映画『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』みんなのこと(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

映画『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』みんなのこと(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はクレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~です。

個人的お気に入り度:9/10

一言感想:クレヨンしんちゃん in 『トレマーズ』

あらすじ

野原一家は、父・ひろしの突然の転勤のためにメキシコに引っ越すことになる。

楽しい毎日がスタートするはずだったが、待ち受けていたのは人喰いキラーサボテンだった……!

※5月4日:コメントからネタバレに追記をしました。ありがとうございます!

すっげーおもしろかった!

とりあえず言えるのは、本作が

・『クレヨンしんちゃん』という皮をかぶったモンスターパニック映画だということ、

・『トレマーズ』が好きな方は必見

ということです。

『トレマーズ』の何がおもしろかったって、戦いに明確な「ルール」が存在していたこと

弱い人間が敵の習性を理解し、知恵を振り絞って、圧倒的な力を持つモンスターと立ち向かっていくのです。

本作『オラの引越し物語』では、その『トレマーズ』的なおもしろさをしっかり踏襲。

ひろし、みさえ、しんのすけというおなじみのメンバー+ゲストキャラが、人間としての知恵を振り絞って、人喰いサボテンに挑んでいくのです。

モンスターを倒す過程に説得力があり、ひとりひとりモンスターに食べられてしまうという怖さがあり、ゾンビ映画よろしく「籠城」することで新たな人間ドラマが生まれる……脚本がかなり練られているのです。

大人に響くメッセージ

オラの引越し物語~サボテン大襲撃

そして、本作には大人にこそ響くメッセージが込められています

それは「個」としての人間が、集団としての社会を形成する、または家族として機能するためにはどうすればいいか、という深いテーマでもあるのです。

子どもが観るクレヨンしんちゃん映画で何やってんだって感じですが、いままでの作品でも『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』ではSF的な哲学や大人にしかわからないネタををねじ込んできましたし、『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』では子どもをガン無視したメッセージを込めまくっていましたので、けっして珍しいことではありません。

むしろ、自分は『クレしん』という題材で、大好きなモンスターパニックというジャンルの作品が生まれたことがうれしくて仕方がありませんでした。

これまでにも時代劇、ロボットアクション、ファンタジーなどとバリエーション豊かな『クレしん』映画が作られてきたので、ここからは多種多様な映画のジャンルの作品が求められるのかもしれませんね。

素晴らしかった箇所

素晴らしいのはモンスターパニック以外の箇所も丁寧に作られていること。

本作はしんのすけが春日部から、遠いメキシコの街に引っ越してしまうという展開なのですが、その別れのシーンはもちろん、日常的な「日本との生活との違い」をも映し出しているのです

これは、戦国時代の合戦や日常生活の様子をリアルに描いていた『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』をほうふつとさせます。

本作の舞台はベルナルという実在の街をモデルとしていますし、作中で看板に書かれれているのはスペイン語、マリアッチがいて、祭りではメキシコのプロレスであるルチャリブレが行われ、田舎町とはいえスーパーマーケットやスマートフォンだって登場します。

これから観る人は、ぜひ冒頭の日常(ひろしが会社に向かったり、みさえがしんのすけを幼稚園に送ろうとしている)と、メキシコとの生活にぜひ注目してみてください。

また、メジャーな映画作品のパロディもあります

子どもにはまずわかりませんが知ったこっちゃないです(ゲス顔で)、こういう「大人だけ笑えるネタ」は大・歓・迎です。

『クレしん』ファンに向けた描写が多いことに感動しました。

それは、いままで劇場版に出ていなかった「あのキャラ」の登場や、過去の映画シリーズのオマージュと言えるシーン。これもまた大人の『クレしん』ファンを狙い撃ちしています。

そして、本作は2014年11月に亡くなった、園長先生役の納谷六朗さんの最後の出演作でもあります。

園長先生の登場シーンでは、『ワイルド・スピード SKY MISSION』でポール・ウォーカーの死を悼んだときと同じ気持ちになり、涙腺がゆるんでしました。

何より、伏線の張りかたがめっちゃうまい作品でもあります。

わかりやすすぎることなく、終盤にその伏線を一気に回収する過程には『ヒックとドラゴン』にも似たカタルシスがありました。

ゆずによる主題歌もよかった!

ゆずらしいキャッチ―なメロディの中にラテンっぽさがあり、歌詞は(風間君の心情を歌っているかのようで)作品にぴったり。これは前山田健一(ヒャダイン)が編曲を手掛けたおかげでもあるのでしょう。

人間ドラマとしてもよくできていて、独善的だったり、弱弱しくて頼りないというステレオタイプ的なキャラの「背景」が見えるのもうまい。

悪人を悪人だけで終わらせない、人間を人間として真摯に描いている点だけでも本作が大好きになってしまいます。

難点は後半のテンポがちょっと重め(上映時間も1時間44分と『クレしん』映画にしてはやや長め)だったここと、子どもには怖すぎることでしょうか。

見知った街がモンスターに浸食されていくこと、周りの人間がつぎつぎと食べられて消えていくというのは、どれだけコミカルに描かれようが、その「事実」は大変恐ろしいものです。

自分の観た回では幼稚園くらいの子が泣き出してしまいましたし、いくら血が出るとか残酷描写がないとはいえ、就学前の小さな子にはおすすめしたくはない印象でした(主人公は5歳児なのに……)

※以下の予告(の衝撃のラスト)もめっちゃ怖いよね。

とはいえ、『伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!』ほど露骨なホラーになってもいないので、小学校低学年以上くらいであれば問題はないでしょう。

個人的には、シリーズの中では『オトナ帝国』や『戦国大合戦』に匹敵する勢いで気に入った作品です。

ただし、感動のベクトルはそれらの作品とはちょっと違うのでご注意を。

本作は、たびたび繰り返される「ひとりで勝手に考えるな!」というメッセージこそがキモであり、そこをぼんやり考えているだけでは、ストレートに感動できる作品なのではないですから。

ぜひ、キャラクターの考えていること、その背景を想像しながら観ることをおすすめします。

また、エンドロール後には大変重要なワンシーンがあります。席を立たず、最後まで観ましょう。

モンスターパニック映画が大好きという大人にこそ、超・おすすめです!

↓以下、結末も含めてネタバレです。観賞後にご覧ください。



あのキャラの登場

しんのすけのお見送りのときには、北本さん(おとなりのおばさん)、大原ななこ(しんのすけが好きな女子大生)、小山むさえ(みさえの妹)、おケイ(みさえの友人)、ヨシリン&ミッチーなどが登場。

ヨシリンが「野原さんがいなくなったら、僕は誰のうちに焼肉を食べに行けばいいんですか~」と訴えて、ひろしに「自分で食えよ」と返されていたのは笑いました。

台詞はありませんでしたが、女子レスラーの神田鳥忍や、「またずれ荘」に住んでいたころの隣人の四郎、はたまたスケバン(死語)グループの埼玉紅さそり隊までもがいました。

そして……園長と組長とのセリフはこんな感じでした。

園長「しんのすけ君、お元気で」

しんのすけ「シャバを出たら、達者で暮らせよ、組長」

園長「私は園長です」

これが、納谷六朗さん演じる園長との最後のやりとりなんだなあ……。

暮らしの違い

サボテン

・しんのすけ

<日本>

冒頭で、しんのすけはテレビで『アクション仮面』を観て、そのポーズをまねて「わっはっは」と言っていた

<メキシコ>

同じようにしんのすけはテレビを観ながら「わっはっは」と同じポーズで言っていたが、映っている内容はよくわからないテレビアニメだった。テレビで動物がSMをやっていたのは見間違いだよな!

・ひろし

<日本>

ひろしはトイレに入って「我が家はさわがしいな」と言いながら、ウォシュレットで気持ちよくなる

<メキシコ>

ひろしは壁もできていないトイレに入って「朝から落ち着かないな」と言う

・みさえ

<日本>

毎日幼稚園バスが迎えに来てくれるけど、いつもしんのすけの支度が遅くて、あとから送ることになってしまう。

<メキシコ>

バスなんか通っていないので、専用の自転車でがんばってしんのすけを送り迎えする。

ほかにもひろしの通勤路の違いをばっちり見せたり、しんのすけが納豆を食べられないを嫌がったり、なんでもなさそうなところに「生活の違い」が見えるんですよね。

こういう「舞台」を描くことに手を抜いていないのです。たとえ人喰いサボテンが出てこなくても、日々を生きるって、大変なのですよね。

また、メキシコに来てからの生活は時間をすっ飛ばして、「ある程度周りの人と仲良くなってから」の描写になっていましたね。

日本との生活との対比を描くシーンなので、これでよかったと思います。

※以下の意見をいただきました。

描くべきものに集中していて、バランス的に正解だと思いました。

劇中では野原一家はスペイン語を話している設定になっていますから、相応の期間滞在したということでしょうし、帰国子女のしんのすけはペラペラレベルということに。これってかなり凄い。

あと、彼らが引っ越した先は辺境ド田舎ですから、恐らくしんのすけはマダクエルヨバカでも「オラ、○○だぞ~」的な「標準語だけれども標準語ではない言葉」を話しているのでしょうね。

過去の『クレしん』映画のオマージュ

ワンシーンだけでしたが、大人たちが(音を立てないために)尻を動かすだけで歩くというのは『嵐を呼ぶジャングル』のオマージュですね。

また、ひろしたちが引っ越しして物がなくなった家を見て、しんのすけが赤ちゃんだったころや、季節に合わせて庭で遊んでいたことを思い出すのは、『オトナ帝国』の名シーン「ひろしの回想」を思い出させました。

※以下の意見をいただきました。

個人的には、我が家の昔の回想から一転してハチャメチャなパニック冒険物になるシナリオ構成そのものが 「カールじいさんの空飛ぶ家(原題:Up!)」を彷彿とさせましたね。

シロと3匹の犬達の立場が最後には逆転するところや最後には街に戻ってくるところもカールじいさんっぽいです。

映画ネタも満載の人喰いサボテンとの戦い

サボテンの生態を、イケガミーノという池上彰さんすぎるキャラが説明してくるのがうまかったですね。

まあサボテンが接ぎ木で生きることができるとか、うんちくを言った後は不要になったのですぐに喰われてしまいますが(笑)。

ところで、サボテンが水に弱いという生物の根幹を覆しそうな生態について彼に説明してもらいたいんですけど(←ツッコむだけムダ)。

※以下の意見をいただきました。

映画パンフレットによると、サボテンは意外とデリケートな植物で、水をあげすぎると根から腐ってしまうらしいです。薬も過ぎれば毒となるということでしょうかね。

ホセ・メンドクセーというゲストキャラが親指を立てながらサボテンに捕食されるのは、モロ『ターミネーター2』でしたね。

(関係ないですが、ツイッターでは「親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙無しには見られなかった」とウソのネタバレをするのが流行っています

バーに籠城(『ショーン・オブ・ザ・デッド』っぽい)すれば、店長がショットガンで応戦してくれたり、食料や必要品の確保のためにスーパーに潜り込まなければならない、しかもスーパーの中に小さな人喰いサボテンがまぎこれんでいるというのもスリリングです。

※これは映画『ミスト』っぽいとコメントをいただきました。

荒野ではバスでのカーチェイス。

ひろしがギリギリで レインボー仮面につかまることができたり、バスの中にもサボテンが紛れ込んでいたり、しんのすけがブレーキを踏むために「お茶碗を持つほうの手」を必死で思い出そうとしたり、マジでギリギリの状況が続くのでハラハラします。

逃亡の末にわかったのは、サボテンが「音」につられるということ。

音を大きく立てていたヘリコプターは、群体となって、まるで『ワールド・ウォーZ』のゾンビのようなタワーになって、ヘリをまるごと喰らいます。しかもグチャグチャになったヘリの残骸をペッと吐き捨ててる。怖すぎるぞ!(子ども向けの映画です)。

2015050116_56_46-『ワールド・ウォー Z』予告編

※以下の意見をいただきました。

マリアッチとカロリーナは、映画『デスペラード』と主人公とヒロインの名前が同じなのでこれが元ネタだと思われます。

※以下の意見をいただきました。

(サボテンの)小体の群れを追い詰めると母体が目覚める流れなんてまんま『ザ・グリード』をほうふつとさせます。

あと、日本エレキテル連合が出演していて(なんでメキシコにいるねん)、細貝があっさり喰われ、朱美ちゃんが取り残されて痙攣している画がすげえ怖いんですけど(子どもが泣くぞ)(朱美ちゃんが怖いのはもとからだけど)。

<ホラー映画にも似合いそうなツラ

ひろしは、遊園地の遊具を使い、ダイナマイトでサボテンたちを破壊して、そのスキに橋を渡るという作戦に打って出ますが、町長がサボテンの果実に固執しすぎたために台無しになってしまいます。

独善的で勝手な行動ばかりする町長でしたが……それには理由があったのです。

自分ひとりで考えるな!

町長はマダクエルヨバカ(町の名前)で生まれ育ち、友人がこの場をみんな去っても、街を発展させたい、街のために何かをしたいと想い続けていました。

サボテンの果実に固執をし続けていたのも、大局的には街のためなのです。

(あと、町長が自分の街の田舎っぷりを「車もそんなに走ってない」と言っていたのに笑いました。元ネタは「おら東京さ行くだ」ですよね)

しかし、町長は人喰いサボテンがいくら猛威を振るおうとも「一時的なものだからすぐ収まる」や「サボテンとの共存も可能だ」と言っており、あまりに目の前のことが見えていません。

だから、スマホちゃんは町長に「お父さんとお母さんがいまも逃げて回っているかもしれない」と、いま救わなければならない人がいることを訴えます。

町長はなんでも「ひとりで考えていた」ことがいけないのでしょう。

友人は街から去ってしまい、ひろしの会社からの提案も頭ごなしに否定する、自分の過ちは認めない……まさにそれは盲目的です。

また、ひろしはメキシコへひとりで向かうつもりでした。

そのことにみさえは「家族のことをひとりで決めないで!」「自分だけが我慢すればいいなんて思わないで!」と、ひろしを責めます。

これは町長と同じく、「自分と、大局的には周りのためにはいいこと」と思っていたがゆえの行動なのですが、結果的に周りの人(家族)を不幸にする選択です。

周りの人を幸せにするためには、自分だけで考えず、まずは目の前の問題に目を向けること、そして誰かに話を聞いてもらうことが必要なのかもしれません。

※以下の意見をいただきました。

町長についてですがパンフレットに掲載されていた演じた平田広明さんや橋本昌和監督のインタビューでは、自分の町を愛しており真面目でとても純粋な人だと語られていました。町を守ろうとするあまり、手段と目的が入れ替わってしまったと感じました。

サボテンによってボロボロになった町を目の当たりにし、しんのすけやスマホちゃんの言葉を受け、マダクエルヨバカ防衛隊の一員になり本当の意味で町を守ろうとするのはグッときました。(いつの間にかリーダーになっていたのは笑いましたが)

※もうひとつの意見もどうぞ。

町長の立場は『ジョーズ』に出てくる市長や『ディープ・ブルー』の科学者に似ています。

それぞれの成長

レインボー仮面は自分にウソをつき続け、リングに上がることが怖くて「膝が痛む!」などと言い続けていました。

彼は「強くなること」を欲していません。それどころか、ほかのレスラーにパシリのような扱いをされていることも許容しているようでした。

だけど、彼もひざが痛くなるのはウソだったという真実を告げ(でもじつはバレバレ)、街と人々を救うために闘うことを選びました。

スマホちゃんは、スマホをいじってばかり(固執しすぎ)でしたが、スマホで水栓の場所を検索していたことが役立ったほか、音を鳴らしていたスマホを投げておとりに使うことで窮地を脱しました。

彼女のそのときの言葉は「スマホなめんなよ!」でした。

キカイダーREBOOT』みたいにスマホをむやみやたらに悪役にせず、彼女の成長を示すためのアイテムとして使っているのがいいですね。

(欲を言えば、彼女の両親の描写がほしかった!)

このふたりは、ひろしや町長と同じく「固執している」ものから脱却したとも言えますね。

そんな感じでふたりの成長は納得できるものだったのですが、マリアリッチだけサボテンに襲われていたらいつのまにかゲイっぽくなっていたのは意味がわかりませんでした(笑)。

ひろしにもツッコまれていましたが、本当に何をされたんでしょうかね。

ラストバトルへ

~~

伏線でうまかったのが、「ダイナマイト型のふて箱」でしんのすけとサボテンがキャッチボールをしていたことでしょうか。

これは本物のダイナマイトだと思わせる(サスペンスシーンだと思わせる)ミスリード。すっかりだまされてしまいました。

いままで協調性がなかった町長が、運搬機で駆け付けるというクライマックスはベタベタながら感動できます。

ラストバトルは、クイーン・サボテンと、(弱点の)水を含んで大きくなった風船との、「怪獣バトル」になりました。

その肩にしんのすけがつかまっているのは、まるでジャイアント・ロボですね。

決着をつけたのは、なんとしんのすけが春日部防衛隊の一員としてもらっていた「K.B」と書かれていたバッジ。

バッジのピンで風船を割るという終結を、誰が予想できたでしょうか。

その後に、野犬を3匹引き連れてワイルドになっているシロのわたあめクッションでしんのすけを受け止めるなんて、誰が予想できたのでしょうか(無理だって)。

秀逸な伏線

※伏線についてのコメントを、そのまま記載します。

・乾季なので雨は降らない

みさえが断水をぼやくシーンがありました。

・サボテンが音に反応するという習性

最初に捕食された二人は楽器を持っていたり、スーパーでサボテンが音の鳴るミニカーを追いかけていましたね。

複線とは少し違いますが、予告編のラストでサボテンが徐々にしんのすけに迫ってくるシーンは一見振り返ったので止まったようにも見えますが、本編を見終わった後だとマラカスの音に反応していたのだとわかるのは上手いと思いました。

エンドロール後

エンドロール後では、見送りをしてくれた風間君へ「また春日部に引っ越すぞ」というしんのすけからの手紙が届きます。

風間君は口ではあんなにしんのすけのことを悪く言っていたのに、しんのすけからの手紙を見たときはすごくよろこんでいましたね。

風間君は「(しんのすけよりも)自分の将来のほうが大事だから」と勉強をしていましたが、町長やひろしと同じく「自分で考えていただけで、周りの人の幸せにする行動をしていなかった」のですよね(だけど、しんのすけの見送りには駆け付けてくれた)。

だけど本音では、大切な人のこと、するべきことだってわかっている……人間って、そういうものです。

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  1. ヒナタカさんには絶対にウケる映画だと思っていました。映画好き、というより映画フリークにこそ観て欲しい一品。
    > 作品の感動のベクトルはそれらの作品とはちょっと違う
    そそ。これに期待していると、たぶん酷評になると思います。
    > 作中で看板に書かれれているのはスペイン語
    言語クラスタな自分にとって、これは凄く嬉しいことでした。
    > その「事実」は大変恐ろしい
    TRPGer(テーブルトークプレイヤー)だったので、ゲームとか結構イメージしながらプレイすることもあり、子どもの頃、『ドラゴンクエストⅡ』のマンイーターとの戦闘を実際に想像して戦慄したのはトラウマな思い出。
    > 暮らしの違いを描きながらも、ある程度周りの人と仲良くなってからの描写
    描くべきものに集中していて、バランス的に正解だと思いました。
    劇中では野原一家はスペイン語を話している設定になっていますから、相応の期間滞在したということでしょうし、帰国子女のしんのすけはペラペラレベルということに。これってかなり凄い。
    あと、彼らが引っ越した先は辺境ド田舎ですから、恐らくしんのすけはマダクエルヨバカでも「オラ、○○だぞ~」的な「標準語だけれども標準語ではない言葉」を話しているのでしょうね。
    > バッジのピンで風船を割るという終結
    わりと伏線展開が読める本作で、思いっ切り予想外だったのがコレでした。
    「ええっ!? そこでコレが出てくるのっ!?」と思うと同時に物凄く嬉しかった。この場面は、日本の幼稚園での仲間たちがいなければ存在しえなかった瞬間。これがエンドロール後の風間君への手紙でさらに帰結し、(劇中は明確には描かれないものの)二人の完全な和解へと繋がるのだと見ます。
    色々な作品のパロディやオマージュになっている本作ですが、とくに私は『ミスト』のパロディを強く感じました。鬱ると評判の絶望的な結末である『ミスト』と対照的な大団円に、ようやく私の中にある『ミスト』が完結してくれた気がしました。
    ところで、ひろしの会社的には当初の事業計画を推し進められなかった訳ですが、しかし、町への介入に否定
    的だった町長を鑑みるに、「町の復興事業」としてひろし達が関わったことから、会社としても今後の相互関係の礎を築くことができたのではと思います。

  2. 毒親育ち より:

    >一言感想:クレヨンしんちゃん in 『トレマーズ』
    100点満点でコレをやってくれた上に
    >~あのキャラの登場~
    これだけでもう感涙ものの大満足なのですが、モヤっと残る野暮な不満を一つ。
    「日本の商社マン、野原ひろし」を魅せて欲しかったなあ・・・と。
    今日、世界中でジャパンブランドが愛好され、私達が島国にいて世界中の優れた製品を入手出来るのは海外で活躍する商社マンの奮闘のおかげだと知らない日本人はいないでしょう。特に保守的な地域では本作の町長さんのように外資系企業など非武装の侵略軍くらいに思っている対応も少なくないそうです。しかし、それでもひろしのような商社マン達は誠心誠意を尽くして地域の信頼を勝ち取って来たからこその21世紀の日本が有ります。
    しかし結局、双葉商事はあっさり撤退。いえ、サボテンという商品が無くなった以上当然なのですけど(なによりずっと野原一家がメキシコに居る事になってしまいますし)何か薄情な気が・・・シオンソルトさんの仰るように復興事業に協力して遊園地等の観光産業を興したのかもしれませんけど、作中でハッキリ描いて欲しかったです。
    >~人喰いサボテンとの戦い~
    正体についてグラボイスのように休眠状態だった古代種が現代に復活したのか、新種のミュータントなのか謎なままでしたね。でも、自然の怒りとか、某寄生生物を呆れさせるようなエコなお説教をぶたなくて良かったです。
    >自分の観た回では幼稚園くらいの子が泣き出してしまいましたし、
    なんと!うちのシネコンでは人がサボテンに喰われる所でもキャハハ!とか笑い声が上がってました。「イン・トゥ・ザ・ウッズ」の時といい、やっぱりうちの地域はオカシイのか・・・。
    >本作の舞台となったのはベルナルという実在の街ですし、
    最近の洋画を観ているとメキシコも大変なイメージがありましたが、マダクエルヨバカは寂れてるというより落ち着いた雰囲気(商店には物資が豊富で、断水も有るようですが上水道も通ってますし)街の人達も良いイメージのメキシコ人揃いで、行ってみたいと思えて良かったです。
    余談ですが、本作お気に入りキャラに保安官さんがツボでした!権力者の太鼓持ちかと思ったら、まさかのスーパーアクション!あんた何処の元特殊部隊員だよ!?

  3. ヒナタカ より:

    > 「日本の商社マン、野原ひろし」を魅せて欲しかったなあ・・・と。
    >
    > 今日、世界中でジャパンブランドが愛好され、私達が島国にいて世界中の優れた製品を入手出来るのは海外で活躍する商社マンの奮闘のおかげだと知らない日本人はいないでしょう。特に保守的な地域では本作の町長さんのように外資系企業など非武装の侵略軍くらいに思っている対応も少なくないそうです。しかし、それでもひろしのような商社マン達は誠心誠意を尽くして地域の信頼を勝ち取って来たからこその21世紀の日本が有ります。
    > しかし結局、双葉商事はあっさり撤退。いえ、サボテンという商品が無くなった以上当然なのですけど(なによりずっと野原一家がメキシコに居る事になってしまいますし)何か薄情な気が・・・シオンソルトさんの仰るように復興事業に協力して遊園地等の観光産業を興したのかもしれませんけど、作中でハッキリ描いて欲しかったです。
    ひろしの交渉がたどたどしく、説得ができていなかったのもちょっと物足りなかったですね。
    > >~人喰いサボテンとの戦い~
    > 正体についてグラボイスのように休眠状態だった古代種が現代に復活したのか、新種のミュータントなのか謎なままでしたね。でも、自然の怒りとか、某寄生生物を呆れさせるようなエコなお説教をぶたなくて良かったです。
    そういえばまったく説明がないですねえ。
    > 余談ですが、本作お気に入りキャラに保安官さんがツボでした!権力者の太鼓持ちかと思ったら、まさかのスーパーアクション!あんた何処の元特殊部隊員だよ!?
    本当に何者だったんでしょうかね、彼w

  4. とこ より:

    マリアッチとカロリーナは、映画デスペラードと主人公とヒロインの名前が同じなのでこれが元ネタだと思われます。
    今日2回目の鑑賞を終えたのですがいくつかの複線が隠されていましたね。
    ・乾季なので雨は降らない
    みさえが断水をぼやくシーンがありました。
    ・サボテンが音に反応するという習性
    最初に捕食された二人は楽器を持っていたり、スーパーでサボテンが音の鳴るミニカーを追いかけていましたね。
    複線とは少し違いますが、予告編のラストでサボテンが徐々にしんのすけに迫ってくるシーンは一見振り返ったので止まったようにも見えますが、本編を見終わった後だとマラカスの音に反応していたのだとわかるのは上手いと思いました。
    >ところで、サボテンが水に弱いという生物の根幹を覆しそうな生態について彼に説明してもらいたいんですけど(←ツッコむだけムダ)。
    映画パンフレットによると、サボテンは意外とデリケートな植物で、水をあげすぎると根から腐ってしまうらしいです。薬も過ぎれば毒となるということでしょうかね。
    町長についてですがパンフレットに掲載されていた演じた平田広明さんや橋本昌和監督のインタビューでは、自分の町を愛しており真面目でとても純粋な人だと語られていました。町を守ろうとするあまり、手段と目的が入れ替わってしまったと感じました。
    サボテンによってボロボロになった町を目の当たりにし、しんのすけやスマホちゃんの言葉を受け、マダクエルヨバカ防衛隊の一員になり本当の意味で町を守ろうとするのはグッときました。(いつの間にかリーダーになっていたのは笑いましたが)
    あと引っ越しのシーンで、「アッパレ!戦国大合戦」で又兵衛さんから譲り受けた短刀があったと聞いたのですが、私は見つけることができませんでした…。

  5. ロロ・トマシ より:

    25歳の映画ファンです。本日観てきました。
    クレしん映画の新境地!すげー楽しかったです!
    ていうか、なんだこれ!
    春日部からメキシコへ引っ越しする冒頭で完全に心を持って行かれました。
    引っ越しに対する家族や友人、近所の人たちの反応を短い時間でとても丁寧に描いています。
    特に台詞が素敵でした。
    「家族のことをひとりで決めないで!」
    「この家ってこんなに広かったのね」
    「みんなのこと絶対に忘れるまで忘れません」とか。
    あと細かいネタですが、泣いているマサオくんの頭にバッジが入っていた箱を乗っける下りはじわじわきました。
    モンスターパニック映画としても秀逸です。
    『ドーン・オブ・ザ・デッド』『ショーン・オブ・ザ・デッド』『トレーマーズ』『ジュラシック・パーク』『SUPER8』『宇宙戦争』などを彷彿させるシーンが随所にあって感激しました。
    品物を取りに外へ出るシーンはまんま『ミスト』でしたし、町長の立場は『ジョーズ』に出てくる市長や『ディープ・ブルー』の科学者に似ています。
    ちゃんとモンスターパニック映画を研究して、作品に反映させていることが伺えます。
    ここ数年のクレしん映画は本当に作品やキャラに対する愛があって嬉しい限りです。来年も楽しみです。

  6. ヒナタカ より:

    > マリアッチとカロリーナは、映画デスペラードと主人公とヒロインの名前が同じなのでこれが元ネタだと思われます。
    あんまり『デスペラード』との映画との関連性が見られなかったのですが、これは元ネタですね。追記させてください。
    > 今日2回目の鑑賞を終えたのですがいくつかの複線が隠されていましたね。
    >
    > ・乾季なので雨は降らない
    > みさえが断水をぼやくシーンがありました。
    >
    > ・サボテンが音に反応するという習性
    > 最初に捕食された二人は楽器を持っていたり、スーパーでサボテンが音の鳴るミニカーを追いかけていましたね。
    > 複線とは少し違いますが、予告編のラストでサボテンが徐々にしんのすけに迫ってくるシーンは一見振り返ったので止まったようにも見えますが、本編を見終わった後だとマラカスの音に反応していたのだとわかるのは上手いと思いました。
    本当だ! うまいものです。
    > >ところで、サボテンが水に弱いという生物の根幹を覆しそうな生態について彼に説明してもらいたいんですけど(←ツッコむだけムダ)。
    > 映画パンフレットによると、サボテンは意外とデリケートな植物で、水をあげすぎると根から腐ってしまうらしいです。薬も過ぎれば毒となるということでしょうかね。
    そういえばこの設定の元ネタもありますね。頭にサがついて3文字の映画。
    > 町長についてですがパンフレットに掲載されていた演じた平田広明さんや橋本昌和監督のインタビューでは、自分の町を愛しており真面目でとても純粋な人だと語られていました。町を守ろうとするあまり、手段と目的が入れ替わってしまったと感じました。
    > サボテンによってボロボロになった町を目の当たりにし、しんのすけやスマホちゃんの言葉を受け、マダクエルヨバカ防衛隊の一員になり本当の意味で町を守ろうとするのはグッときました。(いつの間にかリーダーになっていたのは笑いましたが)
    そうか、ボロボロの街を見るシーンもうまく機能しているのですね。
    > あと引っ越しのシーンで、「アッパレ!戦国大合戦」で又兵衛さんから譲り受けた短刀があったと聞いたのですが、私は見つけることができませんでした…。
    自分も見てはいないのですね……

  7. ヒナタカ より:

    > 品物を取りに外へ出るシーンはまんま『ミスト』でした。
    そうですね。宇宙戦争っぽいのはあの巨大なクイーンサボテンかな?

  8. ヒナタカ より:

    > > 暮らしの違いを描きながらも、ある程度周りの人と仲良くなってからの描写
    >
    > 描くべきものに集中していて、バランス的に正解だと思いました。
    > 劇中では野原一家はスペイン語を話している設定になっていますから、相応の期間滞在したということでしょうし、帰国子女のしんのすけはペラペラレベルということに。これってかなり凄い。
    > あと、彼らが引っ越した先は辺境ド田舎ですから、恐らくしんのすけはマダクエルヨバカでも「オラ、○○だぞ~」的な「標準語だけれども標準語ではない言葉」を話しているのでしょうね。
    これもおっしゃり通りですね。追記させてくだいさい。

  9. Kumagai より:

    B級の洋画大好きなヒナタカさんが今作をご鑑賞したら
    ぜっっっっったいに気に入られると確信しておりました!!!
    今回のクレヨンしんちゃん映画は
    内容的にはモンスターパニック物のジャンル映画として振り切っているシナリオなんですよね。
    しかもそのネタ元のチョイスが「ターミネーター」や「ワールドウォーZ」といった大作映画だけでなく
    「トレマーズ」や「グリード」といったB級映画も踏襲した内容になっているところがほんとに素晴らしい!
    (まずカウボーイが出てきそうな乾燥した大地でのモンスターパニック物という題材自体がトレマーズっぽく、小体の群れを追い詰めると母体が目覚める流れなんてまんまグリードを彷彿とさせます。)
    あと、ヒナタカさんは生活様式の変化の大変さやひろしの回想がオトナ帝国っぽいとレビューされていましたが
    僕は個人的には、我が家の昔の回想から一転してハチャメチャなパニック冒険物になるシナリオ構成そのものが
    「カールじいさんと空飛ぶ家(原題:Up!)」を彷彿とさせましたね。
    シロと3匹の犬達の立場が最後には逆転するところや最後には街に戻ってくるところもカールじいさんっぽいです。

  10. ヒナタカ より:

    > B級の洋画大好きなヒナタカさんが今作をご鑑賞したら
    > ぜっっっっったいに気に入られると確信しておりました!!!
    こんなに大好きに決まっているじゃないですかw
    > 僕は個人的には、我が家の昔の回想から一転してハチャメチャなパニック冒険物になるシナリオ構成そのものが
    > 「カールじいさんと空飛ぶ家(原題:Up!)」を彷彿とさせましたね。
    > シロと3匹の犬達の立場が最後には逆転するところや最後には街に戻ってくるところもカールじいさんっぽいです。
    本当だ!デジャヴを感じると思ったらそこかあ……追記させてください。

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ヒナタカ

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