『アベンジャーズ/エンドゲーム』ふせったーの素晴らしい感想と解説をまとめてみたよ(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

『アベンジャーズ/エンドゲーム』ふせったーの素晴らしい感想と解説をまとめてみたよ(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はアベンジャーズ/エンドゲームです。

個人的お気に入り度:10/10

一言感想:ありがとう

あらすじ

ネタバレなしで言えることなど何もない。

本作はアメリカンコミックのヒーローがクロスオーバーし大活躍するシリーズのマーベル・シネマティック・ユニバースの第22作目です。
物語的には2018年に公開された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』からほぼ地続き。そちらが「前編」で、今回の『アベンジャーズ/エンドゲーム』が「後編」に当たると言っても良いでしょう。

こちらの『インフィニティ・ウォー』のラストがとんでもないことになっていて、その「お預け」をくらってから今回の『エンドゲーム』まで、ファンはちょうど1年が待たされていたわけです。
いや本当、この1年間待ち遠しいを通り越して辛かったよ!

映画史上に残る伝説化、決定。

で…まだ公開から4日目ですが、すでにこの『エンドゲーム』は評価面と興行面において新たな伝説を打ちたてようとしています。
IMDbでは20万人を超える投票で10点満点中9.1点Filmarksでは1.5万人を超える投票で5点満点中4.7点を記録し、全ての映画作品の中でほぼNo.1の評価となっています。
全米での興行収入は初日だけで1億5600万ドルを超え『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の1億1000万ドルを上回り、オープニング3日間では興収が3億5000万ドルを超えました。たった3日で全世界歴代興行収入ランキングの18位に浮上しています
日本でも初日だけで興収5億円を超えており、あの超強豪『名探偵コナン 紺青の拳』の3週目の記録をぶっちぎっているのです。

それはもう当然でしょう。足がけ22作、11年という年月で積み重ねた人気があり、それがタイトル通り終わりを迎えるのですから……。
そして、実際の本編も「やったー!」とブチ上がるシーンだけでなく、「ウソだろおい!」というサプライズもてんこ盛り、それでいて(大多数が)「納得できる」物語運びがされており、最終的には…(もう何を言おうがマジでネタバレ)…が待ち受けていますからね。女性が嗚咽止まらず過呼吸の上に病院へ緊急搬送されるという事件もマジで起こってます。
これはもはや映画という概念を超えた、およそ人類が作り上げて来たありとあらゆるエンターテインメントの頂点、伝説や神話のレベルです。冗談抜きで!

他の映画とは違う「ネタバレ厳禁度」

そして、本作の「何を言ってもネタバレになる度」も映画史上最高レベルです。
予告編で出ているシーンは3時間1分もある本編のうちの4分くらいで、すなわち予告編以外の2時間57分の全てがサプライズですからね。

というわけで、『エンドゲーム』のネタバレ厳禁っぷりを他の映画と一緒にしてしまっては困るわけです。「これはネタバレじゃないと思うんだけど〜」という書き出しのツイートも多分ネタバレです。そういうレベルだからな!
そんな状況なのに、某映画評論家のM山さんがネタバレのツイートをしてプチ炎上し、テレビの地上波放送(NEWS ZER◯)でネタバレのコメントをしやがったヤツがいたそうだし、さらにはネタバレを劇場で叫んだ男が激怒した観客に殴打され流血したり、上映中のクライマックスの直前にハッキリと、しかも3回叫んだおばさんもいるらしい。もう……許せねえ……!直ちに法整備して厳重に罰してくれ!

※観た直後にこう思いました。「全編ネタバレ」ということさえもネタバレに当たるかもと思って躊躇したレベル(それはいいよね)

あ、そうそう、マーベル・シネマティック・ユニバースは22作品もあるわけですが、この『エンドゲーム』を最大限に楽しむためには全て観ておいたほうがいいです。
つまりは一見さんお断り度が半端ないわけですが、この「最大限楽しむ」のが「これまでシリーズを追って来たファンの特権」だと思うんですよね。
このシリーズが好きでよかった……本当にありがとう……となるんですからね。

※いろいろ納得のツイートの数々。大型連休を利用して、「抜け」がある作品を網羅してもいいのかもしれない。

「ふせったー」での感想や評論を見てみよう!

さてさて、本作は「ネタバレでいろいろ語りてえ!」となる、考察しがいのある要素も満載となっています。
もうね、いろいろと吐き出さないとやってられないほどですから!みんなも鑑賞後にマジで会議室とか借りて、まだ観ていない人にネタバレが聞こえないように話し合ってみたほうがいいよ!公共の場所でのネタバレは本当にギルティだからね……。

※自分もこちらのラジオで光光太郎(@bright_tarou)さんとネタバレ全開で語りました(初めの5分30秒ごろまでネタバレなし)。不満点も語ってますが、それは200兆点マイナス3点くらいのことと思ってください。
※ブログでも紹介していただきました、ありがとうございます!↓
映画:「アベンジャーズ/エンドゲーム」についてヒナタカさんと話したよ+補足つらつら – Brightter

しかしTwitterは不特定多数に情報が伝わるためネタバレは絶対に呟けない…ということで、多数が今回の『エンドゲーム』の感想や評論のためにfusetter(ふせったー)を利用しています。

ふせったーはネタバレ該当部分を伏せ字にして隠すことができ、ネタバレ回避のために「ワンクッション」を置くことのできるサービス。
『エンドゲーム』は皆さんのふせったーでの解釈が本当に素晴らしくって、これを集めて1冊の本にしてもいいよ、俺はお金出して買うよ!と思えるレベルだったのです。

そんなわけで、以下から特に感銘を受けた、「そういうことだったのか!」と納得できたふせったーの感想と評論を紹介!
当然、全て超絶ネタバレなので、以下からは絶対に鑑賞前には読まないように!



ペッパー・ポッツのあのセリフは原語では……

通常、ケガをして死にそうな人に向けての言葉は「You will be alright(あなたは大丈夫)」。
しかし、ペッパーが最期にトニーに告げた言葉は、原語では「We will be alright(私たちは大丈夫)」だった!
命を懸けて世界を救ったトニーへの弔いの言葉として、「安心をして逝ける」ための言葉として、これ以上のものはない!
さらに、トニーの行動はドクター・ストレンジが見た1400万605通りの未来で、唯一アベンジャーズが勝てるルート=トニーの自己犠牲だったという悲しい結末なんですよね……。あのストレンジの「人差し指」を立てる仕草、それを見て「察する」トニーの姿も鳥肌ものだったよ!

また、ペッパーという女性の考察については以下の評論も素晴らしかったので、ぜひ!

ラストでかかる音楽は……そしてキャップの行動の是非について

物語の最後、キャップが最愛の人のペギーとダンスをしている中でレコードから聞こえてくるのは、『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』でも流れた「It’s Been A Long, Long Time」でした。

こちらの歌詞および和訳でもわかるように、これは戦争が終わってようやく再会できたカップルのための曲なのです。
「It’s Been A Long, Long Time」「それはそれは長い、長い時間だった」……その曲がかかったということは、キャップの戦いは本当に終わりを迎えた、愛する人とやっと出会えたということなんですよね……。
年老いたキャップはペギーと寄り添えたかどうかということを明かさず「胸の内にしまっておくよ」と言っていましたが、「観客だけ」にそのハッピーエンドを見せてくれることも含めて「粋」だなあ……と本当に感動しました。

そして、このキャップの行動の是非について語った、以下の2つの評論もアルティメット最高だった!読んでいるだけで泣きそうだったよ!

もう1人のキャップがずっと見守っていたんじゃないか説

こちらのふせったーの分析はかなり深い内容になっているので、以下は冒頭部分だけピックアップして紹介します(詳細はクリックして読んでみて)。
最後に登場した年老いたキャップ、彼はタイムマシンの転送装置からではなく、「ベンチに座っている」状態でそこにいました。
つまりは、過去に戻ったキャップはその後はタイムマシンを使わず、ペギーと一生を添い遂げた後に、11年に及ぶアベンジャーズの姿と戦いを見届けていたのでは?と思えるのですね。
また、『アベンジャーズ』1作目のロキに文句を言っているおじいさん=年老いたキャップなのでは?という以下の説もありました。これも面白いな!

また、キャップは「超人血清」で老化しないはずの設定であったそうです。以下の意見にも納得。

(追記:以下のタイムトラベルの解説も納得&超わかりやすかった!パラドックスについて疑問を持った方も必見)

(追記:監督のルッソ兄弟が、前述のスティーブが過ごした時間を含めていくつかの質問に答えてくれたようです。<原文はこちら>。観客がいろいろと解釈を想像してみるのも楽しいけど公式の解答もまた大切にしたいですね。1400万分の1の勝利への未来の道に「ネズミがアントマンを呼び戻すボタンを押す」というのも含まれていたのか…)


(追記:以下のルッソ兄弟の見解も最高ですな…)

(追記:こちらにもまとめられていました。ナターシャが亡くなってから現代へ戻ってきた時、バートンたちは「喪服」を着ていたんだな…)
【ネタバレ注意!】ルッソ監督が映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のさまざな疑問ついて回答! – Amecomi Info

サノスの目的というかキャラが違うような?

サノス目的は宇宙の生物の数を半分にすること、それにより全生物を「救う」ことを大義としていました。
ところが、『エンドゲーム』における過去からやってきたサノスは「破壊することを楽しませてもらう」と、まるで違うことを言っています。
個人的にもこのセリフには違和感があったのですが、この過去のサノスはこの時は「まだ目的を定めた段階で、それこそ石を集め始めたばかり」「大いなる目的のために娘(ガモーラ)も犠牲にしていない」というこちらの指摘には膝を打ちました。
いわば、思想も目的も「最悪」の状態のサノスを呼び出してしまったと取れるのかもしれませんね。

アベンジャーズという物語

いろいろと紹介してきましたが、個人的に最強と思った評論が以下です!

考えてみれば、アベンジャーズたちは「巨悪を倒す」というシンプルな決着をつけていて、サノスの「生物を半分にする代わりに救う」という大義に対してなんの解決も示していないんですよね。
しかし、『エンドゲーム』では個性豊かなヒーローが文字通りにアッセンブルし(集まって)、ラストは「個人の生き方」という極めてパーソナルな物語に収束します。
彼らがそれを持ってアベンジすること、そして「ありのままの自分」として「家族」と過ごすということ、その尊さと価値を示すことそのものが、サノスの勝手すぎる大義への反論になっていると言えるのではないでしょうか。
上記の評論にある「ヒーロー同士のクロスオーバーというマーベル・シネマティック・ユニバースのコンセプトが、まさにそのままテーマへの回答になっている」というのもまさにその通り!この結末しかあり得なかったよ!
(さらに、以下の追記も素晴らしい!)

歴史を一緒に追い続けた

本作『エンドゲーム』が特別なのは、ヒーローそれぞれがタイムトラベルで過去に戻る、それこそマーベル・シネマティック・ユニバースの作品の世界を回帰するということが、今までシリーズを追って来たファンへの最高のプレゼントになっているんですよね。
11年の集積がここにある、それこそが世界を救う鍵となる。こんなの感涙して当たり前だよ!

それでいて、ヒーローたちは過去の世界で「本当に死んでしまった大切な人」に出会うんですよね。トニーのお父さんのハワード、ソーのお母さん、ガモーラは過去からやってきてもピーター・クイルのことを知っていないので恋人同士にはなりません。
そして、トニーもナターシャも亡くなってしまう……。もう1作目のアベンジャーズの面々が集まることはない。サノスにより半分消えてしまったヒーローは生き返ったけど、本当に死んでしまった大切な人は戻らないという不可逆的な事実がある。ここに切なさを覚えると同時に、安易な結末にはさせない真摯さがあります。
(ソーのお母さんが言っていた「人は理想と現実の間で苦悩する」という言葉も、この「覆らない個人の死」があるためでしょう)

だけど、それだけの犠牲を払って、世界を救ったという事実は残り続ける。
この世界(ユニバース)を救ってくれてありがとう、アベンジャーズ。
11年、このシリーズを追って来れて、本当に幸せでした!ありがとう、もう一度言うけど、本当にありがとう……!

※公式でサウンドトラックが全て公開されているようです!↓
Avengers: Endgame (Original Motion Picture Soundtrack) – YouTube

※こちらでもさらにいろんなふせったーの感想が読めるよ!↓
エンドゲーム ふせったー – Twitter検索

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ヒナタカ

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