『ブレードランナー 2049』“記憶”と“境界”を巡る物語だった(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

『ブレードランナー 2049』“記憶”と“境界”を巡る物語だった(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はブレードランナー2049です。

個人的お気に入り度:8/10

一言感想:考えれば考えるほど、泣ける

あらすじ

捜査官の“K”が真実と向き合います。

フィリップ・K・ディックの小説を原作とした映画『ブレードランナー』。
SF映画の金字塔と言われた作品の、35年ぶりとなる続編です。

今回、ネタバレなしで書けることは、以下に詰め込みました↓
『ブレードランナー 2049』を観る前に知ってほしい9つのこと!ネタバレなしで魅力を全力で語る! | シネマズ by 松竹

とにかく、「前作は観ておくべき」なのは、疑いの余地がないですね。

また、本作を試写で観た時、ドゥニ・ヴィヌルーヴ監督からの、「どのような感想を持つかはわかりませんが、これから観る人の楽しみを奪わないようにお願いします」というメッセージが読まれました。
つまるところ、本作は製作者から直々に「ネタバレをしないで!」と申し伝えされているのです。

本作は
(1)前作や3つの短編作品を観ておく
(2)体調を良くしてから観る
(3)1度目の鑑賞ではネタバレを見ない
この3つだけはしっかり守って、鑑賞に臨んだほうがいいでしょう。

じっくり楽しむべき映画

本作の欠点は、やはり2時間43分という上映時間+ゆったり目のテンポのおかげで、鈍重に感じてしまう人が多いであろうこと。
もちろん美術は美しく、観ていて飽きないので、短くは感じるのですが……睡眠時間が不足していると睡魔に襲われてしまうかもしれません。

また、(初めのテロップ以外は)ナレーションや説明セリフがほとんどなく、観客がいろいろと能動的に想像をしなければならない箇所が多くあります。

前作『ブレードランナー』では、劇場公開時のバージョンで主人公のナレーションがたっぷり足されていたのですが、これはリドリー・スコット本人が「気に入っていない」と言い放っているんですよね。(以降のバージョンはナレーションがなくなっている)

自分も最新版の『ファイナル・カット』の後に「劇場公開版」を観てみたのですが……主人公のナレーションはハードボイルドな雰囲気に一役買っていると思った一方、「そこは言わなくてもいいのに!」と感じた部分も少なくはなかったです。(ラストも大きく変わっています)

作り手に「ナレーションなどで決めつけてしまわずに、観客それぞれが想像してほしい」という意図があったのは間違いありません。

それは続編である、この『ブレードランナー 2049』でも同様です。
直感的にわかりにくい箇所が多いからこそ、深読みができる……。そんな面白さに、満ち満ちているのです。

吹替版もおすすめ!

自分は2回目を吹替版で観たのですが、これがすこぶるオススメ!
むしろこちらのほうがじっくりと考察に浸れると思ったくらいです。

小林沙苗演じる人口の知能のジョイ(アナ・デ・アルマス)もかわいすぎてかわいいので最高でした(語彙力低下)。
アンゼたかしによる吹替の翻訳が、松浦美奈の字幕とはまた違った味わいになっていることにも注目です。

その他、IMAX 3D版の評判も上々だそう。このあたりはお好みで選べば良いでしょう。

このアニメが『ブレードランナー』そっくりだった!

上の記事で、合わせて観て欲しい作品を5つ挙げましたが、未練がましくもう少し紹介します。
それは、日本のアニメシリーズの『PSYCHO-PASS サイコパス」です。

「犯罪係数」が規定値よりも上昇してしまった者を取り締まる、という警察の物語で、世界観は『ブレードランナー』、設定は同じくフィリップ・K・ディック原作の『マイノリティ・リポート』といった印象ですね。
『ブレードランナー』に影響を受けた作品は数多いですが、もっともわかりやすいのが、この『PSYCHO-PASS サイコパス』なのではないでしょうか。

他にも、(詳しく類似点を語るとネタバレになるので書きませんが)『A.I.』や『トゥモロー・ワールド』も観ておくと、本作をさらに楽しめるのかもしれません。

「オフ・ワールド」とは?

前作にも少し名前が登場した、「オフ・ワールド」について、知っておくと良いのかもしれません。

前作では「新たな人生がオフ・ワールドに!」という広告があり、まるでそこが理想郷のように描かれていましたが、そこではレプリカント(人造人間)たちが過酷な労働を強いられいたようでした。
(ブレードランナーの仕事は、そのオフ・ワールドから逃げてきたレプリカントを処刑することでした)

つまり、オフ・ワールドとは理想郷などでは決してない。
人間に勝手に使役され、労働をしなければいけないレプリカントにとっては、むしろ忌むべき場所である、とも言えるのです。

「雨」と「雪」にも注目

前作『ブレードランナー』は、「雨」が降りしきる夜の街並みも大きな魅力になっている作品でした。
その雨は終盤で、とある感動的なセリフに大きく関わっています。

今回は、雨だけでなく「雪」という天候もあります。
その雪の意味を考えると……一段と深みを感じられるかもしれませんよ。

記憶の物語

本作の脚本家は、前作でも脚本を手掛けたハンプトン・ファンチャーが続投しています(『ローガン』などのマイケル・グリーンとの共作)。

この脚本は、ハリソン・フォードのほか関係者から大絶賛をされていたそうです。
前作が神格化されてており、熱心なファンからは「(あれで完結しているから)続編なんて観たくない!」という声もあったのにも関わらず、ほとんどの人から好意的に迎えられている、というのがすごいですよね。(もちろん反対意見もありますが)

本作の物語は、「記憶(思い出)」が特に重要になっていると感じました。
そのテーマに対して「◯◯が正しい」と一元化して語らずに、多角的に哲学的な思考を促してくれる……これが本作の大きな魅力でもありました。
※ちなみに、ハリソン・フォードは最重要テーマについて、“感情”、つまり“心”であると語っています

前作から、人間とレプリカントを分けるものとは何か?違いはあるのか?という問いかけがなかされていましたが、本作ではそこがさらに「深化」したと言っていいでしょう。

わかりやすいアクション活劇ではないですし、長めの上映時間とゆったりとしたテンポ、前作の鑑賞が推奨(ほぼ必須)であることなど、ややハードルが高めの作品ではあります。

しかし、前作を観た人、またハードなSFを好むという方にとっては、劇場で見逃してはならない1作なのは間違いありません。おすすめします。

※『メッセージ』の「ばかうけ」に続いて、「柿の種に影響を受けたよ!と言っているドゥニ監督がステキです。

以下は結末を含めてネタバレです。鑑賞後にご覧ください↓

野暮な不満点

ラヴ(シルヴィア・フークス)が2回も警察署内に忍び込んで殺人ができるというのが納得できませんでした。セキュリティがゆるゆるだよ!
実際はラヴの潜入シーンがカットされていたのかもしれませんけどね……。
※ちなみに、最初の編集では上映時間が4時間あり、前後編での公開も拳闘されていたそうです。

それも大問題だけど、マダム(ロビン・ライト)が、ラヴを目の前にしてグラスを片手に余裕をこいているのもどうかと……。
部下が殺されてしまっていますし、あれだけレプリカントを脅威に感じていたのだから、もう少し危機意識を持っても良さそうだけど……。

Kの記憶

Kは、レプリカントであることを自覚していました。
子どものころに、小さな木でできた馬をいじめっ子から隠したという記憶は持っていましたが、それもニセモノであると「わかっていた」のです。
(上司のマダムにも「あなたは魂はないけど頑張っているわ」と言われてしまっていました)

しかし……彼はステリン博士から「他の誰かの記憶」であることを知らされると、心の底から失望します。
彼は自分がレプリカントであると自覚しつつも、(わずかな可能性でも)その記憶が自分自身の、本物の記憶であると信じていたのです。

※以下の意見をいただきました。
吹替版で観たのですが、ステリン博士は「これは本物の記憶」としか言ってなかったような……だからこそKは本物かよ畜生! 俺が本当に子供なのかよ!?っていうので、叫んだのかと思ったのですが……。
 で、やっぱり自分が……と思ったら、後半の、レプリカントのレジスタンス総長みたいな女の人に、
「送り出したのは女の子だった」
「みんなそう願っている(同じ記憶を持っているレプリカントが何人もいると示唆、みんな自分が実は人間では? デッカードとレイチェルの子供では?と思わされているのだ、と示唆)」
と言われて絶望しながらも、デッカードを離れ離れになっていた娘と出会わせてやるために血反吐流しながらラヴからデッカードを助け出しに行く……となったのかなぁと、わたしは思ったのですが。
 というか遺伝子情報のヤツいじくってるんだから(同じ遺伝子を持つ女子と男子がいた、でも女子は死亡して男子は生きてるってところ)実はレイチェルは双子を生んでいてKもステリンもどっちも子供、でいーじゃん!とか思っちゃったりしました。どちらかでも奇跡の子を生き残らせるために、ってーことで。だってそう思わないとKが……報われない……ジョイまで殺されて……。

ジョイの自我

ジョイは、「自我」を持っているようなところがありました。

ビルの屋上で雨を感じていた(ように見えたり)、
「私は1と0の集合、あなたはGCAT(DNAの塩基配列)。私はいいけど、あなたは本物よ」と告げていたり、
Kをことあるごとに心配したり、
「ジョー」という人間らしい名前をつけてくれたり、
最期に「愛している……」という言葉を残そうとしていたりと……

しかし……空間に映し出された3Dの広告にて、巨大なジョイは「ジョー」という名前を口にします。

自我があっての言葉だと思っていたら、それは量産化されている「製品」のジョイに、プログラミングされていたものに過ぎなかった……。なんと切ないシーンでしょうか。

これは、直前にラヴが言っていた「我が社の製品にご満足していただきました?」という言葉を裏付けているかのようでもあります。

しかも広告として映し出されているのはヌード。
ジョイが、「性的な快楽を与えてくれる製品」にすぎない存在のようにも見えます。

なお、あの「同期」のラブシーンで、ジョイは肉体(売春婦のレプリカント)よりも先に動いてキスをしていたりしていました。
今まで、これでもかと、「彼女は生きている、自我があるんだ!」「Kのことを愛しているんだ!」と思わせてきたのに……
(また、Kが「私はいいけど、あなたは本物よ」と言っていたジョイに、「君だって本物だよ」と返答していたことも切ない……)

ラヴの涙

殺人マシーンのラブは、自社の製品を説明する(カウンセリング?)時に、「労働力でしょう?知性や愛らしさは必要ですか?」と言っていました。
それも含めて、彼女は表面上は血も涙もない存在に見えますが……なぜか、会社でレプリカントが生まれた時、ジョシを殺す時、マダムを殺した時、それぞれで涙を流しています

おそらく、ラヴはウォレス社長(ジャレット・レト)に意図的に「感情を無くされていた(制御されていた)」のではないでしょうか。
何かの装置によるものか、それとも洗脳されたいたのか、真実はわかりませんが……。

ちなみに、ラヴの綴りは「love」ではなく「luv」になっています。
このluvとはインターネットで使う、loveの簡略系、または「好きでちゅ」にあたる幼児語にあたり、「気軽に使う」言葉なのだとか。
ウォレス社長が彼女に名前をつけたのは、純粋な愛情のためだったのか、それとも……。

ウォレス社長の目的

ウォレス社長は、自身の「製品」であるレプリカントが出産し、子どもが産めることも望んでいたようでした。
しかし、生まれたばかりのレプリカントの腹に手をねじ込み、殺してしまうウォレス……。なぜ彼は、生まれたばかりの「子ども」をも殺してしまうのでしょうか?

おそらく、ウォレスはレプリカントの生殺与奪の権利をも得ようしていた。神になったつもりでいたのでしょう。
(レプリカントたちを「9人の天使」に例えていたのも、自分が神に成り代わろうとしていたことを示している)
そして、オフ・ワールドで天地創造をしようとしていたのだと……。

デッカードとレイチェルの出会いは仕組まれていた?

ウォレス社長は、前作でデッカードがレイチェルと出会ったことも仕組まれていたことでは?と示唆していましたが……個人的には、これはウソであると思いたいです。

この時ウォレスは、デッカードに「君は苦痛を愛しているんだ」と精神的に追い込みをかけていました。
だから、もっとも彼が「絶望する」言葉を告げたのではないでしょうか。(そもそも、そんな回りくどいことをしなくても良いとも思いますし)
真実は、闇の中ですが……。

また、前作のレイチェルそのままの姿の「コピー」のようなレプリカントが登場しましたが……彼女もあっさりと殺されてしまいます。
これも、デッカードに出来る限りの苦痛を与えようとするウォレスの策略でしょう。

ステリン博士の記憶

ステリン博士(カーラ・ジュリ)は、レプリカントたちの「記憶作り」の名手でした。
彼女は8歳から無菌室に入れられてしまいましたが、そのぶん空想するのが得意であり、幸せな記憶でレプリカントたちを笑顔にすることに、大きな喜びを感じていたようです。

Kは、自身の記憶が「作られた」ものであったことを嘆いていましたが……ステリン博士の言葉からは「記憶が本物か、ニセモノかは、どちらでも良いのではないか」とも思わされます。

しかもラストでは、もっとも大切なのは、その人が幸せになるかどうか、もしくは「大いなる目的」なのではないか……。そう思わせてくれるのですですから。

Kが初めてステリン博士の元に訪れた時、手のひらに落ちた雪はすぐに消えてしまいました。
しかし、ラストシーンの直前、死ぬゆくKの周りには、雪が積りつつありました。

この雪が示しているものは記憶、それが消えずに積もるということは、誰か(デッカード)の記憶に残った、ということを示していると言っていいでしょう。
Kの記憶はニセモノだったのかもしれない。しかし、その行動をデッカードは忘れることはないでしょう。

大義

何よりKは、デッカードを娘であるステリン博士に再会させることを、やり遂げました。

反旗を翻そうとしていたレプリカントたちは「大義を成し遂げることは何よりも人間らしい」と言っていましたが、(人間でありたいと願った)Kにとっての「大義」が、まさにこのことだったのではないでしょうか。

つまり、Kにとってこのラストは……誰かの記憶に残り、そして人間らしい大義を成し遂げた、ハッピーエンドなのです。

境界

中盤で、レイチェルが帝王切開して産んだのは男の子であった、と示唆されていました。
しかも同じ遺伝情報を持つ女の子がいたという記録もある……。この女の子が、ステリン博士と考えて間違えないでしょう。

つまり、ステリン博士も人間ではない、人間(生まれた男の子)の遺伝情報を移植して「作られた」レプリカントかもしれないのです。
もしくは、ステリン博士は男女の双子のうちの1人で、男の子のほうだけ亡くなった、のかもしれません。(原案のフィリップ・K・デックも生まれたす後に双子の妹を亡くしている)

しかし、そもそも彼女が人間か、レプリカントかなんて……その区分け、境界なんて、どうでも良いことなのではないでしょうか?

なぜなら、ステリン博士は(遺伝情報上では)間違いなくデッカードとレイチェルの子どもであるからです。
序盤でKが処刑した男・サッパー(デイヴ・バウティスタ)が言っていた「奇跡」とは、まさにこの「子ども」であり、それこそが人間とレプリカントの境界をなくす存在であったからでしょう。

そしてデッカードは、再び娘に会うことができる……これ以上の奇跡は、ないはずです。

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  1. ブレイクダウン より:

    マイチィ・ソー バトルロイヤルは見ますか?

  2. 毒親育ち より:

    御無沙汰しております。
    ツイッターや松竹シネマズも参考にさせてもらってますが、ブログもポチポチ掲載嬉しいです。
    すみません。『ジョジョ4部(のようなもの)』は観てません。『ゲット・アウト』は観れてません。
    久々に遠出したくない病に鞭打って観て来たのは『ソウル・ステーション/パンデミック』だったりします。

    ヒナカタさんのレビューを見るまで
    私の一言(じゃないけど)感想:ブラック職場と胸糞なご近所の往復で悶々な日々の癒しはVR彼女だったゴズちゃんが「え?オレってば、もしかして運命の子とかだったり!?」と中二病を発症したけど、その幻想を打ち砕かれるまでお話・・・だった私をお許しください。

    >このアニメが『ブレードランナー』そっくりだった!
    『攻殻機動隊』『アップルシード』士郎正宗作品(士朗先生の作品は全て同じ世界の歴史だそうですね)
    (第三次世界大戦後の世界再生に為に作られた闘争に繋がる感情を抑制された人造新人類「バイオロイド」とその処遇を巡って旧人類の問題が描かれています)
    『バブルガム・クライシス』というか外伝の『A・Dポリス』
    (本作に登場する人造人間「ブーマ」は設定から処遇までまんまレプリカンです。入手困難ですが、特にトニーたけざき先生の漫画版がお勧めです!)
    『サイレント・メビウス』
    TVゲームですが『スナッチャー』
    (メカニックに影響受けまくりってか、スピナーとかブラスターとか出てくるし!)
    ちょっと思い出しただけで出てくる出てくる・・・本当に全てはここから始まった!なサイバーパンクの始祖ですね。

    >「オフ・ワールド」とは?
    オフ・ワールドでの人間とレプリカントの外伝も観てみたいですね。

    >記憶の物語
    >人間とレプリカントを分けるものとは何か?
    前作では「愛」で本作ではその結晶である「子ども」が両者の間に産まれた事で壁は消えた・・・ということなのでしょうか。

    >野暮な不満点
    この世界の黒幕的なウォレス社長の直属の部下ですから、もしかすると警察のセキュリティその他諸々のシステムを無効化する「特権」を与えられているのでは・・・と思いました。

    >ジョイの自我
    誰かを思いやり、自己犠牲が出来る程の存在はもう機械でなく人だと思います。

    >なお、あの「同期」のラブシーンで、
    『her/世界でひとつの彼女』を思い出してしまいました。

    >ラヴの涙
    恥ずかしい!今まで彼女の事をレディ・ターミネーターくらいにしか見ていませんでした!

    >ウォレス社長の目的
    この人もイマイチ解りませんでした。レプリカントに勝手に増えられたら商売あがったりどころじゃないじゃんか!?
    >自分が神に成り代わろうとしていたことを示している)
    >そして、オフ・ワールドで天地創造をしようとしていたのだと……。
    ああ!なるほど・・・もう商売とかそんな俗な域でない。狂気の高みにすら行っていた人だったのですね。
    人類がどうなろうと知ったこっちゃない。自分が新たな知的生命体を想像してその創造主として歴史に・・・て、アレ?先々月に似たような恐ろしい存在を、どこかの植民惑星で見たような・・・

    >デッカードとレイチェルの出会いは仕組まれていた?
    前作から、そこまでこの人の掌の上だったとは思いたくないですよね。

    >ステリン博士の記憶
    >そのぶん空想するのが得意であり
    この人、VR映画の名監督とかにも成れそうですよね。

    >大義
    >境界
    生殖出来て混血も出来るようになったレプリカントと人類の間に境界は無くなった・・・ということでしょうか。
    もちろんすぐには無理で、この先色々と一悶着(それで滅亡しませんように!)有りながらもネアンデルタールとクロマニヨンのように混ざりあって新たな人類に成って行って欲しいですね。

    ここで野暮なツッコミなんですが・・・レプリカントって奴隷として作られた割には色々効率悪いですよね。まず自我があるとか、その時点でもう「奴隷労働」なんかさせちゃダメでしょ!?
    あんだけ文明が発達したなら、プログラムどおりに動くだけの機械式のロボットでええやん。それかスターウォーズのクローントルーパーみたいなのでないと。
    私の子どもの頃はいずれ、ロボットが労働してくれて人間は働かずとも暮らしていけて、労働は文化的な娯楽産業しか無くなる・・・なんて未来を夢想していましたが現実はどうなっていくやら。
    本作のようなディストピア作品が預言書にならないようにしていきたいです。

  3. hinataka hinataka より:

    わーーーーーーい!毒親育ちさんが帰ってきてくれたーーーー!マジでうれしいです。ブログをサボっていた自分が悪いんですけども!

    >『ソウル・ステーション/パンデミック』
    今年の鬱映画代表ですね……。

    >私の一言(じゃないけど)感想:ブラック職場と胸糞なご近所の往復で悶々な日々の癒しはVR彼女だったゴズちゃんが「え?オレってば、もしかして運命の子とかだったり!?」と中二病を発症したけど、その幻想を打ち砕かれるまでお話・・・
    いや、その感想間違っていないですよw

    >『サイレント・メビウス』『スナッチャー』
    内容はまったく知らないのですが、後者はメタルギアの小島秀夫監督作品ですよね……そうだったのか……。

    >>野暮な不満点
    >この世界の黒幕的なウォレス社長の直属の部下ですから、もしかすると警察のセキュリティその他諸々のシステムを無効化する「特権」を与えられているのでは・・・と思いました。
    それは有り得ますね。ああ、完全版が観たい…‥。

    >レプリカントって奴隷として作られた割には色々効率悪いですよね。まず自我があるとか、その時点でもう「奴隷労働」なんかさせちゃダメでしょ!?
    そこですでに世論の反対が起こりそうですよね。

    本当に毒親さんのコメントがうれしいです……(涙)。更新する気がバンバン出てきたので、ご期待ください!

  4. 静華 より:

    一箇所気になるところがありまして……
    > しかし……彼はステリン博士から「他の誰かの記憶」であることを知らされると、心の底から失望します。
     吹替版で観たのですが、ステリンは「これは本物の記憶」としか言ってなかったような……だからこそKは本物かよ畜生! 俺が本当に子供なのかよ!?っていうので、叫んだのかと思ったのですが……。
     で、やっぱり自分が……と思ったら、後半の、レプリカントのレジスタンス総長みたいな女の人に、
    「送り出したのは女の子だった」
    「みんなそう願っている(同じ記憶を持っているレプリカントが何人もいると示唆、みんな自分が実は人間では? デッカードとレイチェルの子供では?と思わされているのだ、と示唆)」
    と言われて絶望しながらも、デッカードを離れ離れになっていた娘と出会わせてやるために血反吐流しながらラヴからデッカードを助け出しに行く……となったのかなぁと、わたしは思ったのですが。
     というか遺伝子情報のヤツいじくってるんだから(同じ遺伝子を持つ女子と男子がいた、でも女子は死亡して男子は生きてるってところ)実はレイチェルは双子を生んでいてKもステリンもどっちも子供、でいーじゃん!とか思っちゃったりしました。どちらかでも奇跡の子を生き残らせるために、ってーことで。だってそう思わないとKが……報われない……ジョイまで殺されて……。

    • hinataka hinataka より:

      >静華さん
      おおう……なるほど、思いっきり勘違いしていたかもしれません。こちら、本文に追記させてください!

      • 静華 より:

         吹替版を一回しか観ていないので、わたしの勘違いでもあるかもしれません。映画館だと見返せないので、DVD出ないとキッチリ確認できない……。
         レプリカント特有の作られた記憶ではなく、Kの持つ記憶は本物ということで、自分はもしかしたらレプリカントと人間の混血なのではないか? 上司から命ぜられた殺害すべき子供というのは自分なのではないか?という動揺から、チェックテストで不合格さながらの数値を出してしまったのだと……。
         「デッカードとレイチェルの子供は女の子」ということが確定したのは、上にも書いた通り、レプリカントのレジスタンス総長みたいな女の人が、
        「私が送り出したのは(水色の服を着た?だったかな?)女の子よ」
         それに対してKが、男の子では?みたいなことを尋ねた折、
        「それはあくまでパーツの一つ」
        「みんな自分が二人の子供であることを望んでいる」
        みたいな言い方をして、彼と同じ記憶(作られたものではない、本物の記憶。人間の記憶をレプリカントに移植するのは法律で禁止されている、とステリンは話していたと思います。だからこそKは、移植は禁止されていて、本物と作られたものは分かるものというステリンに記憶を見てもらい、それが作られたものではないと言われて、移植は禁止されているし作られたものではないということは、自分がそのデッカードとレイチェルの子供なのでは?!となった)を持つレプリカントが複数いるであろうこと、自分が送り出したのは男の子ではなく女の子であるからアナタが二人の子供ではないのよという事実を突き付け、二人の子供のほうが今後の世界では大事だから、子供が危機に瀕するのであれば父であれデッカードを殺してこいと告げた、という展開だったのだと……。
         尺が長いので、キッチリぜんぶ記憶出来ておらず申し訳ありません。
         ほかの感想ブログも見てますが、人によって書き方も見つけ方も記憶の仕方も違うので、むつかしいものですね。
         お返事ありがとうございました。

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著者

ヒナタカ

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