『ライチ☆光クラブ』童顔青年が一世一代のクズ独裁者を演じる映画(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

『ライチ☆光クラブ』童顔青年が一世一代のクズ独裁者を演じる映画(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はライチ☆光クラブです。

個人的お気に入り度:7/10

一言感想:原作ファンとして大満足!

あらすじ

油にまみれた町、螢光町。この貧しい地の廃墟に「光クラブ」に属する9人の中学生がいた。
光クラブのメンバーは醜い大人を否定し、自分たちだけの世界をつくるための機械を開発していた。
クラブのリーダーであるタミヤ(野村周平)は、圧倒的なカリスマ性を持つゼラ(古川雄輝)の思想に危険性を感じ始めていたが……。

古屋兎丸による同名漫画および、その前日譚『ぼくらのひかりクラブ』をミックスして実写化された作品です。

<『ライチ☆光クラブ』立ち読みページ>

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原作マンガの内容を端的に申し上げるのであれば、少年たちが中二病をこじらせた独裁者のおかげで物理的にグッチョグッチョになるという大変趣味のよろしいものです。
マンガにはとくに年齢制限が設けられていないのですが、18禁指定されてもおかしくないです(登場人物の年齢が14歳前後なのに)。子どもは冗談抜きに読んではいけません。

このマンガの元ネタは東京グランギニョルによる公演で、さらに「光クラブ」という名前は三島由紀夫による『青の時代』でも描かれた光クラブ事件が元となっています。

つまり、
映画『ライチ☆光クラブ』
↓(原作)
マンガ『ライチ☆光クラブ』
↓(元ネタ)
東京グランギニョルの公演『ライチ光クラブ』
↓(名前の元ネタ)
三島由紀夫著『青の時代』
↓(元ネタ)
光クラブ事件
ということ。ややこしいですね。

さらにマンガを原作にしたショートギャグアニメ『ライチDE光クラブ』や、マンガのほうを再度演劇科した舞台もあったり、はたまた音楽ユニットまであったりします。

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なんだか『残穢【ざんえ】 ‐住んではいけない部屋‐』の怪談並に派生しまくっていますが、要するにこの『ライチ☆光クラブ』シリーズはそれだけカルト的な人気を誇っているということです。
むしろいままで映画化されなかったほうが不思議なくらいですね。

さてさて、原作マンガのファンであれば「これを実写映画化するのは不可能だろ!」と思っていたことでしょう。
だって、少年たちが考えうる限りのグロい死にかたをするだけでなく、少年たちの直接的な同性愛の描写もあったりするんだから。

しかし、やってくれましたよ、この映画は!
ちゃんとグロ描写も、少年たちの同性愛の描写もめっちゃ入れてきているんですから!
いちおうエログロは多少なりとも原作よりマイルドになってはいるのですが、それでもR15+指定ギリギリのラインをつっ走っています。

素晴らしいキャラの再現度!

何よりも、原作ファンにとってはキャラの再現度を語らずには入られません。
全員が「最高!」と言い切れるレベルなのですが、特筆すべきは独裁者のゼラ(古川雄輝)、その独裁者を愛するジャイボ(間宮祥太朗)のふたりでしょう。

キャストゼラ ジャイボcast

もうね、古川雄輝さんは吐き気がするほどの狂気に満ちた独裁者を演じきっています
ここまでの一世一代のクズ演技を見せられたら涙を流すしかないですよ。
古川雄輝さんは現在28歳なのですが、童顔なのでちゃんと10代に見えます。そんな彼が罵声をあげて、相手を攻め立てるドSセリフが満載!そのケがない人も目覚めてしまいそうではないですか!

で、間宮祥太朗さんは「見た目がかわいいけどクズの古川雄輝」に濃密なカラミをするんですよ。めっちゃエロいのでドキドキした
あと彼はマンガと同じく「キャハ☆」という現実ではありえねえ笑いかたをするんだけど、それもハマっていたのでびっくりした。

そのほかも野村周平さん演じる「唯一の正常のキャラ」、松田凌演じるオネエキャラも完璧を通り越して神がかっていると感じるほど。

自分が見た回で若い女性の観客が9割5部を占めていたのは、これらの舞台出身の人気俳優がたっぷり出演しているからなのでしょうね。そこに期待すれば大・大・大満足できると思います。

ここまで役者陣が素晴らしかったのは、監督による徹底した演技指導のおかげでもあるのでしょう。
監督は、俳優たちの役作りのため、以下の映画を参考資料として手渡していたそうです(以下、公式サイトからの抜粋)(画像をクリックするとそれぞれのAmazonページに飛びます)。

タミヤ:ジョン・フォード監督『我が谷は緑なりき』(1950)

ゼラ:レニ・リーフェンシュタール監督『意志の勝利』(1942) 、深作欣二監督『黒蜥蜴』(1968)
 ハイディ・ユーイング他『ジーザス・キャンプ~アメリカを動かすキリスト教原理主義~』(2010)

カノン:ブラッド・バード監督『アイアン・ジャイアント』(2000)、楳図かずお『わたしは慎吾』(漫画)

ジャイボ:フランソワ・トリュフォー監督『アデルの恋の物語』(1976)
 パティ・ジェンキンス監督『モンスター』(2004)

ニコ:デニス・ガンゼル監督『THE WAVE ウェイヴ』(2009)

雷蔵:トッド・ヘインズ監督『ベルベット・ゴールドマイン』(1998)

デンタク:フランクリン・J・シャフナー監督『ブラジルから来た少年』(日本未公開)
 ジェームズ・ホエール監督『フランケンシュタインの花嫁』(1935)

ダフ:ジュゼッペ・トルナトーレ監督『マレーナ』(2001)

カネダ:フランクリン・J・シャフナー監督『パピヨン』(1974)

ヤコブ:マーティン・スコセッシ監督『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2014)

どうよこのマニアックなラインアップ
一部しか観ていないのに言うのも恐縮ですが、実際の役柄を観ると、なんで監督がこの映画を選んだのかだいたいわかるようになっていますからね。すごいや。

美しい美術

『るろうに剣心』でも卓越された仕事をされた橋本創さんの美術がこれまた素晴らしいんですよ。

ビジュアルライチ光

昭和的なノスタルジーを持ちながらも、退廃的でスチームパンク的なこの世界観。暗くジメジメした画だけでもゾクゾクしっぱなしでした。廃墟ファンも必見です。

実写映画化において相当な困難があったであろう、機械「ライチ」の造形がこれまた素晴らしいんだ。

ライチ写真1

映画化決定前からライチの造形を志願していた百武朋さんは、無機質で不完全ながらどこか愛らしさを持つ機械を作りあげました。
しかも声を演じるのは超人気声優の杉田智和さん。ハマりすぎです。

ともかく、キャストティングと美術においては100点満点で100億点ですよ。
もうわかりましたか?原作ファンなら観に行け。俳優たちのファンなら観に行け!以上だ!

グロは原作よりもマイルドに

とまあ、褒めまくりましたが、もちろん難点もあります。
先ほど書いた通り、本作はグロ描写が原作よりも若干マイルドになっています。原作ではめっちゃ詳細に描かれているグロ描写こそが作品のキモだったので、そこはやはり残念です(しょうがない気もするけど)。

物語は基本的に原作に忠実ながら、若干の差異があります。
そのほんのちょっぴりの違いは意欲的であると思う反面、やはり原作の良さを殺してしまったという印象も(ここも原作のエグすぎる描写を考えればしかたのないことなのですが)。

ギターを主体とした、かきならすようなBGMがかかることも賛否ありそうかも。
内藤瑛亮監督の映画を観たのは初めてなのですが、これは監督の持ち味だと割り切ったほうがいいかもしれません。

また、役者の演技が素晴らしいとは書いたのですが、総じて舞台チックな超オーバーアクトなんですよね。
みんなキチッている奇声をあげるので、ここも好き嫌いの分かれるポイントでしょう。
これは原作がもともと舞台劇ということもあるし、マンガらしい登場人物に振り切っているので、個人的に悪い印象はまったくありませんでした。

個人的には大満足できた作品ですが、これで初めて『ライチ☆光クラブ』に触れる方にはオススメしづらいところがあるのも事実(だってグログロのエロエロですもん・・・)。

ストーリーそのものも好き嫌いが分かれそうです。
描かれるのはヒトラーのナチス政権のような独裁政治(だから劇中で少年たちがドイツ語を話す)による顛末であり、少年たちの愛憎劇です。(そこに『A.I.』や『ピノキオ』のような「人間になりたい機械」の悲哀に満ちたドラマも込められています)。
そこにはヒロイックなカタルシスはほとんどありませんし、とにかく悲劇的な方向に物語が向かうため、観た後はひどく氣分が落ち込んでしまうかもしれません。

だけど、マンガのファンや役者のファンは上記の点数+1点してもいいほどにオススメ、
劇場版 零~ゼロ~』で過酷な水中撮影をしていた中条あやみさんはまた水もしたたるいい美少女になっているのでそれ目当ての紳士にもオススメ、
グロやエロが嫌いな方は積極的に観るな
そんな作品です。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ 原作との違い(ネタバレ)を書いているので、未読の方はご注意を。

ちょっぴり残念だった変更点(グロ描写の変更)

出てくる内臓がコロコロステーキのようなブツ切れだったのが残念ですね。
原作ではジャイボが女教師の長ーい内臓を持って微笑むシーン、ゼラの内臓が大便のように便器に絡みつく描写が強烈だったのに・・・。
あ、あと殺される女教師の人がふつうに綺麗だったのが残念だった。そこはぶっさいくな人じゃないと!

また、雷蔵(オネエキャラ)は原作だと顔の皮をひっぺがされて殺されるんだけど、映画では頭ごと潰されちゃっている。そこは「顔だけはやめて!」というセリフとの対比にもなっているので、忠実にしてほしかったかな。

最後にゼラを殺すキャラがライチに変更されちゃったのも残念。
映画だとニコが死ぬ描写がないままそのままフェードアウトしちゃっているので、モヤっとするんですよね。
ライチが「プログラミングされていた命令に背いた」という描写になっていたのはよかったのですが、ゼラが憧れていた「18歳で殺されたエラガバルス皇帝」という伏線を生かしてほしかったのです。

映画のラストシーンは、水の浸かったライチがカノンを抱きかかえるというカットでした。
愛し合うふたりだけが残された・・・という結末はこれはこれで好きなのですが、やはり水没する光クラブにカノンの「鎮魂歌」が響くという原作マンガのラストが見たかったですね。

しょうがなさすぎる変更点

原作ではタミヤの小学生の妹が性的に凌辱されるという凄惨なシーンがあります。これを実写映画で描かなかったのは仕方がないですね。

映画では『ぼくらのひかりクラブ』からタミヤとカネダとダフの友情の物語を組み込んだり、ジャイボが人質を秘密裏に殺すなどの描写を付け加えて、やりすぎないギリギリのバランスで愛憎劇を保っていたと思います。

好きな変更点(チェスのコマ)

ジャイボが女教師を殺したことが、ほかのメンバーから「余計なことをするな」と咎められていたのは映画オリジナル。
彼が「僕はどの(チェスの)コマにも当てはまらない」、「強いて言えばプレイヤーかな」と自分を評価することも、原作にはありません。
原作ではジャイボはただただゼラの愛を欲していたがために周りの大切なものを壊していったのだけど、映画のジャイボには独裁者であるゼラへの支配欲が見えるようになっている
原作のジャイボの純粋さ(?)がなくなったという意見もありそうですが、自分はこの変更点は好きでした。

映画の冒頭で、ゼラが異形の怪物に「支配しろ、そうでなければ食われるぞ」と言われていたのも映画オリジナル(原作では占い師)。
光クラブの十ヶ条のひとつには「己をチェスの駒に見立てよ それに反して動くことはルールに反する」とあり、ゼラは光クラブのメンバーをコントロールしようと考えていたのだけど、実際はジャイボというプレイヤーにコマとして操られていた・・・というのも皮肉が効いています。

また、原作ではカネダは筋弛緩剤を打たれたためにしゃべれなくなっていたのですが、映画では拷問に耐えかねて裏切り行為を話してしまうというのもよかった。彼らしい「弱さ」が表れていたと思います。

あ、あと古川雄輝さん(ゼラ)が「ボボボボボ、ボクが醜いだって~!」と戸惑いまくり、「カカ、カカカノン!ゲハハハー!」と嘲笑った演技に感動して泣きました。イケメン童顔が台無し(いい意味で)。

ゼラの目的

原作者である古屋兎丸氏は「登場人物の全員が貧しい労働者の子である」と明言しており、劇中では大人たちが集団で労働に駆り出されているシーンがでてきます。

さらにゼラは、女教師の体と、出てきた内臓を「醜い」と罵ります。

ゼラは、貧しく、醜い姿で生きる大人たちが嫌いだったのでしょう。
また、ゼラは18歳で死んだエラガバルス皇帝のような美を欲していました。

美は大人になるとなくなってしまうと考えたゼラは、「醜い大人を排除した、少年と少女だけの光クラブ」の独裁者として、統治をすることを思いついたのでしょう。

性欲と、愛と友情

タミヤと出会ったころのゼラはクラス内で孤立しており、友だちはいないようでした。

光クラブの十ヶ条には「愛という言葉を使用すべきではない 友情もこれに同じである」とあります。

この『ライチ☆光クラブ』という物語は、少年たちがクラブにより統治をして大人への反逆をしようとするものの、独裁者であるゼラが愛や友情を信用していないがゆえに起きた悲劇を描いていた、とも取れます。

ダフの自慰行為は性欲によるもの、カノンがライチを信じて行動したのは愛がゆえ、タミヤたちが裏切ったのは友情がゆえ・・・それらをゼラは否定し続けていたんですよね。
あまつさえ、ゼラはプログラムにすぎなかったはずの(実際は愛を知った)ライチに殺されます。

だけど、そんなゼラはゼラでジャイボに性欲処理をしてもらっていたし、カノンによこしまな気持ちをも持っています。
なんかんだで、ゼラは自身が嫌っている大人に近づいて行っているのです。
(子どものころのゼラがタミヤたちに声をかけたのは、本当は純粋に友だちがほしかったからなのかもしれません)

十ヶ条には「体の成長は罪ではない 大人になるまで生きることが罪なのだ」とありますが、やはりそれは間違った価値観。
(性欲も含め)愛や友情を知り、大人になることはふつうのこと。それを否定すべきではないのです。

おすすめ↓
映画「ライチ☆光クラブ」特集 光クラブメンバー(野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音)全員にインタビュー (1/9) – コミックナタリー Power Push

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古屋兎丸さんによる、これまた少年たちが死にまくるファンタジー時代マンガ↓

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(C)2016「ライチ☆光クラブ」製作委員

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  1. 匿名 より:

    どんな映画のキャラクター紹介でも短絡的にクズ、クズ言ってますけど、もっと他に的確な表現があるでしょう。
    映画レビューブロガー気取っている割にはボキャブラリーが乏しいですね。

  2. miya より:

    いつも楽しく読ませてもらっています♪
    エログロは苦手なので、コレは観に行きません(^^;
    ヒタナカさんの幅広いジャンルを楽しんでらっしゃる器の広さにいつも感服です。
    私がくすりと笑ったシーンを再度爆笑させてくれたり、私が眉間に皺を寄せたシーンをスッキリ笑いに転換してくれたりする楽しい表現も大好きです‼
    もちろん私の好きな作品をいじってくれてる日もありますが、大人なのでこれも笑います‼
    これからも毎日楽しみにしています(*^^*)

  3. miya より:

    クズで思い出しました、別の映画で申し訳ありませんが「イントゥザウッズ」のレビューで私はヒタナカさんにお礼を言いたかったのです‼
    とても楽しみに観に行った映画だったのに、誰にも感情移入できずファンタジーにも浸りきれず、頭の中に「?」を満載して帰ってしまい、長い間消化できずに澱のようにたまっていたのですが、こちらのレビューを見て大笑い♪
    私の中の記憶の幸福度がかなり上がりましたよ‼
    ぜひ見直してみたいです‼

  4. 毒親育ち より:

    拗らせすぎた中二病のイタさと恐さを存分に堪能しました。
    原作未読ですが大満足!エロ(少年の・・・)グロ(内臓ボロリ有り)なのにもう一回観たいです!
    ただ、半数程埋まった席で男性が自分だけでして、場違い感ハンパ無くて心苦しかったので、男性客もっと増えてー!!
    >その独裁者を愛するジャイボ(間宮祥太朗)
    「ボク、声変わりが始まってきちゃった・・・髭も生えて来て・・・」のシーンで「時よ止まれ、君は美しい」と呟きたくなって・・・オマワリサーン!!
    >実写映画化において相当な困難があったであろう、機械「ライチ」の造形がこれまた素晴らしいんだ。
    舞台では嶋田久作さんが演じたそうで、それはフランケンシュタインの怪物的な造形だそうですが、こちらのメカメカしい造形も素晴らしいです!
    >また、雷蔵(オネエキャラ)は原作だと顔の皮をひっぺがされて殺されるんだけど、
    私も「お望みどおりにしてやる!」と、顔面だけ遺して身体を粉砕されるのを想像していました。
    >~しょうがなさすぎる変更点~
    『キングスマン』の、クズ義父にトンデモナイことさせられる(性的な事ではないですけど、ソレがなんなのか解ってない無邪気さが・・・)エグジーの幼児の弟があかちゃんな妹に変更されたのを思い出します。
    (映画でも絶滅プログラムで狂わされた実母に殺されかけるという酷い扱いですけど)
    余談ですが、やはり実在する子役に演じて貰う以上、実写では避けられない配慮が有ります。だからこそのアニメ映画という表現の可能性を大事に追求して欲しいなあ・・・。
    >光クラブの十ヶ条
    この辺りやライチを作っている所は「お!ヒカリ☆クラブ、ちょっと楽しいかも・・・」と思ってしまったヤバイ自分がいます・・・。
    >あ、あと古川雄輝さん(ゼラ)が「ボボボボボ、ボクが醜いだって~!」と戸惑いまくり、
    >「カカ、カカカノン!ゲハハハー!」と嘲笑った演技に感動して泣きました。イケメン童顔が台無し(いい意味で)。
    他に「君達は馬鹿か!?どう機械化するではなく、どう処刑するかを考えたまえ!!」がツボでした。
    どうやって機械化するのですか!?と思ってしまった自分は馬鹿のようです!偉大なるゼラ!
    >~性欲と、愛と友情~
    少女の肌は御み足以外見せないけど、魂を絞るように自慰に耽る少年(にしか見えない青年)の御尻は魅せてくれる本作。女の子に触れられた事に感動するダフに「よかったね!よかったね!!カノンちゃんはキモかったもしれないけど許したげて!!」と泣きそうになりました・・・。

  5. いいこま より:

    漸く観てきました。
    元公演は未見、原作漫画版も未読なものの「如何程のエグさなのか」気になり『ヘイトフルエイト』の後にもかかわらず観たわけですが…舐めてました。
    後だから大丈夫かと思ったら個人的にアレ以上にきつかったです(あちらはR18+でこちらはR15のはずなのですが…観賞後暫くして体調を崩すという…)。それでも原作よりマイルドとなると「原作はどんな感じになるんだ!?(驚愕)」と思いますが関心はより深まりました。
    >自分が見た回で若い女性の観客が9割5部を占めていたのは、これらの舞台出身の人気俳優がたっぷり出演しているからなのでしょうね。
    >>自分が観たときも殆ど女性ばかりでしたが「そりゃ作品の特性的に無理もないわ」って思います。
    もっとも、あれだけいれば観てから「…こういう作品だったのか」って感じてた人もいくらかいたのではないかと思いますが(想定していた自分でさえ驚いたぐらいなので。マジで原作読んでからにした方がよかったかも)。
    >ちゃんとグロ描写も、少年たちの同性愛の描写もめっちゃ入れてきているんですから!
    >>同性愛描写のところは個人的に目の毒にならず美しく感じました(自分の知る限り上位に入るかと。まあ然程知ってるわけではないですが…)。
    >実写映画化において相当な困難があったであろう、機械「ライチ」の造形がこれまた素晴らしいんだ。
    >>ライチに関しては「少女に恋をする」「自らが人間と思っている」ぐらいの知識でしたがいやはや良かったっていうか引き込まれました。
    杉田さんの低音ボイスが妙にハマってたと個人的に思います。
    >ギターを主体とした、かきならすようなBGMがかかることも賛否ありそうかも。
    >>個人的にはあのとち狂った世界観にあのBGMはアリでした。
    >これで初めて『ライチ☆光クラブ』に触れる方にはオススメしづらいところがあるのも事実(だってグログロのエロエロですもん・・・)。
    >>初めて触れた身として「安直な気持ちで触れちゃいかんなあ」とつくづく思いました。
    >ストーリーそのものも好き嫌いが分かれそうです。
    描かれるのはヒトラーのナチス政権のような独裁政治(だから劇中で少年たちがドイツ語を話す)による顛末であり、少年たちの愛憎劇です。(そこに『A.I.』や『ピノキオ』のような「人間になりたい機械」の悲哀に満ちたドラマも込められています)。
    >>自分の場合そこのところは想定していて突っ込むのも野暮だと元から感じてましたが、一部のまともな面子を除けば「お前らどうかしてるよホントに」って感じでした。
    >原作ではジャイボが女教師の長ーい内臓を持って微笑むシーン、ゼラの内臓が大便のように便器に絡みつく描写が強烈だったのに・・・。
    >>実際の描写でも個人的に結構来るところでしたが…マジですか…。
    レーティングが厳しく成る覚悟で忠実再現した方がよかったかもしれませんしそれはそれで観たかった気がしますがR15+じゃ無理だったのかなあ…。
    >雷蔵(オネエキャラ)は原作だと顔の皮をひっぺがされて殺されるんだけど、映画では頭ごと潰されちゃっている。
    >>「顔だけはやめて!」からの頭を潰される、で「若干皮肉なコミカルを狙ったのかな」と思いましたがそれなら原作通りの方がよかったかもしれませんねえ。
    どっちにせよきついですが(無論「きつい」と言うだけ野暮ですが)。
    >原作ではタミヤの小学生の妹が性的に凌辱されるという凄惨なシーンがあります。これを実写映画で描かなかったのは仕方がないですね。
    >>そりゃねえ…。流石にこれは表現の自由以前の問題ですからしょうがない。
    >光クラブの十ヶ条のひとつには「己をチェスの駒に見立てよ それに反して動くことはルールに反する」とあり、ゼラは光クラブのメンバーをコントロールしようと考えていたのだけど、実際はジャイボというプレイヤーにコマとして操られていた・・・というのも皮肉が効いています。
    >>そのうえ「永遠は存在しない。光クラブも例外でない」がこういう形で本当になってしまうのも個人的に皮肉に感じます。
    >古川雄輝さん(ゼラ)が「ボボボボボ、ボクが醜いだって~!」と戸惑いまくり、「カカ、カカカノン!ゲハハハー!」と嘲笑った演技に感動して泣きました。
    >>あれは真面目に古川さんに「貴方は最高です」と言いたいところです。
    >ゼラは、貧しく、醜い姿で生きる大人たちが嫌いだったのでしょう。
    >>人によっては甘ちゃんの戯言としかとらないのかも知れないですがだとしてももし自分がゼラだったら同じことを考えたかもしれん…と思いました。
    >やはり実在する子役に演じて貰う以上、実写では避けられない配慮が有ります。だからこそのアニメ映画という表現の可能性を大事に追求して欲しいなあ・・・。
    >>もちろんアニメ映画でも極力は避けた方がいいと思いますがそれでも非実在だからこそ、というのは自分も思うところです。
    あと論旨はずれてるかもしれませんが「二次元にはけ口を作ることで三次元に飛び火しないのなら」って思うのもありますし。

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著者

ヒナタカ

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