アニメと日本映画がすごすぎた2020年映画ベスト20

アニメと日本映画がすごすぎた2020年映画ベスト20

2020年の映画ベスト20を挙げます!

ワースト10はこちら↓
あの作品を2つも選びたくなかった2020年映画ワースト10

言うまでもなく新型コロナウイルスの蔓延で多数の海外の大作映画が公開延期となり、映画産業自体が未曾有の危機を迎えているわけですが、その中でも素晴らしい映画にたくさん出会えたということ、特にアニメと日本映画がすごすぎたよ!と訴えますよ。

そんなわけでスタート!

実質全部1位な2020年映画ベスト20〜11位

20位 『ナイチンゲール』

グログロの人を選ぶ内容かと思っていたんですが、意外にも「正反対の主人公2人が交流していく」過程もあって親しみやすい作品でした。
序盤に辛すぎる性暴力のシーンがあるんですが、それもまた作品に重要。2020年は女性にとって辛い時代や環境を描きつつも、だからこそ女性にエールを送る作品がたくさん生まれていたのも素晴らしかったです。

女性同士の関係性を描いた、女性にエールを送る作品はこちら↓
2020年の女性たちに勇気を与えたシスターフッド映画11選 | ハーバー・ビジネス・オンライン

19位 『ジョゼと虎と魚たち』

2020年は『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『劇場版 SHIROBKO』など、絶賛で迎えられた日本のアニメ映画も多数公開されましたが、その中でもいちばん好きなのが本作。
2003年の実写映画版にはセクシャルな表現も多々ありましたが、こちらは子どもでも問題ない、とても教育的にも良い内容なので老若男女を問わずにオススメできます。ていうか現在(1月上旬)も劇場で公開中なんだから観ましょう。

18位 『アンダードッグ 前編/後編』

前後編合わせて4時間半という上映時間が全く問題にならない、圧倒的な面白さ。前半での物語の収まりが抜群に良く、その「決着」があってこそ、後編の物語が存在しているという構成も見事でした。
これだけの豪華キャスト共演にも関わらず、上映劇場は少なかったんですよね。配信のドラマ版もありますが、ぜひ機会があれば映画館でも観てほしいです。

メディアの記事↓
映画『アンダードッグ』はさながら“3倍ロッキー”!負け犬ボクサーが掴み取る、勝敗を超えた“何か”を知り、咽び泣け。 | ハーバー・ビジネス・オンライン

17位 『AWAKE』

年末にやってきた邦画エンタメの傑作。
論理的に構築された作劇、情報量が詰まっていて、退屈するシーンはひと時もない、本当に「面白い!」が詰まっていて感動しました。ていうか現在も劇場で公開中なんだから観ましょう。

メディアの記事↓
現実の「将棋電王戦FINAL」に着想を得た映画「AWAKE」 モヤモヤが残る対局に付けたもう1つの“決着”(1/4) – ねとらぼ

16位 『本気のしるし 劇場版』

ドラマ版の再編集版のため上映時間が約4時間という大作になりましたが、確かにその時間が必要だったわ!と大納得できる内容。
僕はこういう「地獄のその先にあるさらなる地獄」を見せる作品が好きみたい(2位の映画もそうだし)。すっげえ面白いですよ。

15位 『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』

女性が生きづらかった時代の物語である「若草物語」を、現代的に、特殊な構成で語り直すことで、全ての人に届くメッセージが生まれた傑作。
ちょっと賛否のあった邦題も実際に観た方からは大好評でしたね。僕はこういう『ビッグ・フィッシュ』や『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』のように、「物語を物語る」作品が大好きなんだと気付きました。

メディアの記事↓
自分らしく生きる女性たちにエールを送る『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 原作にはない場面が持つ意味とは? | ハーバー・ビジネス・オンライン

14位 『ブルータル・ジャスティス』

上映時間は2時間39分とこの手の犯罪アクション映画としてはめちゃくちゃ長いんですが、その時間が確かに必要だったわ……!と大納得するしかない重厚感。それでいて、ショッキングなシーン(コンビニ強盗など)を挟むことで緊張感が途切れなくて全く飽きない。
そのゆったりめのテンポ、カタルシスがない内容などから好みが分かれる作品のようで、実際は絶賛につぐ絶賛で迎えられているというのも嬉しいですね。「これぞ映画を観る醍醐味」と思い知らされました。

13位 『君が世界のはじまり』

こういう「暗黒青春映画」が大好きな自分にとっては刺さったなんてもんじゃなかった。
ラストにド感動した後の、あのエンドロールの歌……拍手したくなるほどの、素晴らしい映画体験でした。

12位 『アルプススタンドのはしの方』

ほとんど観客席だけを映しているだけの内容のにも関わらず、まあもう泣いた泣いた。
大人からは絶賛の嵐だったんですが、高校生のお客さんがほとんどいなかったという報告が多数相次いでいることだけがもったいないですね。本当に、若い人にこそ観てほしいです。

ラジオレビュー↓
『アルプススタンドのはしの方』絶賛ラジオ感想!試合を見せない野球映画にして、大傑作だった理由とは? – YouTube

11位 『ザ・ハント』

アメリカの政治事情とかSNSとか、いろいろ揶揄しているところもあるんだけど、そのことを置いておいても人が次々に死にまくる、それでいて予想の斜め上を突っ走る、悪趣味上等なバトルロワイヤルのジャンル映画として最高でした。特に主演のベティ・ギルピンの楽しそうな怪演っぷり、もうアカデミー賞でしょ……。
ラストシーンの切れ味には笑いつつもサムズアップをしてしまいました。大好き。

実質全部1位な2020年映画ベスト10〜1位(先にメディアの記事をどうぞ)

さて、ここからベスト10なのですが、1本ずつ、がっつりと以下にメディアの記事に紹介したので、先にリンクを貼っておきます↓
2020年はコロナ禍でも日本映画の傑作が続々と生まれた1年だった! | ハーバー・ビジネス・オンライン

詳細はそちらを参照していていただくとして、以下はそれぞれの鑑賞時の感想ツイートと、紹介記事のリンクだけ貼っておきます。

10位 『ミッドサマー』

メディアの記事↓
『ミッドサマー』明るい地獄なのにホラー映画ではない「3つ」の理由 | ハーバー・ビジネス・オンライン

9位 『のぼる小寺さん』

メディアの記事↓
『のぼる小寺さん』は『桐島』の再来となる青春映画の傑作!「がんばること」を肯定する物語がいま必要な理由とは | ハーバー・ビジネス・オンライン

8位 『ある画家の数奇な運命』

メディアの記事↓
傑作映画『ある画家の数奇な運命』で描かれる、ナチスでも奪えなかったアートの力とは | ハーバー・ビジネス・オンライン

7位 『透明人間』

ブログの記事↓
[絶賛ネタバレあり感想]映画『透明人間』(2020)のラストの衝撃を本気で語る

6位 『ミセス・ノイズィ』

メディアの記事↓
騒音おばさんがモチーフの映画「ミセス・ノイズィ」がまさかの大傑作だった (1/3) – ねとらぼ

5位 『ドロステのはてで僕ら』

メディアの記事↓
SF(すこし・ふしぎ)映画の最高峰「ドロステのはてで僕ら」をきみは見たか? 大絶賛の5つの理由を全力で解説 (1/3) – ねとらぼ

4位 『37セカンズ』

メディアの記事↓
“障害者の性”を描く映画「37セカンズ」が全ての人に勇気を与える傑作である理由  (1/2) – ねとらぼ

3位 『初恋』

メディアの記事。ごめん、見返したら終盤はあんまりあの「場所」ならではの武器を使って戦ってなかったね……。そこは不満。↓
「初恋」という日本映画の新たな地平を切り開く大傑作 ベッキーのブチギレと窪田正孝の男気に咽び泣け! – ねとらぼ

2位 『許された子どもたち』

メディアの記事↓
いじめによる死亡事件を描く映画「許された子どもたち」が必見の地獄めぐりである「5つ」の理由 (1/3) – ねとらぼ
ライムスター宇多丸 × 内藤瑛亮監督 対談企画前編 | CINEMA DISCOVERIES

1位 『ウルフウォーカー』

メディアの記事↓
アニメ映画「ウルフウォーカー」が大傑作である「5つ」の理由 「もののけ姫」に通ずる、オオカミの象徴 (1/3) – ねとらぼ
『ウルフウォーカー』ぬまがさワタリとビニールタッキーの特別対談!これは動物と女性の解放の物語だ!  | cinemas PLUS

いやー本当に素晴らしい映画ばかりだった……特に『ドロステのはてで僕ら』は藤子・F・不二夫先生のリスペクトに溢れていて、ワースト10にドラえもん映画を2作も入れてしまった心の痛みを癒してくれました。ありがとう、ありがとう。

また、自分は「加害者になってしまう」「誰かを傷つけてしまう」作品が大好きなのだとわかりました(自分がそういう経験があるから……)。
オールタイムベスト級の『映画 聲の形』や、2位の『許された子どもたち』もそうだし、ネタバレになるからどの映画かは書かないけど、↑ではあと2本はそういうことを描いている物語でした。

入れようかどうか迷った映画一覧

上記のベスト20に入れようか迷った映画は以下になります。
※タイトルをクリックしたら、それぞれのメディアの記事に飛びます。

ロング・ショット 僕と彼女のあり得ない恋
パラサイト 半地下の家族
ラストレター
イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり
フォードvsフェラーリ
前田建設ファンタジー営業部
リチャード・ジュエル
ジョジョ・ラビット
サヨナラまでの30分
his
ザ・ピーナッツバター・ファルコン
デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆
劇場版 SHIROBAKO
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY
ジュディ 虹の彼方へ
はちどり
泣きたい私は猫をかぶる
ソニック ザ・ムービー
異端の鳥
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
ソワレ
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
スペシャルズ!政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話
TENET テネット
映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者
ようこそ映画音響の世界へ
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
スパイの妻 劇場版
朝が来る
おらおらでひとりいぐも
薬の神じゃない!
滑走路
罪の声
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒
燃ゆる女の肖像
魔女見習いをさがして
バクラウ 地図から消された村
ソウルフル・ワールド

※『鬼滅の刃』と『ミッシング・リンク』の関連記事↓
名作映画に"列車"あり?『鬼滅の刃』だけじゃない、おすすめ列車映画10選!+おまけ | CHINTAI情報局
『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』特別座談会!女流棋士の香川愛生がシャーロック・ホームズの豆知識を語る | cinemas PLUS

多いわ!もういい!実質全部1位。映画に順位なんてつけるもんじゃないですね!(身も蓋もない発言)

特に20位以内に入れようか、最後まで迷ったのは『ソウルフル・ワールド』ですね。

コロナに対しての恨みはいろいろあるんですが、この「音」がめちゃくちゃ重要だった本作を映画館で観られなかったことがいちばん悔しい。
本作については絶賛ポイントがたっぷりですので、後ほどメディアで記事を書きます。
※書きました↓
『ソウルフル・ワールド』がピクサーの到達点となった「5つ」の理由 | cinemas PLUS

そして、『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』2019年のベストのほうに入れていたので今回は選外としましたが、入れたらもう1位ですからね。

『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』の記事3本はこちら↓
3歳児も楽しめたアニメ映画「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)」 子どもに見てほしい理由を全力で解説する (1/3) – ねとらぼ
『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』の「7つ」の盲点 | cinemas PLUS
[ネタバレ]『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』解説記事の「成長」についての反論

2021年も良い映画が観られますように

2020年は以下のまとめ記事も書いていました。ていうか『ナイチンゲール』もロードムービーに含めれば良かったね……↓
2020年のロードムービー傑作10選|旅をしづらい今こそ観てほしい! | cinemas PLUS
2020年、傑作日本映画20選! | cinemas PLUS
【2020年版】多様性を描く映画10選。同じで、違う。すべての人が”当たり前”でいられる世界へ | CHINTAI情報局

他にも、コロナ禍で書いた以下のまとめ記事2本はなかなか書いててお気に入りでした↓
今こそ学べるゾンビ映画3選。人の善意も利用するウイルスの恐ろしさとは | ハーバー・ビジネス・オンライン
コロナ離婚やDVを未然に防ぐ、倦怠期夫婦もの映画7選 | ハーバー・ビジネス・オンライン

そして2021年は、お正月からいきなり公開されている以下の3本もおすすめです!(『新感染半島』と『スワロウ』はツイートをクリックすると紹介記事へ飛びます)

コロナ禍で本当に大変な1年でしたが、2021年も良い映画がたくさん観られますよう、映画業界が良い方向へと進みますように。

こちらのTwitterでのベスト映画の集計もぜひ↓
2020年の映画ベスト100(Twitter投票を集計しました) – 破壊屋ブログ

(C)WolfWalkers 2020

バナー

publicShare

theatersタグ

chat_bubbleコメント

コメントを残す

* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。
メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

movieこちらの記事もおすすめです

今までに書いた映画レビューの中から、この記事を読んでいただいたあなたにおすすめの記事をピックアップしています。

ネタバレ前の感想をまずは読んで下さい。映画を見終わった後、ネタバレを含む解説を読んでいただけると1記事で2度楽しんでいただけるのではないかと思います。

カゲヒナタ映画レビューが少しでもあなたのお役に立てれば幸いです!あなたが良い映画と出会えますように:)

done 映画コラム

この映画のレビューと同じカテゴリの記事です

done 10点満点の映画

10/10を獲得した映画です。

見たい映画が見つからないときはこちらがおすすめです。

done 9点の映画

9/10を獲得した映画です。

名作ぞろいです!まだ見ていない作品があれば是非!

著者

カテゴリ

文字から探す

レビュー点数で探す

extensionその他サイト

vertical_align_top