の音が鳴るたびに笑いが堪えられませんでした。気兼ねなく笑えるデスギャグってやっぱりいいね!(でも会社をクビになる→凍死はある意味笑えない……楽しそうな若者たちを尻目に歩いていたのも切ない……)

だけど、物語は休憩時間にしっかりサーフィンを楽しみ、なおかつ仕事中も工夫して(リズムよくボタンを押して)これまた楽しむというハッピーエンドを迎えました。
エンドロールで美女と結婚して子どももできていることがわかったり、想像の中でチェーンソーを持っていた男ととも仲良くサーフィンをしているのもいいね!

主人公は勝手に(脳で)決めつけて、社畜の生活を続けていただけ。
少し行動を変えれば、想像以上に世界は楽しいのです。
この「自己実現」のテーマは、『モアナ』の物語ともリンクしていますね。

ブタちゃんがリストラされた意味

本作で多くの人が思うであろう不満は、かわいいブタちゃんのプアが冒険に行かないことでしょうか。

代わりに冒険についてくるのは、おバカなニワトリのヘイへイ。
公式サイトのキャラクターのページには「知能指数はゼロに等しく、できるのは前に進むことと、エサをついばむこと、叫ぶことだけ」と書かれる始末ですからね。なんと規格外のマスコットキャラでしょうか。

これも、今までのディズニー作品からのいい意味での「外し」でしょう。
マスコットキャラが「かわいくて、利口で、役に立つって誰が決めた?」っていう(笑)。

だけど、そんなヘイへイはクライマックスで、海に落ちそうになっているテ・フィティの心をしっかりモアナに渡してくれるという活躍を見せます。
ヘイヘイは海賊・カカモラとの戦いで心を飲み込んでしまってのだけど、ここでは「学習をして」モアナの役に立ったのです。
このヘイヘイのキャラクターは「何でも決めつけてはいけない」という諫言なのでしょうね(それは「テ・フィティの正体」も同じことです)

ちなみに、ブタちゃんのプアの意味は「花」なのだそうです。
プアは戻って来たモアナを出迎えてギュッとしてくれましたし、「待っている(花のような)大切な存在」として描かれていたので、個人的にはそれほど「活躍がなくて残念」とは思いません。

また、モアナは初めにプアと旅に出ようとして、自分だけでなく、プアを溺れさせかけてしまっていました。父の親友と同じように……。
この前提があってこそ、モアナが「夜に1人で」出て行ったことに説得力が生まれています。
モアナは、自分以外の誰かをとても大切に思っている人物。だからプアを残し、「1人で行かなければ」と決心したのでしょう。

マウイが変身した時の小ネタ

マウイがいろいろ変身するシーンで「『アナと雪の女王』のスヴェン(トナカイ)が一瞬映ったり、後では『バグズ・ライフ』のハイムリック(芋虫)」になっていたりしましたね。


また、子どものころのモアナが浜辺で出会った小さなカメは、『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』のクラッシュに似ていたような・・・(クラッシュの子どものころの姿?)

ひょっとすると、ディズニー/ピクサー作品は『アベンジャーズ』シリーズのように、同じ世界を共有しているのかもしれませんね。

ココナツめ!

いや〜冷酷で残忍な海賊、っていうかマッドマックスすぎるカカモラたちが最高でしたね!
太鼓をみんなでドンドコドンドコ叩く!V8!V8!
スペクタクルシーンとして言うことなしです!

ここで面白いのは、モアナがカカモラに「ココナツめ!」と言っていること。

初めのほうの楽曲「Where You Are」では「ココナツは網にもなるし、無駄がないのよ〜」などと歌われていましたが、そのココナツをはじめとした「充足感」こそが、モアナが今まで旅に出なかった理由の1つなのですよね。
ここには何にでもある、外に出る必要はない。それはある意味では幸せなことではあるけど、好奇心旺盛なモアナにとっては、それを体現するココナツは「足枷」のような存在だったのかもしれません。

欲を言えば、このカカモラたちがもう一度出てくれると嬉しかったですね。

マウイのキャラクター

マウイは、テ・フィティの心を盗んだ今でも、自分がヒーローであると思っている自意識過剰にもほどがあるヤツです。
彼の体にきざまれたタトゥーは「大きな出来事」により自然に出てきたもの。そのタトゥーの中に、彼の「良心」と呼ぶべき「ミニ・マウイ」がいたのが素敵でしたね。

ずっと不遜な態度ばかりしていたマウイですが、その生い立ちは赤ん坊のころに母親に捨てられ、神に拾われ半人半神となったという壮絶なものでした。
さらに、彼がテ・フィティの心を盗んだのも、もともとは人々のため……いや「自分が必要と思われたい」ことが理由だったのです。

終盤にモアナのために舞い戻ってきたマウイにどういう葛藤があったのかは、描写がないのでわかりません。
個人的には、この時のマウイはまた自分がモアナにとって必要と思われたいがために行動した……そして、純然にモアナの役に立ちたい、という想いがあったのではないでしょうか(それを良心であるミニ・マウイに諭された)。

今まで自意識過剰に「You’re Welcome」と勝手に言っていたマウイは、ここでは本当の意味でモアナに感謝を告げられて「You’re Welcome」と言う。
同じ言葉であっても、その過程がまったく違う!
後者はマウイにとって「本当に自分が感謝され、大切な人に求められた瞬間」なのです!

私はモアナ

おばあちゃんは島にいたとき、その行動を不審に思ったモアナに「島には変なのがいてもいいさ」(字幕では「私は変なことが仕事さ」)と言っていました。

島の人たちにとって、モアナの父の「ここにいること」が絶対な価値観です。
だから、そうでないおばあちゃん(とモアナ)は「変人」と呼ばれたのでしょうね。

モアナが海に出る時、おばあちゃんは亡くなり光るエイに転生します。
終盤、モアナが「選ばれた自分」に絶望した時(ほかの人を選んでほしいと思った時)、再びおばあちゃんは姿を現します。
おばあちゃんは、モアナに「自分の心に従って」と諭してくれました。

さらに現れたのは、船で旅をしていた祖先の霊たち。
そしてモアナは思い出す。自分が誰かを。自分の確固たるアイデンティティを。
「私はモアナ!」と高らかに宣言して。

これまでモアナは、充足していた島の生活を鑑みて、本当は地平線の向こうに行きたいと思っていても、ずっとその気持ちを押し殺してきた。
ずっと迷っていた。それは「選ばれた者」であることでさえも――。
だけど、モアナは祖先の霊を見て、自分自身に船の旅人と「同じ」であることを知る、本当にやりたいことを確信できたのです!

You Know Who You Are

おばあちゃんはモアナに、モアナは日の巨人テ・カァに、こう歌っていました。

「You Know Who You Are(あなたは、あなたが誰かをわかっている)」

おばあちゃんはその言葉で、モアナの「本当の気持ち」を引き出した。
モアナはその言葉とともに心をテ・カァに渡すことで、元のテ・フィティの姿を取り戻させた。

これは自己実現の物語にして、「本当の自分はどうしたいか」というアイデンティを模索する、そして確立する物語だったのです。

釣り針の力を何よりも大事にしていたマウイもまた、「釣り針はなくても、オレはオレだ」と自己肯定ができるようになっていましたね。
それは、モアナのために行動できたから。彼のタトゥーの中に「モアナとの思い出」が出てくることも素晴らしい!

貝殻が意味するもの

モアナは序盤に、海から離れた場所にいた小さなカメを見つけて、葉っぱで日に当たらないしながら海へと導いてくれました。
モアナは、小さなカメを救ってあげたように、「誰かを助けたい、幸せにしたい」と思う人物なのです。

海がモアナを選んだのは、まさにその時。
ここでモアナは、海が避けた場所から「貝殻」を見つけていました。

この貝殻が示していることも、「モアナの本当にしたいこと」でしょう。
そこで見つけたものと同じ貝殻を……最後にモアナは、「いままでの村長(むらおさが積み上げていた石」のてっぺんに置くのですから。

この最後に積んだ貝殻は、村長になるという「敷かれたレールの上」ではなく、しっかりと「自分の夢」を確立したという証拠です(しかも積み上げた石の上に置くことで、「先人たちがやってきたこと」もないがしろにしていない)!
ラストカットのモアナの「野心的な」笑顔も含めて、心地のよい余韻を残してくれました!

セバスチャンに嫉妬

エンドロール後で大笑いしたのは、倒れたまま起き上がれなくなっている、ウザいヤシガニのタマトアがこうほざくこと。

「わかっているよ。俺が赤い色のザリガニで、セバスチャンという名前だったら助けてくれるんだろ?

※セバスチャンは『リトル・マーメイド』に出てくるマスコットキャラです。

そういえば、中盤にタマトアは「お前(マウイ)のタトゥーをまねてアートにしたんだよ!」と、言っていました。
タマトアは、背中の宝物を自慢しまくり、「シャイニー、オレはキラキラ~」と歌うなど、めっちゃ自己顕示欲が強い性格で、実はマウイに似ているんですよね。
(マウイは親に捨てられた一方、タマトアはおばあちゃんを一週間かけて食べたと言っていたし)

モアナとマウイが逃げる時、タマトアが「歌よかった?」と聞いていたことも、思い返してみると切ないですね。
彼は、普段アートを見せる者がそばにいないわけで、マウイと同じく「認めてほしい」という気持ちが強いんだろうなあ。
しかも、ひょっとすると彼は二度と起き上がれないわけで……あれ、こんなに切ない余韻を残すとは思わなかったぞ


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  1. 毒親育ち より:

    >一言感想:“脱ディズニープリンセス”の新たな傑作!
    人種の特徴を出すと「差別!」などと言われることもある中で百点満点のサモア美少女を表現したと思います!
    伝統を守るのも良いですが、これからも色んな人種、お国柄の「美しい人」を追求して欲しいなあ。
    (グリーバリズムなんぞ糞食らえ!ナショナリズム同士が林立してこそ真の多様性社会)

    余談ですが、どっかのクール(自称。どっちかというと“凍死”て意味の方がしっくりする国)も文句だけな連中など気にせず、髪と目と肌の色変えて、声優に訛った発音の演技させるだけ・・・でない人種表現を追及して良いと思うんだ。
    『ガールズ・アンド・パンツァー』で容姿や使用戦車だけでなく文化や生活習慣までお国柄を魅せた他行の生徒達が実は「外国文化を愛好する日本人」だったと知った時は正直がっかりしたし、海外のファンからも同様の意見どころか「これこそ馬鹿にしている」「ヤサシサとオモイヤリというドラッグキメた連中など気にしないで!」という声もあるそうですし、そうした国々の人達の本作への愛が溢れるコスプレの美しさといったら・・・。
    また『タイガー&バニー』が海外で人気を博したのは、日本独特のアニメ画で人種の特徴を出したキャラデザが受けたとも聞きます。

    >ヒロインがムッチムチ!
    ヒナタカ先生!本作はサモア人男性の魅力も再現し過ぎだと思います!
    いやもう・・・ガチムチ!でなくムチプニ!溢れる父性がたまりません!さすがにマウイ級はそうそういませんけど、モアナパパ級の人が街中にゴロゴロいるんですけど・・・あのムッチムチの大胸筋に抱かれてヨシヨシされたい感がハンパないッス!!

    >後半はちょっと単調?
    >表面だけを捉えると、「挫折からの復活」の展開に少し違和感を覚えてしまうかもしれません。
    マウイが挫折して逃亡から、モアナピンチに駆け付けるまでにどんな心境の変化があったのかスッポ抜け感が酷いです。

    >全身のタトゥーは神聖なものだ!
    なにかマウイのコスプレスーツが「他所の国の文化使って商売すんな!」なんて抗議で発売中止になったそうですね・・・。

    >日本版のポスターに相棒キャラの「マウイ」がいなくなっているのは正直ちょっと寂しいかなあ。
    すみません。これにかなり脳の血管がビッキビキなんですけど。相棒ってか本作はモアナ&マウイのダブル主人公作品だと思うんですけど!?

    >ディズニーのハロウィン衣装にマオリ族が抗議「死んだ人の宝石を着けるようなこと」
    その人の人生を現わすもの。一つとして同じ柄が無い。という所はマウイの身体に刻まれた入墨で表現されていたと思うのですが・・・。
    あと野暮な不満なのですが、モトゥヌイの青年が入墨掘ってもらってるシーンで「くすぐったい」みたいな表現だったのが返って教育上良くないと思うんです。今はレーザーで痛みも少なく入れられるそうですが、作中は思いっきり原始的な方法なんですけど・・・。

    >社畜すぎる『インナー・ワーキング』
    アメリカでもかよ・・・でした。

    >ブタちゃんがリストラされた意味
    なんて役に立たないマスコットだ・・・と思ったら!

    >海に落ちそうになっているテ・フィティの心をしっかりモアナに渡してくれるという活躍を見せます。
    思い出してみればちょくちょく活躍してたかも・・・。

    >ココナツめ!
    コイツらの巨大な海賊船が出て来たシーンで『ONE PIECE』いや『フルアヘッドココ』をディズニーで長編映画化して欲しくなりました。・・・前者は最近陸で戦ってばっかだし。

    >マウイのキャラクター
    >その生い立ちは赤ん坊のころに母親に捨てられ、神に拾われ半人半神となったという壮絶なものでした。
    実際のマウイ神は神と人のハーフだそうですが、そんな彼が大地母神であるテフティに不敬を働き報いを受け、また赦されるという神話性が良かったですね。

    >私はモアナ
    おばあちゃん最高でした!てか声優夏木マリさんじゃん!湯婆婆、銭婆婆じゃん!本当上手過ぎ!!

    >セバスチャンに嫉妬
    ここでも王道から脱却ですね!
    あとタマトア歌上手え!声優だれよ!?と思ったらROLLY様!?アフレコで演技も出来んのかよ!?
    屋比久知奈さんは本作デビューと聞いて最初は「新人歌手のデビューキャンペーンかよ・・・」とウンザリしていましたが、ミュージカル喉自慢大賞受賞者でオーディションで抜擢と十分に“本職”でした!お、おみそれしましたー!!
    歌舞伎役者の尾上松也さんも上手い!ってか昭和から活躍してる声優界の重鎮の方々は皆、舞台俳優出身なんですよね。ちゃんと実力ある人を選んでくれたんだなあ・・・と。こんな当然の事で感動してしまうクール(自称)ジャパン・・・。

    あと本作は海洋冒険ものとして極上だと思います!
    近海用と遠洋用の船の違い。
    モアナが珊瑚礁を超えられなかったこと。
    マウイがモアナに航海術を伝授する所。
    カカモラ海賊団との海上での戦い。
    これらが凄く丁寧に描写されていましたよね!

  2. ぎお より:

    今作はヴィランが色々とでかかったりやばいやつばかりで大興奮でした。とくにタマトアの、凶悪なんだけどユーモアのあるキャラが昔のディズニー映画(ライオンキングのスカーとか、ヘラクレスのハーデス、あとジャファー)のようで懐かしくなりました。最近のディズニー映画のヴィランは人間大のやつばかりでしたから。

  3. ぎお より:

    あとタマトアの外見が途中で変わるのも良かったです。ああいった姿かたちに内面の醜悪さが出ているキャラ造形は大好きです。

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ヒナタカ

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