実写映画版『鋼の錬金術師』ヒドい演出で面白さが等価交換(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

実写映画版『鋼の錬金術師』ヒドい演出で面白さが等価交換(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

いやー先日の『DESTINY 鎌倉ものがたり』の感想では失礼をいたしました。
スタッフや役者が努力に努力を重ねて作ったものをディスるなんてあんまりするもんじゃありませんよね。そんなことを続けるのは良くないことです。

そんなわけで、今日の映画感想は鋼の錬金術師です。

個人的お気に入り度:3/10

一言感想:痛みを伴わない教訓に意味はない(まさに)

あらすじ

外国人のコスプレをしている日本人が一生懸命がんばります。

うん、また褒めませんけどね。
もう公開から4週が経過し、興行収入ランキングは9位にまで下降しているけど、特典の「0巻」でそこそこヒットしたから良いじゃない。

※以下の新たな特典もありますよ。

もう本作についてはいろいろと語りたいことだらけなので、なが〜くなります。仕方がないね。

どうしても拭えないコスプレ感

原作は2度のテレビアニメ化、累計発行部数尾は7000万部超、国内外で絶大的な人気を誇るコミックの実写映画化作品です。

そもそもの本作の問題として「キャストが日本人の時点で駄目じゃね?」ということがあります。
原作マンガはヨーロッパ風の舞台で、キャラクターは名前も見た目もアジア系ではありません(一部除く)。

そのため、「日本人が金髪のカツラをかぶっている」というコスプレ感はどうしても拭えないし、それもうどうしようもねえだろ!ということです。
これこそが本作が公開前から大バッシングを浴びてしまった一番の理由であり、「実写映画化自体が無謀」と言われるがゆえんです。

実際に観てみると、特にしんどかったのがホークアイ中佐役の蓮佛美沙子ですね。
金髪がまったく似合っておらず、画面の端々に無表情で、セリフ無しで、度々写り込んでくるので「ウッ」と声を出してしまいそうなくらいの違和感がありました(彼女自身はまったく悪くないです)

それに耐えていても、國村隼が「ドクター・マルコー」という名前で出てきた時に心が複雑骨折しました。うーん、もうなんか無理だって!

「映画の中の世界をまったく信じることができない」「『作り物』としか思えない」という大問題が常に存在しているのは、やっぱりね……。
今年公開された実写映画版『ジョジョの奇妙な冒険』は、まだ原作どおり日本人だったから、なんとかイケたんですけどね……。

心情ベラベラ病再発

さらなる大きな問題は、キャラクターの心情をベラベラベラベラ全部説明してくることです。

これが個人的にかなりキツかった……。「俺は◯◯と思っているんだ!」「エドは◯◯と思っているのよ!」という会話だらけですし、さらには「あの、それさっきも聞いたんですけど」という同じ説明、同じ場面をカットバック(回想)するという天丼も辛い。
「主人公2人の境遇の説明」なんか4,5回は聞いた気がします。
モブの台詞も生身の人間のものじゃねえ。これは映画なんだ…演劇じゃないんですよ!

これは原作マンガを読んでいない方への親切心と好意的に受け取るべきなのかもしれませんが、個人的には観客をバカだと思っているんじゃないかと哀しい気持ちになります。
んな全部説明しなくたって、観客は役者の演技や状況からちゃんと推測しますってば……。

こうした映画における説明台詞って、脚本家が抑え気味にしても、プロデューサーから「それは言わないと伝わらないから足しておけ」とお達しが来たために追加されることも多いんだそうです。(つまりは脚本家だけのせいとは言い切れない)
もう少しだけでも、観客を信用してもいいと思うんだけどな。

ヤバいオープニングと子役の演技

作中で一番「ダメだ!」と思ったのは、子役の演技のさせかたが下手すぎるということです。単純に言って棒読みすぎ、セリフがわざとらしすぎです。

特にオープニングがしんどかった……。
金髪の子役(どう見ても日本人)がわざとらしいセリフで、しかも現実ではありえない説明口調で語る……
あれ、こんなオープニング、『デビルマン』や『ガッチャマン』でも観たんですけど。


※映画史上のワーストと呼んでも過言ではない逸品。

その直後に「ブフォッ」と吹き出すしかなかった珍シーンがやってきますし、タイトルの入り方は映画史上に残るヒドさでむしろワクワクするレベル。
初めの10分間は「また新たな伝説が生まれようとしている……!」とク◯映画フリークとして大興奮でしたよ(間違った楽しみ方)

※「実写版ハガレンを語る会」を開催したのですが、満場一致でオープニングは酷評でした。

そういえば、曽根監督は綾瀬はるか主演の『ICHI』でも子役に棒読みさせていたなあ……。

子役にそこまでの技量を求めるのは酷という意見もあるかもしれませんが、いやいや、ちゃんと仕事をしている以上、最高のクオリティは求めないと、子役にも失礼だと思いますよ。

ていうかさ、中盤に「子役に演技させるのを諦めて、代わりに山田涼介に演技させる」という方法を取るのは憤慨しました。(具体的にどういうことかはネタバレになるので↓に書きます)

あのー。「子役の演技のクオリティ」って、努力や工夫で一番どうにでもなる問題ではないですか……。
現在公開中の『IT/イット』の子役の素晴らしさ、日本の是枝裕和監督作品を見習ってください。

本田翼がマジの足手まとい

さらにさらに問題は、本田翼演じるウィンリィというキャラクター。
原作では整備工として主人公たちのサポートにまわっていたのですが、この映画では旅路にほいほいとついて来て、しかもただの足手まといと化しています。

あの、ごめん、自分、原作のウィンリィというキャラが大好きだったので、マジでこんなの見たくなったんですけど……
しかも、本田翼が「私演技してます!」と言わんばかりの、子役に負けず劣らずの、現実ではありえねー演技をしているのもキツい……演技指導がひどいだけで、彼女は悪くないと思う。
(あと、ホークアイ中佐が金髪になっているのに、なぜウィンリィのほうを茶髪にとどめたのかがさっぱりわかりません。)

アルのVFXは最高だった!

えーと、さんざんディスったので、ここからは褒めましょう。

まず絶賛したいのが、アルフォンス(アル)という鎧になってしまった少年の存在。
CGの質感、ライティング、全く違和感がないどころか、その動きにも「アルがいる!」と実感できたよ!

そして、モーションアクターも務めた水石亜飛夢の声もベストマッチ!
かわいらしい声なのですが、しっかり「怒り」「失望」を表現したその演技も素晴らしかった!
アニメ版では超人気声優の釘宮理恵が担当していたので、若干の反対意見もあったようですが、実際の演技を観れば誰もが納得できるのではないでしょうか。

本作の何よりの美点は、このアルを筆頭としたVFXのクオリティの高さでしょう。
ここに来て日本のCG技術はハリウッド顔負けレベルにまで達したようで、アクションシーンには確かな迫力がありました。

原作からの再構築が実に上手い!

説明台詞だなんだと文句を言ってきましたが、全体的なプロットは悪くないです。
原作は全27巻という長編、映画の2時間弱にまとめるためには工夫が必要なわけなのですが……いやはや、エピソードの取捨選択や、前後を入れ替えた構成、時には原作を読んでいる人だけが味わえるサプライズがあったりと、いやいや、良いではないですか!

さらに、終盤には予告編でまったく見せていなかった驚愕の展開までもがあるんですよね。
映画としてまとまりがよく、娯楽性も存分に高まった構成になっており、存分にうなさられました。

まあ正直、全体的な話運びが良くても、細部の詰め甘々で、ツッコミどころは満載になっていますけどね。

原作への愛は伝わります

これが最も重要なことだと思いますが、原作マンガへの愛情はしっかり伝わってくる内容になっています。
原作で重要だったシーンや台詞はしっかり拾い、終盤をオリジナル展開にしながらも原作のスピリットは健在。
脚本も手掛けた曽利文彦監督が、原作の大ファンであるということは、これでもかと伝わってきました。

まとめ

そんなわけで、良いところも十分にあるけど、めちゃくちゃ悪いところのほうが目立っている、という印象です。
少なくとも見どころは十分、全方位的にダメな映画ということは決してありません。
ただ、総じて演出がヒドい。このダメポイントが突出しているので、やっぱりダメだったと言うしかありません。

また、曽利監督がどう考えても炎上するであろう時期にTwitterを開設し、ファンの疑問に真摯に答えているのを観ると、なんだか泣きそうになってきました。

あんたこそがモノホンの鋼の(心を持つ)錬金術師だよ……がんばれ曽利監督!2002年の『ピンポン』は秀作だったよ!

以下は結末を含めてネタバレです。だいたいツッコミ入れているだけです↓

不安過ぎるオープニング

初っ端から、母親が前触れ無く死ぬシーンでヤベえなと思いました。(原作では母親は流行病で亡くなっています)

ここで子役(不自然な金髪)が「おなかすいたよー」「れんきんじゅつはなんでもできるんだー」な説明台詞と棒読みのコンボを繰り出してくるので映画館で死にたくなってきますが、なんとか精神を正常に保ちましょう。

で、その後に金髪が似合わない子役・・・じゃなかった、アルが板に乗ったまま竜巻に巻き込まれて持っていかれるのは笑いを禁じえませんでした。(ひょっとすると『オズの魔法使』オマージュなのかもしれない)

そして、ボヤァ・・・と『鋼の錬金術師』のタイトルが出てくるという間の悪さ!
このオープニングだけ切り取ればここ10年間で最悪のシロモノであると断言できるよ!

なんか逃げれている教組

不安だらけのオープニング後、教祖とのバトルはさすがのVFXのクオリティも相まって悪くない感じ。山田涼介の走り方がコメディ然としすぎて変など些細なことですよ(気になるけど)

このバトルでは人っ子ひとりいなかったのに、教祖が逃げた先では日本人のモブがわんさかいるというのも大したことじゃないですね。(ここでロケ地が日本に移ったことがモロわかり)
ここで教祖がモブを人質に取るんだけど、お前は街で崇められてんだからそんなことせずに助けを求めろと言いたいけどそれは100歩譲って許そう。

問題は、捕まっていたはずの教祖がバッと軍人の手をふりほどいて、スタコラサッサと逃げていることですね。お前ら適当か!(原作では軍人に捕まったりしていません)

いつもの小日向文世といつもの大泉洋

その後の『アウトレイジ ビヨンド』と同じ雰囲気の小日向文世が出てきたのもすごかったですね。見た瞬間、「うん、お前は黒幕だな!」とモロわかりです。
(あとハクロ将軍って誰だっけ?と思っていたら、原作では列車での闘いにちょっとだけ出てきたキャラでした。小日向文世とぜんぜん似てねえ!)

で、本作の白眉と言って良いのは大泉洋でしかない大泉洋ですね。一見すると善良な父親という役にぴったりハマっているではないですか(ただの大泉洋だけど)
娘役の子役の演技がわざとらしすぎるという問題(※大問題)はともかく、「君のようなガキは嫌いだよ」のセリフにはしっかり重みがありました。

オープニング実はいらないんじゃないか説

ここでマジメに怒るんですが、タッカー・・・じゃなかった大泉洋家でいきなり真理の扉を開き、ぐちゃぐちゃになった母親を見て叫ぶという演技を子役ではなく山田涼介にさせたのはダメだろ!「子役に演技させることができませんでした」と言っているようなもんじゃねえか。

というか、このシーンをここで出すんだったら、オープニング丸ごといらなくね?あの『デビルマン』の高み(低み)に届いたオープニングをカットするだけで、冗談抜きで評価が上がるとは思います。

あり得ない國村隼の見間違い

この映画最大の謎は、本田翼が列車の旅途中に「あ〜っ!」と言って途中下車をすることですね。何を見たんだお前!

あと、そのへんのおばちゃんが國村隼の写真を見て「知らないわ」→戻ってきて「あ〜やっぱりマルコーさんだわ。若い感じだからわからなかったの」と言っていたけど、國村隼の顔は多少若かろうが絶対にわかるだろ!

おばちゃんが写真を二度見したのは「國村隼は賢者の石に関わったせいで急激に老け込んだ」ことを意味しているんでしょうが、描写がヘタすぎてぜんぜん伝わってきません。

あと、「映画の中の國村隼は死ぬ」という法則があるんですが、今回は登場してから退場するまでが早かったですね。これが時短テクニックか(違う)

クライマックスには驚きがありました

ここからは箇条書きでちょっと褒めましょう。

・アルが自分の存在証明に悩み、山田涼介と殴り合うシーンはよかった(VFXの出来は最高、原作と少し形を変えているのもいい。本田翼がさめざめと泣いているのはアレだけど)
・佐藤隆太を撃ったのがディーン・フジオカであることを見せておいて、さらに夏帆を燃やしてからやっと本郷奏多たちの策略が明らかになるという流れは驚きの連続だった。(原作の複数のどんでん返しがテクニカルに再構成されている)
・衝撃の事実として「賢者の石の材料は人間だった」ことを提示するのは文句なしに上手い!(原作では暗号で書かれた書物を読み解いて知ったことだった)

※「語る会」でもここは好評でした。

そんなわけでクライマックスは「悪くないじゃん!」って感じもあったのですが、できそこないの人体錬成した化け物たちがヘッドショット一発で倒せるほどのマジのできそこないだったり、内山信二がおなかを開けてベイマックスのようにトコトコ追いかけてきたりするので緊張感がゼロになりましたけどね。やっぱりヒドいや!

見事なセルフツッコミ

一番面白かったのは、山田涼介が「あっちの姉ちゃん(松雪泰子)が聞いてもいねえことをベラベラと喋りだすのも不自然だ!」と言ってくれたこと。
「そうそう!」と大納得したよ!全編で聞いてもいねえことをベラベラと喋っていたけど許せ・・・ないな、やっぱり。

続編フラグ

賢者の石を手に入れたけど、人間が犠牲になったものでアルを生き返らせることはしない、という選択をしたのも良かったですね。
最後で揺るぎない倫理観と正義を見せるというのは素直に感心しました。

で、エンドロール後では本郷奏多ことエンヴィーの正体がこそこそと逃げ出すという続編フラグを立てました。(そういえば内山信二も生き残っていた)

ちなみに曽利監督はWeb記事では「続編は作らない」と明言していましたが、特典の「0巻」では原作者の荒川弘と楽しそうに「続編作れたらいいな〜」な話をしていました。どっちだよ!
まあ、本作の評価と微妙な興行成績の等価交換として、続編はポシャると思いますけどね。

(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会

publicShare

theatersタグ

chat_bubbleコメント

  1. ラリーB より:

    ヒナタカさん始め「そんなに悪くないよねコレ」なご意見も結構見かけたので僕の目が曇ってるだけなのかもしれませんが
    僕の中では今年180本見た中でも客に対する舐めっぷりが群を抜いていました。
    正直これ見てなかったらワースト候補すらまともに見つからなかったかもしれないです…w
    また箇条書きになってしまいますが僕の感想を…

    ①パッチワークも出来ていない脚本
    長丁場の原作なのであれもこれもと入れる必要はありませんし、タッカーやハクロ将軍の見せ場を増やしたのはまあいいでしょう。
    ですが宿命と言いますか様々なエピソードを無理矢理鎖で繋ぎ中途半端に改変した結果、文字通りキメラのようなストーリーが出来上がりました。
    申し訳程度にコーネロ教主を中途半端に出したり(いっそコーネロ教主のエピソードで映画作った方が良かったのでは?)
    エンヴィーとの因縁増やす為にヒューズ暗殺のシーンをロス少尉から大佐に変更したり(おかげでロス少尉いる意味ゼロ)
    続編作る気満々の癖に後々キーマンになってくるDr.マルコーをあっさり死なせたり
    挙げ句は原作では誰よりもホムンクルスであることに誇りを持ってるラストに「これで人間として死ねる」と言わせる始末…開いた口が塞がりません。

    ②コスプレすらしようとしない役者陣
    比較的まだマシなホムンクルス勢は置いといて、山田君のエドは僕はまだマシでした(腋毛はまあ…でしたがw)
    ですがそれ以外がまあ酷い!ただでさえヨーロピアンを日本人が演じるだけでも違和感凄いのに
    そこに対して何の工夫も努力の跡も見られないのは最悪だと思いました。
    まず言うまでもなくウィンリィ役の本田翼氏は酷い、酷すぎます!「ハガレン世界に迷い込んだただの本田翼」と言う意見を見かけましたがごもっともとしか言いようがありません。
    ホークアイ役の蓮佛美佐子氏にも言えることですが、原作ハガレン世界の女性はみんな肝っ玉が据わっていて、いざという時は男のケツを蹴り上げるくらいの剛胆さを持ち合わせています。
    これは原作者の荒川先生が一番重要視して描いてる部分なのですが、当然のごとく実写版では見事に蔑ろにされています。原作では高い服よりも高級な工具やオートメイルに目がなかったウィンリィがおめかしして電車でババ抜きしたり
    ホークアイは大佐を時に叱責し時に命を懸けて護り通す強さは見られず、逆に大佐がこうげきを庇って重傷を負う始末…曽利監督、ホント原作読みました?
    ディーン・フジオカ氏の大佐も個人的にはどうかと思いました。原作では下ネタも言うし普段は笑顔も見せどちらかと言うと野心溢れる男が
    鉄面皮の如く無表情で「軍に従え!」とエドを叱責する有り様…原作読みました?(2回目)
    佐藤隆太氏のヒューズや大泉洋氏のタッカー、ハクロ将軍の小日向文世氏はもうこの一言、やる気ねえな!(※一応全員好きな俳優さんです)

    ③グッダグダの戦闘シーン
    せめて映像だけでも楽しませてくれるかと期待した僕がバカでした。まず曽利監督お得意のスローモーションが冒頭いきなり炸裂します。
    まあ数多の監督に使い倒され最早時代遅れの演出をまだ使い続けるとこは逆に尊敬します。
    CGも擁護してる方には申し訳ありませんが僕はとてもIMAXで見せられるレベルの代物とは思えませんでした。「シンゴジラ」とは言わなくてもせめて「亜人」レベルには引き上げてから出直して来いと言いたいです。
    その他焔の錬金術師が単なる火炎放射だったり、敵の目玉の量産型ホムンクルスが単なる雑魚ゾンビに過ぎなかったり
    終盤のホムンクルス戦も割とゴリ押しで勝ってしまったり…何と言うか、客楽しませる気ある?とただただガッカリしました。

    擁護してる方も結構いるので僕の意見は穿った見方かもしれません。ですが僕の中ではかつて邦画界を席巻したテレビ局主導の手抜き映画と
    そう大差ないレベル、いやもっと酷い代物だとは感じました(ガッチャマンや20世紀少年レベル)。少なくとも今年これより酷い映画には出会っていないと断言します。
    続編作る気満々のようですが僕としては大人しくこれで打ち切られて闇に葬り去られる事を祈るばかりです。

  2. ダーク・ディグラー より:

    に僕の観た見解しておくとそんなに悪くはなかったんですね。

    ただコミック右翼や映画ファンやそうでない世間様がYAHOOレビューで袋叩きするかよくわかるんですね。

    一つはやっぱ役者がキツかったですね。

    まぁ実写版『『進撃の巨人』問題と同じで東洋人が西洋人真似ると言うのはどう考えても無理がある。

    酷いの挙げるとキリがないのだが一番キツいのはショウ・タッカー役の大泉洋で窮地に追い込まれたマッド・サイエンティスト感が一切ない……ってか特別出演だが完全なミス・キャストである

    唯一漫画の演技で良かったのは佐藤隆太くらいで後は全員失敗してる感が強い。

    もう一つは予告の段階でわかったけどCGが酷い。

    今時こんなCG見せられるのかと思うと涙が出るくらいだが曽利文彦はCGのエキスパートなのにこんなCG出されたら国辱級である。

    さらに演出も酷い。

    魅せ方がマズいと言うか山場がないので盛り上がりに欠けるしホムンクルス以外全員バカにしか見えない脚本のマズさも極まった。

    そうそうこの映画一番酷いのは脚本でショウ・タッカーが何考えてるんかわからないし黒幕のハクロ将軍もどうしょうもないバカにしか見えない。

    さらに問題なのはこの漫画最大のテーマの等価交換で何かを得られれば何かを失うと言う非常にメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』と同一のテーマが触れられてないのが辛かった。

    まぁ山田涼介のプロモと言うかアイドル映画の範疇か?と考えたらいいやって気分になる。

    だってこの映画藤島ジュリーKが製作にクレジットされて山田涼介をジャニーズのキムタクの後釜にしたいのは目に見えてるからね

    後,原作原理主義者や映画ファンや世間様が文句言いそうなところを書くとユーモアがないんだな。

    確かに『鋼の錬金術師』はドシリアスだけど並行するようにユーモアやギャグでバランス取ってるのにそれがない。

    そこが辛かった。

    さらに書くと世界観やキャラがわかりにくい原作原理主義は世界観キャラの関係性が練られてないと文句言うし所見の人は何の世界かわからないしキャラもとっつにくいここも辛かった。

    山田涼介くんのエドがチビじゃないとかロイ・マスタング大佐のキャラって大人でちょっとエドに対してツンデレと言うか優しい視線持ち合わせてるのにディーン・フジオカだと全然表現されてないとかホークアイはもっと凛々しいとかウェンディがヒロインとして弱いとかキャラ萌の部分でコミック原理主義者の人がブー垂れてたんですね。

    後,ロイ・マスタング大佐の能力設定が酷過ぎる。

    ロイ・マスタング大佐の能力って火炎放射じゃなくて水素と酸素の化学反応で爆発させる能力なのに原作原理主義者が文句言ってたんすですね。

    以上……という訳でコミック右翼や映画ファンや世間の皆様方許してください。

    最後に山田涼介君は腋毛の処理しとけ!

  3. […] ※ブログのレビュー↓ 実写映画版『鋼の錬金術師』ヒドい演出で面白さが等価交換(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー) […]

コメントを残す

* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。
メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。

著者

ヒナタカ

カテゴリ

文字から探す

レビュー点数で探す

extensionその他サイト

あわせて読みたい

この記事を読まれた方によく読まれている記事です。よろしければこちらもご一読下さい。

vertical_align_top