
映画「さんかく」の、強烈なさんかく関係
今回ご紹介する映画は「さんかく」です。
(追記)amazonのこのページのビデオで桃役の小野恵令奈さんが「何度観ても新しい発見がある映画」と言っていました。本当そうかも。
監督:吉田恵輔
個人的お気にいり度:9/10
一言感想:予告編詐欺傑作恋愛映画。
あらすじ
同棲中のカップル、百瀬(モモちゃん)と佳代のところに、佳代の妹が泊まりにやってくる。
妹の「桃」は上京した憧れの先輩を追いかけてきたのだが、ふられてしまう。
ちょっぴりダメ男のモモちゃんと、失恋に傷ついた桃は次第に惹かれてあっていく。
現在レンタルされている「さんかく」ですが、これはもう全日本人が観てほしい傑作です。特に恋愛にしょーもない経験がある人は必見。
上↑のジャケットなどでは「ほのぼのとした、地味な恋愛映画」を思わせますが、映画本編はそんな印象とは全然違う。
キモは後半の意外な展開にあると思います。予備知識なしで観てほしいのでこれ以降のネタバレ感想は未見の方は絶対に読まないでください。
というわけで以下、「さんかく」超絶ネタバレ感想です。
悲しい映画じゃない。でもこの展開に、自分は泣きました。
↓

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通りすがりです。
私も今見終わったとこです。
ラストのかよの微笑みはなにを意味してるのでしょうか?
自立してももと戻らないという印象を受けました。
こんばんは。
いろんな解釈があると思います。
「結局私のところへ戻ってきたのね」「やっぱりだめだなあ」というふうな、上から目線の微笑みだったのかもしれません。
通りすがりです。
あの笑顔は一言でいうと
「ざまあ」
だと思いますよ。
もう少し深めて読むなら
「ああ、私、クソみたいな男になにやってたんだろ?
マルチに逃避?不法侵入?自殺未遂?
私、馬鹿だった。本当に馬鹿だった!
でも、ほら見てよあの憔悴し腑抜けた顔。
私は無駄な時間を過ごしてしまったけど、
今、こうして清々しい気持ちですらいる。傷は負ったけど、私は成長したんだ。
愚かな男が哀れに立ち竦む、その目の前で悠然と見下している、私。
ざまあ!(微笑)」
女心ですね…
男性には分からないかもしれませんね。
男性目線、女性目線の恋愛感情が的確に描かれていて
興味深い映画でした。
通りすがり
マルチ商法はどうなったのか・・・
小野えれながただただかわいかったわ
マルチの費用→今までの貯蓄、仕事の退職金などから捻出。実家から借りたにしては皆自然体でしたからね。
最後の笑顔→とりあえず許したし許されたのかな、と。妹が投げられまくったダメ男に手をさしのべたシーンと同じではないかな?
曖昧に捕らえて良い映画じゃないかと思いました。
姉の方は、すべてを察していたと思う。だから、妹と喧嘩した。そして、一晩たって冷静になった。そんで、朝外にでると粘着質な元カレがいたと。そこで愛想つきたんじゃないかな。最後の笑みはそんな元カレを見下してるように見えた。
前ブログに頂いた、非公開コメントです。