『ファインディング・ドリー』障がい者のあり方を描いた映画だった(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

『ファインディング・ドリー』障がい者のあり方を描いた映画だった(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はファインディング・ドリーです。

個人的お気に入り度:7/10

一言感想:あの忘れん坊の冒険と成長が観られてよかった!

あらすじ

ナンヨウハギのドリーはすぐに何でも忘れてしまう欠点を持っていた。

そんな彼女に幼いころの両親の記憶が戻ってくる。カクレクマノミのニモと、その父親マーリンは、ドリーの両親を探す旅に同行しようとするが・・・。

日本でも絶大な人気を誇ったアニメ映画『ファインディング・ニモ』の13年ぶりとなる続編です。

↓今回はこちらに、本作がどれだけ「障がい者を描いた映画」だったかということを書いたよ!

<『ファインディング・ドリー』“欠点”を含めた魅力的なキャラクターを読み解く10の盲点 | シネマズ by 松竹>

(大きなネタバレはないけど、予備知識なく観たい方はご注意を)

登場するキャラクター

これは、「短期記憶障がい(short-term memory loss.)」を持つ女性(ドリー)の、冒険と成長の物語なんですよね。

前作のドリーはクジラと話せるという「能力」が役に立ったわけですが、今回は短期記憶障がいそのものを「優れた個性」として捉えるようになっていきます。

ドリーはちょっと前のことを忘れてしまいます

これは、努力しても治せないあらゆる障がいを持つ方にとって福音となる……なんとも志の高い映画ではありませんか。

(しかも、ほかの登場人物(魚)も障がいを持っている者ばかりなんですよね)

よくできてるなあと思ったのが、ドリーがすぐに物事を忘れてしまうことがストレスにならないように調整されていること。

「観客は知っていることを、主人公のドリーがつぎつぎに忘れてしまう」という展開ばかりが続くのではなく、ドリーが自分の障がいを知っているからでこその工夫したり、ドリーが重大なことをしでかしたときに怒られたりしたり、同じように障がいを持っているキャラを活躍させたりすることで、イライラしないようになっているんですね。

あと、ドリーは有能なキャラたちに助けてもらうのですが、その彼らがいなくなったときの不安が半端ないというのうまいですね。彼女の欠点そのものが、サスペンスとしても機能しているのです。

キャラクターは上の記事で書いた通り、(アシカのふたり以外)みんなすぐに大好きになりました。

これは吹き替え声優の貢献も大きいですねえ。ピクサーの吹き替えの中でも木梨憲武と室井滋のコンビはとくにハマっているのではないでしょうか。

今回はタコのハンク役の上川隆也、ジンベエザメのデスティニー役の中村アンもベストマッチでした。

声も含めてデスティニーのことが大好き!

賞賛できないところ

さてさて、全体的にはまったく退屈することなく、大いに楽しめたのですが……諸手を挙げて賞賛できないところもあります。

個人的に気になったのは以下です。

(1)いままでの作品にあった展開の焼き直しが多い。

「前作でトラブルメーカーっぽかったキャラを主役にする」というのは『カーズ2』と共通しています。

また、『ファインディング・ニモ』とまったく同じサスペンスシーンもありました(ファンサービスと捉えたほうがいいかも?)

安心して観られるものの、やや新鮮味が薄いというのが正直なところです。

(2)世界が狭い

今回はカリフォルニアの海洋生物研究所がおもな舞台となるのですが、基本的に「そこだけ」です。

オーストラリアのグレート・バリア・リーフから物語がスタートするのに、すぐに到着しちゃうのもいかがなものかなあ(カメのクラッシュが海流で運んでくれたとはいえ)。

前作も「長い移動距離」を感じさせてくれないのが欠点と思っていたので、今回でその印象がさらに強まったのは残念でした。

※以下の意見をいただきました。

オーストラリア→カルフォルニアへの移動については、人気の海亀クラッシュを見れたのでそれはそれで楽しかったですが、例えばタンカーのバラスト水を使って移動するとかワンロジック欲しかったです。

(3)13年ぶりの続編なのに、作中では1年しか経過していない

『トイストーリー3』は11年ぶりの続編として、人間の主人公に同じくらいの年をとらせていたのですが……『ファインディング・ドリー』では1年しか経っていないという設定でした。

これは一概には欠点と言えないのですが、個人的にはキャラと同じように年月を感じさせているほうが好きです。大人になったニモを観てかったですしね。

※以下の意見をいただきました。

たしかに違和感はありましたし、成長したニモも見たかったですが、カクレクマノミは生活域(縄張り)で一番身体の大きい個体がメス化すると「ダーウィンが来た!」で見たことがあり、マーリンがメス化しないようにあえて1年後にしたのでは?と無理矢理納得しました。

(4)ニモの活躍が少ない

前作の主人公であったニモが、親であるマーリンに皮肉を言ったりたしなめたりするだけの役割だったのは残念かな。

明らかに危険な旅に子どものニモを同行させるというのも違和感あるよなあ(なおさら時間を経過させて、大人のニモを登場させたほうがよかったのでは?)

(5)吹き替え版での研究所のアナウンス役が八代亜紀(字幕はシガニー・ウィーバー)

研究所のアナウンスは、その国の著名人が本人役で務めています。

おかげで吹き替え版では「なんで八代亜紀がカルフォリニアで日本語のアナウンスしてんねん」というツッコミどころがあります(笑)。

まあ楽しかったし、これも欠点とは呼べないけど。

(6)タコのハンクがなんでもできすぎ

本作のキーパーソンであるタコのハンクは、明らかにタコの範疇を超えた能力を発揮します。いや、発揮しすぎで「どこまでお前有能やねん」とツッコミたくなくるのです。

これは「(足をなくしている)ハンディキャップなんてたいしたことがないじゃん!」ということにもつながるし、彼の有能っぷりをむしろ楽しむべきなのでしょうけどね。

水がないところでも超スピードで動くタコのハンク

ちなみに、本作の海洋生物監修はさかなクンが務めているので、ぜったいこのタコの活躍にツッコミを入れただろうなあ〜と思っていたら、さかなクンは「どんな役であれ、タコちゃんが出ると、タコちゃん出たーー!!と大喜びしちゃう」「動きと言いタコちゃんの習性と言い、すばらしく表現されていました」「実際にタコは海の中でも孤独を愛する生き物なんです」と心の底からうれしそうに解説していたので、なんだか自分が恥ずかしくなりました。ていうかさかなクンが「ハンクさん」とさん付けで呼んでいるのがいいなあ。

※パンフは必携かもしれない

ちなみに現実世界でもタコはマジで能力の高い動物なので、本作ではそれをさらにオーバーに描いた、と考えれば問題なく受け入れられるかもしれませんね。

ただものじゃない。タコのハイスペックさがわかる22の事実 – エキサイトニュース

(7)ちょっと不愉快なネタがある

2匹のアシカのシーンはギャグとしては笑えず、むしろ不愉快であると感じました。

上の記事で書いた通り、これは知的障がい者へのいじめのメタファーであり、そもそもギャグでないにしても、ほかの描き方がなかったのかなと考えてしまいます。

(8)エンドロール後の1シーン

エンドロール後におまけがあるのでぜひ観て欲しいのですが・・・わりとこれはこれでモヤっとするんですよね。

(9)メッセージが一元化しすぎ

昨今のディズニー・ピクサー作品は、『ズートピア』をはじめ多様な人に向けてのメッセージ性を訴えていることが多かったのですが、本作では主人公のドリーが言っていることにやや一元化しすぎている印象があります。

たとえば「狭い研究所ではなく外の世界のほうが幸せ」ということが論じられいるのですが、できれば「研究所で暮らしてもいい」という「幸せの選択肢」も描いてほしかったですね。

(アナウンスで「海洋生物研究所の仕事は、助けて、治して、海に返すことです」と言っているので、そもそも研究所は病院のメタファーであり、ずっとその場所にいるべきではない、とうことが提示されているのかもしれません)。

それでも楽しい!

好きな映画なのに気になったことを9個も挙げてしましたが、どれもこれもアニメーションの質、全体的な楽しさからすれば重箱の隅をつつくようなものです。

つぎからつぎへと楽しい画が展開、見つからないように動くサスペンス、迫力のアクション、くすくす笑えるギャグもたっぷり。まさに子どもから大人まで、誰もが楽しめる作品です。

何より、障がいを持つ人へのメッセージを、子どもにもわかりやすい形で描いているのが大好きなのです。

前作『ファインディング・ニモ』を観ていなくても問題はありませんが、観ているとうれしいネタもありますよ。

迷うことはありません。すべての人にオススメします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓



野暮な不満点

終盤でラッコたちが道路に飛び出て、キュートなポーズをとってクルマを止める!というシーンがあったのですが、命の危険があることをさせてしまったのはちょっとひっかかったかな。

ファインディングドリーのラッコ

そしてハンクはトラックを運転する!(目の代わりになるのはドリー)いやいや、お前どんだけできんねん!

それは楽しいからいいけど、トラックを盗まれた職員ふたりが「私たちクビね」と言ったあと報われていないのがかわいそうだったなあ。

※以下の納得のご意見をいただきました。

前作のダーラでも思いましたが、水族館に来る人間の子ども達を悪し様に描き過ぎのような気がします。ああいう描写で子ども達に「生き物と玩具の違いを知って欲しい」「弱い生き物への思いやりを自覚してもらいたい」のは解りますが、ならば劇中の子ども達が「おさわりコーナー」に居るのは玩具でなく「いたい!」「やめて!」と声や言葉に出来なくても、自分と同じ命有る生き物で、乱暴にされれば傷付いてしまうし痛いのだと。それに気付くシーンが欲しかったです。

実際の水族館の「おさわりコーナー」もそういう意図で設置されているのでしょうし。

せっかく海洋生物研究所=お魚の病院という本作の設定が、あの辺りだけ海洋生物研究所=お魚のアウシュビッツ並に台無しのような・・・。

長期記憶は持っているドリー

ドリーが「タコには心臓が3つあるのよ!」と言ったあと、水族館内のパネルにそのことが書いてあり、ドリーが「へえ、豆知識ねえ」と感心するシーンがありました。

これも、世の中の当たり前のこと(長期記憶)は覚えていても、短期記憶として止めておくことができないドリーの障がいをうまく表していますね。

ドリーは「知識」は覚えていても、「言ったこと」は忘れてしまうのでしょう。

(この「豆知識ねえ」は、知っているうえで感心したのだと思います)

ひとりになるドリー

一番ハラハラしたのは、ひとりになったドリーが「右、左、右・・・」と(すぐに忘れないために)復唱しながら通路を進んでいくシーンでした。

いままでチート的能力を持つタコのハンクといっしょだったからこそ、このドキドキが倍増します。

ドリーがひとり海に取り残されるシーンでの「孤独感」も、この後の両親との再会の感動に一役も二役も買っています。

エンドロールは……

エンドロールでは、前作『ファインディング・ニモ』のタンク・ギャングのメンバーが再登場するものの、研究所の職員に捕まってしまうシーンで終了

ええー!歯科診療所の水槽から逃げ出せれたのに、バッドエンドかよ!

ていうか1年も袋に入れられたまま漂流していたの?(時系列がちょっと前に戻っている?)

まあこれは、次回作でタンク・ギャングたちが主人公になる布石だと好意的に解釈しよう。

ふたりのアシカからいじめられていた、へらへら笑っているアシカが最後に岩を独占できたのはよかったですね。

つまらない意地で、障がいを持つ者を排斥しようとしても、何の意味もないですよ。

※以下の意見をいただきました。

なんであんなに嫌われてるのか最後まで解らなかったのですが、奇行のみられる障害者への偏見や差別を描いたのでしょうか。

だとすると。あの二匹がマーリン達には親切だったり、と決して悪い人に描かれていない事が秀逸ですね。

ただ。作中であの仲間外れのアシカを二匹が認める描写が欲しかったです。

なんて素晴らしい世界

エンドロールの「アンフォッゲタブル」ももちろん大好きですが、トラックがクラッシュしたときの「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」は最高でしたね!

この楽曲は、このクラッシュ→やったね!海に帰れるよ!という「偶然」が起こる世界を祝福しているしているとも考えられますね。

素敵なこと

ドリーは「人生でいちばん素敵なことは、偶然起こるのよ」と言っていました。

視力の弱いデスティニーが外の世界に飛び出せたこと、シロイルカのベイリーにエコロケーションの能力が復活したこと、そして両親に出会えたこと……それも偶然でした。

(前作でドリーとマーリンが出会ったことも偶然でしたね)

このドリーの性格は、マーリンが片方のヒレが小さいニモや忘れん坊のドリーに「できっこない」と決めつけたり、いろいろ考えたすえに起こした行動がトラブルを生んだことの対比になっています。

ドリーは忘れん坊なので、いい意味でそうしたマーリンのような計画を立てない。だからでこそ、直感で物事を解決できる能力を手に入れている……そして起こる「偶然」を「素敵なこと」と捉えているのが素晴らしいではありませんか!

※以下の意見をいただきました。

ハンクが自分の人生に諦めを感じていて厭世的になっているところが、ドリーとの対比になってて良かったです。

ずっと忘れない

最後に、マリーンが何かを言いかけ、ドリーがグレート・バリア・リーフの光景を「ずっと忘れないわ」と言うことも大好きでした。

マリーンはドリーに「友だち以上の感情があること」を告白しようとしていたのかもしれないけど、忘れん坊のドリーが「忘れない」と呟くことを見て、それ以上は何も言わない……。

(結婚はしないけどそれ以上の関係性が見える)このコンビのその後を、もっと観ていたくなりました。

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  1. 毒親育ち より:

    よくもまあ・・・13年も前の作品の脇役の設定からここまでの物語を作れるものです。
    もしかして「やあみんな!ドリーを憶えてるかい?」と。13年前企画されていたのではないかと思うくらいの傑作続編で外伝!
    >よくできてるなあと思ったのが、ドリーがすぐに物事を忘れてしまうことがストレスにならないように調整されていること。
    本当に!実はちょくちょくイライラさせられましたが、次の瞬間にそのイライラを忘れさせてくれるんですよね!これは一重にドリーのキャラクターのおかげだと思います。底無しに前向きで、愛嬌有る性格に加え、自分こそ障害者で大変だろうに・・・と感じさせない程他人を思いやり助けようとする人だからかと。
    >ピクサーの吹き替えの中でも木梨憲武と室井滋のコンビはとくにハマっているのではないでしょうか。
    このお二人は13年のブランクを感じさせない息ピッタリでしたね。
    考えてばっかりで行動出来ないマーリンと考えるより行動のドリーはベスト凸凹コンビです!
    >今回はタコのハンク役の上川隆也、ジンベエザメのデスティニー役の中村アンもベストマッチでした。
    棒読みが一人もいねえ・・・。だから、本職声優に拘ってる訳でなく、アフレコが出来る人をお願いしてるんですよぉ・・・とアニメオタクとして言ってみます。
    >「前作でトラブルメーカーっぽかったキャラを主役にする」というのは『カーズ2』と共通しています。
    ドリーにイラ・・・とする度にあの「憎めないデッ歯」が頭を過りましたよ!
    >(2)世界が狭い
    海流を使った移動は楽しくて説得力ありましたね(さすがにあんなに早くは着かないでしょうけど)
    >(6)タコのハンクがなんでもできすぎ
    >さかなクンは「どんな役であれ、タコちゃんが出ると、タコちゃん出たーー!!と大喜びしちゃう」
    学者としてのリアリティ考証よりも、子ども達へのアニメとしての楽しさを優先してくれた。さかなクン博士がますます大好きになりました!
    >(7)ちょっと不愉快なネタがある
    なんであんなに嫌われてるのか最後まで解らなかったのですが、奇行のみられる障害者への偏見や差別を描いたのでしょうか。
    だとすると。あの二匹がマーリン達には親切だったり、と決して悪い人に描かれていない事が秀逸ですね。
    ただ。作中であの仲間外れのアシカを二匹が認める描写が欲しかったです。
    >~野暮な不満点~
    あと前作のダーラでも思いましたが、水族館に来る人間の子ども達を悪し様に描き過ぎのような気がします。ああいう描写で子ども達に「生き物と玩具の違いを知って欲しい」「弱い生き物への思いやりを自覚してもらいたい」のは解りますが、ならば劇中の子ども達が「おさわりコーナー」に居るのは玩具でなく「いたい!」「やめて!」と声や言葉に出来なくても、自分と同じ命有る生き物で、乱暴にされれば傷付いてしまうし痛いのだと。それに気付くシーンが欲しかったです。
    実際の水族館の「おさわりコーナー」もそういう意図で設置されているのでしょうし。
    せっかく海洋生物研究所=お魚の病院という本作の設定が、あの辺りだけ海洋生物研究所=お魚のアウシュビッツ並に台無しのような・・・。
    >〜エンドロールは……〜
    次はこいつらで一本作る気でしょうか。オラ。ワクワクっスぞ!

  2. オープンリーチ より:

    前作は楽しく見れたので、今作もかなり期待して観賞しましたが、ヒナタカさんの指摘されているように「前作の焼直しが多い」感じがして、前作以上とは…、という印象でした(スゴく楽しい映画なんですが)。
    オーストラリア→カルフォルニアへの移動については、人気の海亀クラッシュを見れたのでそれはそれで楽しかったですが、例えばタンカーのバラスト水を使って移動するとかワンロジック欲しかったです。
    >13年ぶりの続編なのに、作中では1年しか経過していない。
    たしかに違和感はありましたし、成長したニモも見たかったですが、カクレクマノミは生活域(縄張り)で一番身体の大きい個体がメス化すると「ダーウィンが来た!」で見たことがあり、マーリンがメス化しないようにあえて1年後にしたのでは?と無理矢理納得しました。

  3. 蝮のゼンゾウ より:

    観てきましたー。
    前向性健忘を患った主人公だから「メメント」的な話になるかと思いきや、「自分」という個性を見つめ直し信じる王道ストーリーですごい良かったです。
    突然一人になったドリーが「ドリーならどうする?」と考えて、暗澹たる海をひたすら泳ぐシーンは痛々しくも尊くて涙しました!その前に「一人じゃ何もできない」と言っていたのに、泣き言もそこそこにまず泳いでみることを選んだ姿が愛らしくて・・・。
    もう理屈とかどうでもいいから彼女を救ってくれー!って思ってたらあの展開だから、もう神様仏様ピクサー様って感じでした!
    >(1)いままでの作品にあった展開の焼き直しが多い
    自分的には常識人が主人公の前作より、非常に扱いづらいアクの強さを持ったドリーを主人公に持ってくるところにチャレンジ精神を感じました。「カーズ2」はちょっと失敗気味だったし。
    >5)吹き替え版での研究所のアナウンス役が八代亜紀
    ここはちょっとした次元のねじれが起きてましたねwでも嫌いじゃないですw
    どちらかというと何でもかんでも日本語に直しちゃうローカライズのセンスのなさの方が気になりました。「オープン・オーシャン」って直すくらいなら「OPEN OCEAN」のままでいいんじゃないかと思いましたね。建物の名前を漢字に置き換えるのもダサかった。
    >かわいいからでこそ危険な目にあわせたくないよ!
    これは同意ですね。しかも割と唐突に出てきていきなり協力してくれちゃうからちょっと不自然に感じました。
    ハンクは万能すぎですが、自分の人生に諦めを感じていて厭世的になっているところがドリーとの対比になってて良かったです。
    同時上映の「ひな鳥の冒険」もすごく良かったです。

  4. ヒナタカ より:

    みなさんコメントありがとうございます!
    やっぱり皆さん「前作の焼き直し感」はあったんですねえ。映画全体としては概ね好評なのですが。
    いろいろ意見を追記させてください!

  5. マクフライ より:

    観てきました
    観ている間は楽しめたのですが、見終わった後なにかモヤモヤが残ってしまいヒナタカさんのレビューを見てそのモヤモヤが解消された気がします。
    特に(9)に関してはドリーの意見が押しつけがましく感じました。「広い海の世界で自由に生きるのもいいけど、研究所や水族館だって悪くない、最高だ!」という展開があっても良かったんじゃないかなと思います
    毒親育ちさんの意見にも同意で前作も含めて人間を悪役にしすぎているきらいがあると思います。わがままを言えば最後らへんで人間の子供がドリーたちの脱出の手伝いをするみたいなシーンがあったら良かったのになとも思いました。
    と不満を書きましたが海や魚たちの描写は相変わらず良かったですし、ドリーの成長ぶりも見れて満足でした。

  6. キッチマン より:

    見てきました!
    映画レビュー家の皆さんは人間を悪にしすぎじゃないかと仰いますが実際魚視点から見て人間の子供ってあんな感じだと思います、前作ラストの漁のこともそうですし。

  7. いいこま より:

    漸く観てきました。
    この前の相模原の件もあって障害に対する向き合い方についてPDDの身としていろいろ憂いてるのですが、ある意味でこの作品は思い悩む障害者の方々にエールを贈ってるのかもなあ、と個人的に思いました(ドリーの明るさもあって殊更思います)。
    >よくできてるなあと思ったのが、ドリーがすぐに物事を忘れてしまうことがストレスにならないように調整されていること。
    >>毒親育ちさん同様、少しイラっと来たところはあってもその後吹っ飛んでるので「障害持ちだからと言って後ろ向きにならず前向きにいた方がいいんだな」と日常で根暗な面がある身としてつくづく思いました。
    >これは吹き替え声優の貢献も大きいですねえ。ピクサーの吹き替えの中でも木梨憲武と室井滋のコンビはとくにハマっているのではないでしょうか。
    今回はタコのハンク役の上川隆也、ジンベエザメのデスティニー役の中村アンもベストマッチでした。
    >>知らずに観てスタッフロールを観た時に「えっ、そうだったの!?」となりましたがとにかく皆上手かったので良かったです。
    あとエンドロール後だけの完全なチョイ役ですが津田寛治さんも出ておられたそうでそちらにも「あの人もいたの!?」と驚きました(ましてやこの作品の後に『シン・ゴジラ』を観たので)。
    >(1)いままでの作品にあった展開の焼き直しが多い。
    >>前作も観てたはずなのですがかなり前だったからかすっかり忘れてました。
    >(2)世界が狭い
    >>速い海流に乗ってるからすぐ着いたのかなあ程度に思ってましたが言われてみればそうですよねえ。
    とはいえクラッシュとその仲間の姿が拝めたのは何よりです。
    >(4)ニモの活躍が少ない
    >>あれだったらいてもいなくても、な感はあるのですがニモがいなかったらマーリンは悪い面に気づかなかったor気づいてても目をつぶってる(観てる時は前者と思ってましたがホントは後者?)かもと思うと「まあ、いいのかなあ…」となりました。
    それでも「連れて行かない方がよかったな」とは思いますが。
    >(5)吹き替え版での研究所のアナウンス役が八代亜紀(字幕はシガニー・ウィーバー)
    >>楽しかった反面で「カリフォルニアで八代亜紀さんはおかしいだろ」と自分も内心突っ込みましたw
    >(6)タコのハンクがなんでもできすぎ
    >>有能にもほどがあるっていうか度を過ぎてるところもありますが自分の場合それを見事に楽しんでたので不満はなかったです。
    なお、さかなクンさんに関してはパンフをさっと読んでみたところ100%ではないにせよ大体リンク先と同じような感じの内容が書かれていましたが、魚への造詣が良くも悪くも深い人なんだなと改めて思います。
    >(7)ちょっと不愉快なネタがある
    >(8)エンドロール後の1シーン
    >>自分が観た時は笑ってる方もおられましたが自分含めあまり笑ってる方はおられなかったので「好ましく感じない人の方がやはり多数派なのかな」と思いました。
    尤も、エンドロール後にあの2頭に一泡吹かせてたのは個人的に好きですが。
    >(9)メッセージが一元化しすぎ
    >>水槽で生きる道に関してくだらない水槽の中で云々って言ってのは「いや、どっちが正しくてどっちが間違ってるってのはないだろう…」と思いましたしこれが個人的に一番気になりました。
    ハンクがエンドロールの時に伸び伸びしてたのを観てると「海の方を選んでよかったね」と思いますし、大概の海洋生物は海に帰りたがってる感じだったのでトラックが海にドボンはよかったと思うのですが「でもそういう問題じゃないよね」とも思ってしまいます。
    あとドラックが海にドボンでよかったといいつつもそれは海洋生物の立場からであって職員からすればたまったもんじゃないですよねえ…。海洋生物目線でどう映ったかはわかりませんが単に自分の仕事をやってるだけで悪意はないわけですしホント気の毒です。
    >終盤でラッコたちが道路に飛び出て、キュートなポーズをとってクルマを止める!というシーンがあったのですが、命の危険があることをさせてしまったのはちょっとひっかかったかな。
    >>それも気になりました。一歩間違ってたらラッコを轢いたり玉突き事故になりかねなかったですし警察が出動するのも「そりゃそうなるわな」って感じです。
    >長期記憶は持っているドリー
    >>観てる間「なんだドリー意外と忘れん坊じゃなかったんだ!」って思いましたが、なるほど短気は他の魚以上にダメでも長期は行けるって意味だったんですね。
    あと、マーリンの言動のくだりで「この場合魚だけど人間でも意外と記憶に関していい加減なところはあるものだからなあ」なんて思ってました(まああの場合ドリーとは意味合いが異なりますが)。
    >ひとりになるドリー
    >>「左2つ行って右」のくだりは自分もマジで冷や冷やしたので「お願い間違わないで…」って心の中で唱えてました。
    >なんて素晴らしい世界
    >>あのシーンは盛大に吹いたのですが、魚たちからすれば本当にそんな気持ちだったんでしょうねえw
    >同時上映の「ひな鳥の冒険」もすごく良かったです。
    >>あちらも結構好きというか自分もビビりな面があるだけに勇気づけられました。

  8. YOU より:

    アメリカにヤシロさんがいても特に違和感はかんじませんでしたが…
    (ガンダムの登場人物ミライ・ヤシマさんみたいな位置付け)
    何回も名乗らすのに
    ごり押しというか売名というかそんなところに激しい違和感を感じましたね。
    八代さんは元バスガイドさんなのでアナウンス役には適役なのですがね…(^_^;)

  9. たみふるD より:

    観てきました〜
    ディズニーリゾートが好きなんですが、この映画の映像スタッフがニモの新アトラクションの映像制作に携わると聞きました。ストームライダーのとこにできるスターツアーズみたいな動く劇場(シミュレーター)タイプのアトラクションだそうで。なので、子供の手がヅボンッ‼︎ズボンッ‼︎と入ってくるところはなるほどなぁと思いましたね。おそらく冒険系ができんだなぁ、って。ほかにも、激流に飲まれるとことか、イカに襲われるとことかは感心しながら観ることができましたね。
    各国著名人がナレーションつとめるとか何でもかんでも日本語にするあたりってのは位置違いが出てしまうのでどうかと思いましたが…観てる時は気づきませんでした(笑)
    ハンク推しなので、あのエンディングは嬉しかったです。
    ま、まぁ、アトラクション目線で観てみるとそんな感想でした。でも凄い好きです。

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ヒナタカ

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