上映時間と釣り合わない「僕と妻の1778の物語」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

上映時間と釣り合わない「僕と妻の1778の物語」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は「僕と妻の1778の物語」です。

個人的お気に入り度:5/10

一言感想:悪くはないけど、いかんせん長すぎる。

あらすじ

牧村朔太郎はSF作家。その妻の節子はある日ガンを患っていること、残された時間が少ないことを宣告される。
「笑うことで免疫力が高まることがあると」医師に助言された朔太郎は、妻のために笑える短編小説を毎日書くことを決める。

「僕の生きる道」シリーズの映画化作品です。
これは高視聴率を記録したテレビシリーズですが、話のつながりはないので、観てなくても問題はありません。

キャッチコピーに「余命1年の妻に僕は何が出来るだろう」とあるとおり、この映画は「難病もの」です。
この手の映画の反応には大体二種類あると思うのですが↓

①すっごく感動した~!愛ってやっぱり大切だよねっ
②あーあーまた死んで泣かせるお涙ちょうだいものかよーけっ
自分は当然後者の汚れきった大人なわけで(すみません)、楽しめるか心配だったのですが、序盤から意外に好感触でした。

楽しかったのは主演の草なぎ剛の変人っぷり。
銀行の受付嬢に「火星人がタコみたいなのっておかしいよね」って言いだしたりします。おかしいのはお前だ
そんな彼につきそう竹内結子もいい感じ。変人の妻として「しっかりしている」キャラクターが素敵。
言葉は悪いけど、意外にツンデレな谷原章介も大好きです。

もうひとつ素敵なのは、途中に挟まれる小説。
妻に読ませる物語のいくつかを、映像化して魅せてくれるのですが、これも楽しい。
いわゆるショートショート形式なので、その名手「星新一」が好きな人にはたまらないものです。
そしてこのシーンの再現がすごく安っぽいんですよ。でもそれがいい。レトロなロボットの造形は好きだし、それが話にマッチしています。

そしてこの映画の問題点は内容は非常にシンプルなのに、上映時間が2時間19分と長いこと。
難病ものにありがちな過度なセンチメタリズムもなく、ガンの苦しみもしっかり描かれてるのはいいのですが……いくらなんでも後半のテンポは悪すぎます。

全体的な雰囲気はとても良いので、もう少し整理したら傑作になっていたのかもしれないけど・・いろいろと惜しい部分が目立ちます。
個人的にはあんまりオススメしませんが、SF好き、小説好きな人には思うところのある映画だとは思います。

以下、短いですがラスト含む盛大なネタバレ

・小日向文世さんを火星人にした。

これが一番笑いました。大御所をこんなチョイ役に使うのっていいですね。
・二人で写した写真
この伏線はよかった!二人の新婚旅行ではにやにやした。最後に棺にいれるよう伝言していたのもいい。

・ラストの「万年筆を浮かせて書く」の意味は?

「えっ?」と思った方も多いのでは。
筆は空を切って、何を書いたかは明かされない。
ここの記事<ネタバレ>では最後の一節はSFものではなく、妻へのラブレターらしい。

余命少ない妻のために小説を書いていることが週刊誌に載せらられて、主人公は「せっちゃんの病気は売り物にしない」と言う。
さらに妻は彼の小説の一番の読者だった。

そうだからこそ、ラストの一遍は観客にも見せない、妻だけにささげるものだ
ということでしょう。
とにかく、主人公の純愛が心に響く作品でした。

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著者

ヒナタカ

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