
1億5000万ドルに顔を叩かれる映画『ジュラシック・ワールド』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
今日の映画感想は『ジュラシック・ワールド』です。
個人的お気に入り度:8/10
一言感想:8歳児になれました(気持ち的に)
世界的な恐竜のテーマパークであるジュラシック・ワールドには、共食いをするうえに知能も高い「インドミナス・レックス」も誕生していた。
ラプトルの飼育員であるオーウェン(クリス・プラット)はその存在を脅威に感じていたが、こともあろうに脱走を許ししてしまう。
オーウェンはパークの責任者であるクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と協力し、「彼女」の捕獲を目指す。
さらにクレアの甥っ子ふたりがワールドに取り残され、その眼前にまで彼女が迫っていた。
ハラハラドキドキ!
恐竜たちが大バトル!
怖くてワクワクして最高に楽しかった!
あ、感想としては以上です。
もうね、細かいことがどーとか、作中にあるメタファーがどーとか、どうでもよくなります。
まだ未見の方は、これ以上の情報は一切入れずに映画館に行くのが最良の選択です(断言)。
映画は、観客を日常から、夢のある世界へと連れってってくれる娯楽です。
その映画に対して、「楽しかった!」というのはある意味最大の賛辞であるし、それでいいのではないでしょうか。
『ジュラシック・パーク』のスピリット
そして、本作は第1作目『ジュラシック・パーク』のスピリットを引き継ぎまくっている作品です。
安全なパークだと思ったら→恐竜が人間を襲いだしてさあ大変という単純明解なプロットが同じですし、大人と子どものチーム両方が活躍することもそのまま、恐竜を現代に甦らせる「タブー」について少しだけ批判的な要素があることも共通しています。
ハラハラドキドキのシーンが満載!ということ、そのアクションのギミックの多様さはスティーブン・スピルバーグ節にあふれています。
満載のオマージュシーン
さらに、1作目を観ている人だけがわかる「オマージュ」シーンも満載です。
20年前の映画にここまでリスペクトを捧げているというだけで、本作を好きにならざるを得ないではないですか!
また、本作の監督はコリン・トレボローというあまり聞きなれない方です。
それもそのはず、これまでに手がけたのは、制作費75万ドルの低予算映画『彼女はパートタイムトラベラー』ただ1本のみだったのです。
※とてもためになる「アイク」さんによるアマゾンレビューは必見
で、『彼女はパートタイムトラベラー』を観たスピルバーグがトレボロー監督に惚れ込んで、制作費が1億5000万ドルという本作『ジュラシック・ワールド』の監督に大抜擢されたのです。なんというアメリカンドリーム。
トレボロー監督は2作目ながら、その見事な指示が主演のクリス・プラットに絶賛されています。
そして、本作は映画史上最速のオープニング興行収入の記録を樹立。現在は『アバター』『タイタニック』に続く歴代第3位の興行記録を打ち立てています。
トレボロー監督は、認められるべくして認められたのですね。
こういう例はもっと増えてほしいものです。
これが日本だと堤◯彦とか佐藤◯弥とかがずっと重鎮にいるんだからなあ。
本作の欠点
本作の欠点は、中盤までの展開がオール・アラウンド・ツッコミどころであることです。
ちょっとドイヒーのは、現場の人間にあまりに危機感がないということ。
恐竜が逃げ出してしまうまでの過程はいくらなんでもアホすぎてほとんど人災じゃんと思えるし、一般人が巻き込まれてしまうかもしれない状況においても、ずさんすぎる管理体制がワンサカと出てきます。
細けえことは気にすんな!と言われればそれまでなのですが……ここまで高度な技術を駆使して恐竜を作り上げた人間が、緊急時にここまで頭が悪くなるというのは納得できません(笑)。
まあ、本作では「人間の愚かさ」についても描かれているので、むやみに批判するべきではないのかもしれませんけどね。
残念な日本語
もうひとつ残念なのは、字幕担当が悪名高き(一方でわりと愛されている)戸田奈津子女史であるうえ、吹き替えに玉木宏と木村佳乃という芸能人が配役されているということ。
要するに字幕:戸田奈津子、吹き替え:剛力彩芽だった『プロメテウス』と同じような前衛も後衛も塞がれている状況です。
自分は字幕で観ました。「Peoples never learn(人間は学習しない)」→「また繰り返しか」などと意訳するのはよかったのですが……前後の話の流れがあるとはいえ「It’s happening!」を「これは命令だ!」とするのはさすがにやりすぎなのではないでしょうか。
吹き替えは、「演技はともかくキャラには合っていない」という意見が多いようですね。
玉木宏さんは『マダガスカル』、木村佳乃さんは『カンフーパンダ』で吹き替え経験があるし、どちらも個人的にはハマっていて大好きだったのですが、その特徴のありすぎる声は本作においてはミスマッチだったのかもしれないですね。
クリス・プラットの役は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と同じく山寺宏一さんでよかったと思うのだけどなあ。
あ、ちなみに同時期公開の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の字幕も戸田さんが担当しています。
こちらはベテラン声優が配役されているので、吹き替えで観るのもよいかもしれませんね。
本作の素晴らしいところ
素晴らしいのは、『ジュラシック・パーク』が「オープン前」の状態を描いていたのに対して、本作は「オープン後」の「ジュラッシック・ワールド」を観せてくれたことです。
1作目を観た方であれば「本当にこのパークがオープンしていたら、どうなっていたんだろう?」と妄想していたと思うんです。
2作目『ロスト・ワールド』でも、3作目『ジュラシック・パークIII』でもその姿を観ることはかなわなかったのですが……1作目から20年経って、ようやく「完成したパーク(ワールド)」がスクリーンに広がるんです!
待った、待っていましたよ、この瞬間を!(震えながら)
もうワールド内を歩くシーンだけで感動できます。
この「夢の世界を映画の主人公といっしょに探検できる」興奮は、『トゥモローランド』を彷彿とさせました。
ていうか、「あの」テーマ曲だけでも感動できるんですよ!
音楽ががかるタイミング、「空間の広がり」の演出は文句のつけようがありません。
ちなみに、撮影にはハリケーン・カトリーナにより廃墟と化したニューオーリンズの遊園地が使われています。
トレボロー監督は、観終わった時に8歳児のような気分になれる作品にすることを望んでいたそうです。
その目論見は完全に成功でしょう。まさに大人が童心に返る体験ができますし、子どもにとっても恐竜たちの活躍にワクワクできるはずです。
そういえば実写映画版『進撃の巨人』のスタッフが「そんなに文句言うんだったらハリウッド映画だけ観ていればいいよ。金で顔を叩かれた映画をな!」とツイートして大炎上していたけど、やっぱり1億5000万ドルという大金で顔を叩かれるというのは最高に気持ちがいいことがわかりました。
ていうか、『進撃の巨人』が怒られている理由のほとんどは、低予算であることではなく、脚本へのツッコミどころと、原作ファン激怒の改変っぷりと、こうした不適切な発言のせいなんですけどね。
本作の登場人物や、登場する恐竜たちを振り返りたい人には、ピクシブ百貨辞典のこちらの記事がおすすめです。
<ジュラシック・ワールドとは>(途中からネタバレがあるので要注意)
作中で出てくる恐竜はただでさえかわいいなーって思っていたのですが、こうして絵で描かれると余計に萌えますね。
ちなみに作中で出てくる恐竜のほとんど(あるいはぜんぶ)がメスです。
なぜかと言えば、(1作目においても同様でしたが)スタッフが恐竜の繁殖をコントロールをするためですね。
なお、わりとG(全年齢)指定の限界に挑戦しているほどに人が死ぬシーンがわんさかあるので、あんまり小さい子の鑑賞は気をつけたほうがいいかもしれません。
この恐怖描写も間違いなく作品に必要なものですし、これくらいの軽いトラウマであれば、むしろ子どもにとってはいい思い出になりそうなものですけどね(ゲス顔で)。
余談
余談ですが、恐竜が登場する漫画として『恐竜大紀行』をおすすめしたいです。
この作品の特徴は「恐竜の考えていることがわかる」こと。
恐竜達に人格が与えられているというのは、ある意味ではジュラシックシリーズとは相対する内容かもしれません。
しかし、物語ひとつひとつが洗練されており、「人間も恐竜と同じ」であることを示すこともある・・・このおもしろさを、一度でいいから味わってほしいです。
自分は2Dで観ましたが、3Dを意識した画も満載なので、その料金を上乗せする価値はきっとあるでしょう。
家族でもカップルでもこの夏の一押し! 恐竜が大好きな男の子(大人含む)は絶対に観ろ! 万人向けの素晴らしき娯楽作品です! 当然、オススメです!
以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓
1作目のラストもネタバレしているのでご注意を
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chat_bubbleコメント
>コリン・トレボロー監督
知らないで観てました!次回作も頑張って欲しいです!!
>トレボロー監督は、観終わった時に8歳児のような気分になれる作品にすることを望んでいたそうです。
だそうですが。
>本作では「人間の愚かさ」についても描かれているので、むやみに批判するべきではないのかもしれませんけどね。
個人的にはこちらが真のテーマではないかと受け取らせていただきました!
実は途中までこれに気付かず杜撰過ぎる危機管理にイライラしていましたが、気付いてからは正座で観賞せねばと改心です!
余談ですが、本作のボンクラどもも、立地上津波が天敵だというのに郷土史も調べず原子力発電所を建て、非常用発電機の不具合は放置していて見事にぶっ壊し、想定外!想定外!!で、挙句に高い電気料金を取って建てた豪華な保養所を、命懸けで後始末に来た人達に「汚されるから貸したくない」なんて寝言ほざいてる責任者が全員バックれているような国の人に言われたくないでしょうけど・・・。
最近邦画界が強引ねじ込むのがブームらしい描写よりも子ども達に自然と恐竜の壮大さと恐ろしさだけでなく「責任感」や「危機管理の大切さ」と「無責任な大人の醜さ」等を立派な大人になる為に大切な事として教えてくれる大変教育上よろしい映画なので親御さん達はどうぞお子さん達の手を引いて劇場へ!
>〜人災レベルの管理体制〜
>翼竜に掴まれて空中ぶん投げ→別の翼竜にキャッチ→最後はモササウルスに踊り食いをされた女性
この人は仕事中に私用電話してて子ども達に逃げられていましたけど、こんな目に遭う程悪い事をした訳ではないんですよね。
他にも本作で酷い目に遭う人達ってダメ人間だけど悪人は殆どいない。社長もパークを娯楽施設だけでなく教育施設にしたいという理想(だけ)は高く、惨事に率先して当たる責任感は持っていたようですし。
でも悲しいかな皆、実際は愚行ばかり繰り返して余計に惨事を広めてしまうという・・・。
あと全体的になんとか内密に済まそうとして事態が悪化していくのが教訓的な良い意味で酷かったですね。
ヒナタカさんの言うようにインドミナスの逃亡発覚の時点で島からお客を退去させるべきだったと思います。
ダメ人間が責任を負う役職に就くのは悪行であるという。昔高貴な人には切腹という責任の取り方が有った国の人として思いました。
>甥っ子ふたり
不謹慎かもしれませんが、社長や所長よりもこいつらこそとっとと喰われろ・・・とイラつかせてくれました。
というか小学生の弟君は「ダメだよ!」って言ってるのに、高校生のお兄ちゃんが引っ張っていたような・・・。
>管理室の男
悲惨な事故の象徴である一作目のTシャツを着てたり、不謹慎なオタク野郎・・・かと思ったら彼が一番責任感有るスタッフでした。
>ラプトル
兵士化計画を聞いたとき「こいつはエイリアンシリーズ(AVP+プロメテウス含む)観て来い!」と思いました・・・。
僕が見ている間はずっと5歳児の気分でしたw
シナリオは1の時から突っ込みどころ結構ありますけど
映像の迫力とカッコよさだけで元取れちゃいますね
何よりジュラシックシリーズ初のIMAXと言うことでかなり楽しみだったんですが
普通の映画館よりも恐竜が襲ってくる時の臨場感が凄すぎました。
個人的に好きなシーンは序盤甥っ子兄弟がホテルに着いてホテルの窓を開けると
そこには広大なジュラシックワールドが…なシーンですね。
音楽の使い方も窓を開けるその瞬間にサビが流れる、完璧ですね。
製作に回ったスピルバーグがどこまで関与していたのかは存じてはいないんですが
あのシーン見ただけでトレボロウ監督が出来る人と言うのが分かりました。
後はヒナタカさんが仰る通りクライマックスも最高ですね。あのT-REXが1と同じT-REXだったのは初めて知りました。
個人的に「シャイな彼女」ことモササウルスちゃんがトドメを刺したのがかなりグッと来ましたし
可哀想な丸飲みシーンも個人的には結構好きですw
あと管制室の恐竜オタクは最初1におけるネドリー枠かと思いましたがネドリー役はあの軍事デブでしたね
この映画を見て改めて思ったのは「映画ってまず視覚的に楽しむもんだ」と言うことですね。
シナリオも勿論ですがかつての前田日明氏の名言「ゴチャゴチャ言わんと見たらええねん!」を
スピルバーグとトレボロウ監督に言われたような気がしました
ヒナタカさん、2DもいいですけどIMAX版マジで最高です。大画面でこんな贅沢が味わえる最高の映画体験でした。
毒親育ちさん、ありがとうございます。
あの踊り食いをされた女性が何をしていたのか忘れていたもので・・・追記させてください。
ラリーBさん
>「シャイな彼女」ことモササウルスちゃんがトドメを刺したのがかなりグッと来ましたし
そういえば恐竜の中には女性が多いですねえ。
>2DもいいですけどIMAX版マジで最高です。
ちょっと我慢してこっちを選択すればよかった!
私も見てきました
1作目のオマージュがホントに多かったですね、個人的に笑ったのは1作目でグラント博士達にカエルのDNAの説明をしていたMr.DNAが出てきたとこです。しかも日本語では同じ声優さんw
あとラストの戦いは白熱しましたね。生き残った最後のラプトルが駆けつけるときに微妙にBGMが2作目のロストワールドのテーマっぽくなったのが嬉しかったです。このシリーズを代表する2匹が共闘とはね
> 私も見てきました
> 1作目のオマージュがホントに多かったですね、個人的に笑ったのは1作目でグラント博士達にカエルのDNAの説明をしていたMr.DNAが出てきたとこです。しかも日本語では同じ声優さんw
>
> あとラストの戦いは白熱しましたね。生き残った最後のラプトルが駆けつけるときに微妙にBGMが2作目のロストワールドのテーマっぽくなったのが嬉しかったです。このシリーズを代表する2匹が共闘とはね
なるほど!
どちらも追記させてください。
日本でも公開になったのですね!
私は在米ですが2Dと3Dと2回見に行ってしまいました。
とにかく面白かった〜!!
完成したテーマパークを見られただけでおつりが来ます。
これが見たかったのよ〜〜!!と、内心叫んでしまいましたわ。
1作目へのオマージュが多かったのも嬉しかった。
発煙筒をたいたのも、1作目でTレックスを誘導するのに使ってましたしね。懐かしい。
兄弟が乗ったスフィアのアトラクションで、中のスクリーンに説明するガイドが出てきますが
あれはこちらの人気司会者ジミー・ファロンです。
この人実際にカリフォルニアのユニバーサルスタジオのバックロットツアー(映画やテレビドラマの撮影に使われているオープンスタジオを見せて回る)で、乗り物内に流れるビデオのガイド役なのですよ。
おかげですごく「本当にあるテーマパークの本物の乗り物」な感じが出ていて面白かったです。
それにしても、個人的にはクレアが1日中ハイヒールで駆けずり回っていたのが気になって気になって・・・・。
あのヒールは一体何で出来てるのかしら、超合金!??
ていうか、良くあれだけ走れるなあ!と、感心してしまいました。
一緒に見に行った夫は男性なせいか全く気づいていなかったようですが、
娘は同じく「ハイヒールであれだけ走るって・・・すげえ」と言っておりました。
今更ながら鑑賞してきました。まさしく大金に顔をはたかれる映画でしたねw 殺られまくるセキュリティチームや傭兵部隊を見て、エクスペンダブルズ雇えよw と思わずにはいられませんでした。
吹き替え初挑戦(だったはず)のタイムラインでの玉木宏のポール・ウォーカーは個人的には1マイクロミリくらいほんのちょっとぎこちない程度で違和感は無かったんで、個人的吹き替え問題無し芸能人()の一人に堂々ランクインしましたので今作は安心していたんですけど、玉木宏はライムの香り漂いそうな細面爽やかイケメンの方が似合いますね。
あと芸能人()と書いたのは、昔はアフレコ技術の必要もあったし「役者」ならば本来はちゃんと声の仕事もできるのが当たり前なんだが、今の若いのはそれができないんだと団時朗さんが以前にウルトラマンの特番かなんかでの場で愚痴ってたからです。そりゃそうだ!
というか、それ以前に顔出しと声を併用している役者さん=芸能人は沢山居るというのに!
あと、個人的に驚いたのはサンディエゴ事件の後で株大暴落のチャンスに便乗してマスラニ社が即買収し、3のソルナ島においてグラント博士たちが生死の狭間をすったもんだしている裏でヌブラル島ではパークの基礎固め作業が着々と始まっていたらしいという設定でした(笑)酷い話ですね(笑)
そして新天地へ堂々と旅立った三羽のプテラノドンはアメリカ領空に到達するやいなや米軍に未確認飛行物体として即撃墜されたらしいのが泣けます
> 兄弟が乗ったスフィアのアトラクションで、中のスクリーンに説明するガイドが出てきますが
> あれはこちらの人気司会者ジミー・ファロンです。
> この人実際にカリフォルニアのユニバーサルスタジオのバックロットツアー(映画やテレビドラマの撮影に使われているオープンスタジオを見せて回る)で、乗り物内に流れるビデオのガイド役なのですよ。
> おかげですごく「本当にあるテーマパークの本物の乗り物」な感じが出ていて面白かったです。
そうなのですか!あのアメリカのシットコムらしいのは何かと思いきや・・・追記させてください。
> それにしても、個人的にはクレアが1日中ハイヒールで駆けずり回っていたのが気になって気になって・・・・。
> あのヒールは一体何で出来てるのかしら、超合金!??
> ていうか、良くあれだけ走れるなあ!と、感心してしまいました。
> 一緒に見に行った夫は男性なせいか全く気づいていなかったようですが、
> 娘は同じく「ハイヒールであれだけ走るって・・・すげえ」と言っておりました。
自分もぜんっぜん気付いていませんでした(笑)。
物凄く身も蓋もない言い方をすると「『バイオハザード』と『進撃の巨人』を足して4くらい“掛けた”もの」。
逆に言うと、両作品よりも遥かに昔に生まれた『ジュラシック・パーク』って凄いなぁ、と。
> 細かいメタファーとかどうでもよい
> 8歳児のような気分になれる作品
自分は幼少時から大人に不信感を抱き続けてきた人間なので、全然「どうでもよく」無かったです。
何というか、大人の信用できないところがばんばん出てきて、アンダーな意味で「8歳児のような気分」になれました。
いえ、褒め言葉です。…でも、こういう視点で観る人は少ないかもしれません。
> ヒールで走る
そういえば『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』では「脱がせて」と言っていましたね。
ヒナタカさんが色々と突っ込みを入れてらっしゃるので、私もひとつ、どうしても気になったことを。
物語的にそうでないと面白くならないのは理解できるのですが、たった1匹しかいないインドミナス・レックスと、たった2人しかいない主人公の兄弟が、広大な島でありながら、どうにも一緒に動いているように見えました。不自然な気が…。(あれだ、ミステリのジャンルで、探偵と殺人犯が一緒に動いているような…)
初代のオマージュいろいろありましたが、私は序盤の管制室で「トリケラトプスが喧嘩して怪我しています」っていう通信が入ってきたところが一番好きですね
こんにちは、初めまして。
いつもカゲヒナタさんのぶろぐをもとに映画鑑賞してたりします、静華と申します。
なんだかんだ言って今作、字幕版で観てきまして、字幕版が戸田奈津子さんだということを失念して最初のオープニングロール見た瞬間に
「あっ(察し」
となったのは内緒です。
相方が
「あれ戸田奈津子さんって意訳の人だよね?」
と話し始めて「 」となったのも内緒です。
それはそれとして。
コメントにありますように、ともかくハイヒール……そう、ハイヒール……しかもピンヒールのめっちゃ細いやつ……あれで泥道を駆け抜けコンクリートの地面を駆け抜け、しかもラストのT-REXのとこめっちゃ走り抜けてて二度見しました。はい。
いえね、ハイヒールに慣れた方も存じ上げていますし走ることができる方も知っていますが、それにしてもあれだけのハイスピードな運動は……ねえ?という心境の中観終わりました。
離婚の話が突然出てきて「?」ってなったり、兄貴は弟をいじめるの!って母さん泣いてたけど兄貴がいじめる描写なぞなかったぞ?とハテナが飛んだり、船来なすぎじゃね?とか、それB級映画によくあるフラグッアアァーーってところがあったり、最後は結局のところ原種という原点なのねとしみじみしたり、ツッコミどころはたくさんありましたが、子供たちがキャーキャーワーワー言えるような楽しい映画だったと思います。
前ブログに頂いた、非公開コメントです。
ごめんなさい、それはおそらくこちらの記憶違いです。修正します。
今更ながら見てきたのでコメントをさせていただきます。
>檻開けっ放しだったから、マジでインドミナス・レックスに逃げられる
開けっ放しにしていたわけではなくオーウェンたちを逃がすためギリギリまで粘った結果、閉めたが間に合わなかったと言った方が正確だと思います。
またGPSで座標を確認する前に檻に入るのはどうかと思いましたが、これはインドミナス・レックスの知能を舐めていたからでしょう。
ヒロインも傷痕をつけて脱走を偽装する可能性を「そんな知能はない」と言って否定していた気がしますし。
>・「なぜ赤外線カメラに引っ掛からなかったんだ!」→(ヒロイン)「赤外線カメラが壊れていたのよ!」
・(よく調べた後)「なぜ赤外線カメラに引っ掛からなかったんだ!」→(科学者)「あ、ごめん、それカエルの遺伝子を配合したせいだわ」
これに関しては単純にヒロインが知らなかっただけだと思います。
オーウェンに「自分は売るだけ」と言ってましたし、ヘンリー・ウー博士が「ここの研究は全て自分の成果」てきなことを言っていた気がします。
ヘンリー・ウー博は重役の人にも勝手に様々な遺伝子を組み込んだことを怒られていましたし。
>インドミナス・レックスに対する「麻酔銃」がなぜか電流が伝わる棒(射程距離短すぎい!)だったり、
あのビリビリ棒(仮)は「麻酔銃」ではありません。最初に制圧しようとした部隊が持っていた銃が麻酔銃です。
つまりあの人たちはビリビリ棒(仮)と麻酔銃を持っていったわけで、実弾を使用する銃を持っていっていなかったという事です。
その証拠にインドミナス・レックスの体に麻酔弾らしきものが刺さっていましたし、後に実弾を撃った時とは発砲の音が違うように感じました。
>趣味感覚でヘリを操縦していた重役がヘリごと翼竜ゾーンにツッコンで翼竜がぜんぶ逃げ出したり、
ヘリが墜落する前にインドミナス・レックスによって翼竜ゾーンには大穴が開いており、翼竜は既に逃げていたので重役は関係ないと思います。
ヘリの墜落ですが操縦席に翼竜が突っ込んでくれば立て直すことも不可能かと。
>・主人公ふたりは司令室をほっぽいって、甥っ子ふたりを探しに行く
一応こいつら管轄の責任者なのでは・・・?
ヒロインはわかりませんがオーウェンは違うと思います。確か実弾を使うように忠告するため(別の場面かもしれませんが)指令室にいった際、指令室の人に部外者扱いされていた気がします。
あとT-REXは登場時に恐竜の全身骨格を破壊しますがあれは3作目に登場した「スピノサウルス」の骨格ですね。
ジュラシック・パーク3では新登場のスピノサウルスがティラノサウルスを倒してしまう展開があったので、それを意識したのでしょう。
個人的な感想としてはレジェンダリー・ピクチャーズのロゴを予告やCMで何回も見たせいかGODZILLA(2014)との共通点を感じましたね。
具体的には『人は自然をコントロールすることが出来ない』(これは初代ジュラシック・パークでもいわれていましたが)『事態を収拾するため別の巨大生物の力を借りる』『避難所で家族が再会する』『生き残った巨大生物の咆哮で物語が終わる』といった点です。