[ネタバレなし感想]『エスケープ・ルーム』4DXも上乗せした脱出ゲーム映画がとんでもなかった

[ネタバレなし感想]『エスケープ・ルーム』4DXも上乗せした脱出ゲーム映画がとんでもなかった

今日の映画感想はエスケープ・ルームです。

個人的お気に入り度:7/7

一言感想:知能よりもフィジカル勝負!

あらすじ

脱出ゲームに参加したら積極的に殺されそうになります。

「リアル脱出ゲーム」というものをご存知でしょうか。
それは参加者が協力し、様々な手掛かりを見つけたり、謎を解いたりしながら、密室を脱出するという体験型アトラクション。
日本はもちろん世界各地で人気を集めているのです。

※詳しくはこちらのサイトなどで→<リアル脱出ゲーム | 体験型謎解きエンターテインメント>
そんなゲームを実写映画化したのが、この『エスケープ・ルーム』なのです

ていうか感想はこれだけでいいです。超楽しかった
期待したものを期待していたら、本当に期待通りのものが観れたという、7点満点で7点をしっかり取ってくる、誰にでもオススメできる優秀な娯楽作でしたよこれは!以上!

……だけでは流石に申し訳ないので、上記のツイートの箇条書きした部分それぞれの魅力などを、ネタバレのない範囲で以下よりお伝えしましょう!

隙あらばデスゲーム化

前述した通り本作のコンセプトは「リアル脱出ゲームの映画化」ですが、実際は積極的に殺しにかかってきて、次々に参加者が死んでいくというデスゲームとなっていきます。

古くは『バトルロワイアル』、アニメであれば『ソードアート・オンライン』や『ダーウィンズゲーム』など、特に若者に人気のジャンルと言えるでしょう。
その時点で「誰が死に誰が生き残るがわからないハラハラ」「死なないために知恵と能力を駆使する」「死が目前に迫った人間たちの葛藤や決意のドラマ」という一定の面白さがあるのは保証済みなわけです。

脳みそもフィジカルも酷使

リアル脱出ゲームは基本的に提示された手がかりから謎を解いていくという知能やひらめきを求められる娯楽ですが、この『エスケープ・ルーム』ではわりかし身体能力も要求されています
筋力も体力も持久力も要求されるっけ?リアル脱出ゲームってそういうのだっけ?とも思いますが、この映画ではそうなんだから仕方がないですね。
例えばこちらのシーン、「最悪のツイスターだ」と言ってますが本当に最悪ですからね。


※画像は予告編より

子供も観られるSAW

強制的に死のゲームに参加させられる映画と言えば、あれがありましたね。『SAW』シリーズですよ。

そんな『SAW』はバリバリに残酷描写がありR15+指定、しかもシリーズを追うごとにグロさが増していくという、とてもじゃないですが子供にはオススメできない映画でした。
しかしながら、この『エスケープ・ルーム』では直接的なグロ描写はほぼ皆無であり、子供でも安心して観られるG(全年齢)指定なのです!
デスゲームものは若者に人気があるのに、反面では年齢制限があったりするのはネックだと思ったところもあるんですよね。その点でも子供が観てもOK!な本作は需要と供給が一致していると思います。

派手なCUBE

参加者たちが知恵を駆使して脱出を目指すという映画には、あれがありましたね。『CUBE』シリーズですよ。

『CUBE』の舞台は無機質な立方体の箱でしたが(だからこそ怖い)、『エスケープ・ルーム』の舞台はバラエティ豊かな5つのステージ(部屋)で展開していきます。
当然のごとく、死のトラップもド派手。視覚的にずっと楽しませてくれるので、退屈する時間などありません。
後半の舞台はもはや「お金かけすぎだろ!」と感動できるレベル。美術班がめちゃくちゃいい仕事をされていることがわかる以下の動画もオススメですよ(ややネタバレ?注意)。

死ねるSASUKE

わりかし身体能力も要求されているとは前述しましたが、終盤は完全にSASUKEします。
どういう舞台であるかは言わないでおきますが、少なくとも本家SASUKEのセカンドステージ以上の難易度であることは告げておきましょう。
※最終ステージを除いた部屋の詳細は公式サイトのこちらのページでも確認できます(予備知識なく観たい人には非推奨)

賞金1万ドルが安すぎ(人の命に対して)

そんな訳で「解けなければ死んで行ってね!」というひっどいゲームが次々と展開していく内容ですが、それに対して払う気がない賞金1万ドルという設定が安すぎます
主催者側のドSぶりがひどいことになっている以上に、この金額設定の理不尽さにより、それぞれのキャラクターに同情できるというのは物語としてはプラスなのかもしれませんね。

ちなみに、キャラクターにはゲームオタク、うだつのあがらない青年、発達障害があると思わせる大学生、高慢な会社経営者など、バラエティ豊かな人間が揃っています。
ゲーム参加前に簡潔に彼らの人となりを描き、それぞれの「共通点」があることを中盤に明かすなど、ゲーム部分以外の作劇も考えられていて好感しかありません。

4DXで完全にアトラクション化

本作は座席の移動や、水の噴出などの様々な演出が楽しめる4DX版の上映があるのですが、こちらを文句なしにオススメできます。
派手な仕掛けと座席の動きとのシンクロ率が半端ないですし、詳しくはネタバレになるので書かないですけど「あるステージ」に訪れた時の演出はそれだけで感動的なんですよ!

何しろ、元々のリアル脱出ゲームは「体感型」のアトラクション。そこに4DXで体感の楽しさをぜひプラスして欲しいんですよ。きっと2倍以上は楽しめますよ!
3Dではないので鑑賞料金は+1000円だけというのも利点ですね。さらに安く観られるファーストデイ(3/1)狙いもオススメです。
<エスケープ・ルーム 劇場情報>

考えるヒマなどない!それでいい!

ここまで『エスケープ・ルーム』を褒めましたが、正直に言って難点もあるとは思います。
実際のリアル脱出ゲームは「自分で謎解きに参加すること」に面白さがあるのですが、この『エスケープ・ルーム』ではそんなことを観客に考えさせるヒマがないのです。
タイムリミットはごくわずか!部屋をしらみつぶしに探せ!そして5つのステージも全部楽しもう!(失敗したら死ぬけど)ハイテンポぶり、上映時間100分で駆け抜ける様は本作の長所と言っていいんですが、知能を駆使する「謎解き」という点を期待すると「あれ〜?」な感じになってしまうかもしれません。

でも!やっぱり!この映画はこれでいいよ!
だって!隙あらばデスゲーム化して脳みそもフィジカルも酷使して子供も観られるSAWで派手なCUBEで死ねるSASUKEで4DXで完全にアトラクション化して楽しいんだから!
この時間制限があるからこその焦りというのも、ちゃんとリアル脱出ゲームらしいですしね!
観客を一瞬たりとも退屈させてたまるか!という作り手のサービス精神は、本作のジェットコースターすぎるファーストシーンを観れば誰にでもわかるはず。うん、やっぱりこれでいいよ!

オチに爆笑!

さてさて、本作のさらなる魅力は、抱腹絶倒のオチにあると断言できます。
もうこれは観てほしいので詳しくは言いません。「どうやって観客を脅かせてやろうかな〜そうだ!これだ!これはビックリだろう〜!」という作り手の悪戯心を、お金をかけまくって派手に実現するという、ゴージャスかつ微笑ましいラストが待ち受けていたのです。

これはぜひ次回作も観たいぞ!と思っていたら、本作は超メジャー競合作品がひしめく2019年初頭に全米公開され興行収入初登場2位を記録するというスマッシュヒットを記録しており、すでに続編の製作が現在進行中なんですね。
スター俳優の出演なし、小難しさは一切なし、あるのは楽しさだけ。こういうのがみんなを幸せにする映画なんです。超オススメ!

バナー

publicShare

theatersタグ

chat_bubbleコメント

コメントを残す

* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。
メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

movieこちらの記事もおすすめです

今までに書いた映画レビューの中から、この記事を読んでいただいたあなたにおすすめの記事をピックアップしています。

ネタバレ前の感想をまずは読んで下さい。映画を見終わった後、ネタバレを含む解説を読んでいただけると1記事で2度楽しんでいただけるのではないかと思います。

カゲヒナタ映画レビューが少しでもあなたのお役に立てれば幸いです!あなたが良い映画と出会えますように:)

done スリラー

この映画のレビューと同じカテゴリの記事です

done 10点満点の映画

10/10を獲得した映画です。

見たい映画が見つからないときはこちらがおすすめです。

done 9点の映画

9/10を獲得した映画です。

名作ぞろいです!まだ見ていない作品があれば是非!

著者

カテゴリ

文字から探す

レビュー点数で探す

extensionその他サイト

vertical_align_top